• 投稿日:2025/10/26
自分に合うサロンシャンプーの選び方

自分に合うサロンシャンプーの選び方

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としお@埼玉スタイリスト

としお@埼玉スタイリスト

この記事は約7分で読めます
要約
自分に合うサロンシャンプー選びは「髪質と頭皮タイプを知る」ことが第一歩。髪質(細毛・太毛・癖毛・エイジング)と頭皮タイプ(乾燥・脂性・敏感)に合わせて、アミノ酸系などの「洗浄力」をプロの視点で選ぶことが重要。目的に合った処方で髪と頭皮を育てるのが成功の鍵です。

「サロンシャンプーが良いって聞くけど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない…」

そん声を多くのお客様から耳にします。

実は、シャンプー選びでいちばん大切なのは“高級だから”でも“人気だから”でもなく、

「自分の髪と頭皮に合っているか」 ということ。

髪質や頭皮環境は人それぞれ異なり、年齢や季節、ライフスタイルによっても変化します。

合わないシャンプーを使い続けていると、乾燥・ベタつき・抜け毛などのトラブルの原因にも。

そこで今回は、プロのスタイリストの視点から、

「自分に合うサロンシャンプーの選び方」 をわかりやすく解説します。

最初のステップは、自分の髪を正しく知ることから始めましょう。

1. 髪質を知ることが第一歩

美しい髪を育てるためのシャンプー選びで、まず最初に欠かせないのが 「自分の髪質を正しく知ること」 です。

髪は一人ひとり違い、太さ・硬さ・水分量・クセの有無などによって、合う成分や仕上がりが大きく変わります。

細く柔らかい髪

特徴:ボリュームが出にくく、絡まりやすい。湿気でペタンとしやすい。 

おすすめ:アミノ酸系などのやさしい洗浄成分で、ふんわり軽やかに仕上げるタイプ。

避けたいタイプ:しっとり系・オイル系シャンプー(重くなりやすい)

太く硬い髪

特徴:ゴワつき・広がり・まとまりにくさが気になる。 

おすすめ:保湿力の高いシアバター・アルガンオイル配合のしっとりタイプ。 

ポイント:内部補修成分(ケラチン・コラーゲン)もプラスされていると◎。

くせ毛・ダメージ毛

特徴:乾燥しやすく、うねりやパサつきが出やすい。 

おすすめ:**補修・保湿成分(CMC・加水分解ケラチン・アミノ酸)**配合タイプ。 

ポイント:ドライヤー前にアウトバストリートメントを併用すると、まとまりアップ。

エイジング毛

特徴:年齢とともに髪が細くなり、ツヤ・コシが減少。 

おすすめ:ボリュームケア+頭皮ケアができるエイジング用シャンプー。 

ポイント:頭皮マッサージと併用して血行を促すのが効果的。

髪質は年齢・季節・生活習慣によって変化します。

「昔と同じシャンプーなのに、最近まとまりにくい」「根元がペタンとする」などの変化を感じたら、

それは髪質が変わり始めたサインです。

まずは自分の髪の特徴を把握し、それに合ったケアを選ぶことが、

理想の髪質へ近づく第一歩になります。

2. 頭皮タイプに合った洗浄力を選ぶ

シャンプー選びで重要なのが、「自分の頭皮タイプに合った洗浄力」を見極めることです。

実は、頭皮は“肌”と同じで、乾燥肌・脂性肌・敏感肌などのタイプがあります。

この違いを無視してシャンプーを選ぶと、かえって頭皮環境を悪化させてしまうことも。

たとえば――

乾燥タイプの頭皮:しっとり系やアミノ酸系のマイルドな洗浄成分を選びましょう。  

→ 余分な皮脂を取りすぎず、潤いを保ちながらやさしく洗えます。

脂性タイプの頭皮:ベタつきやニオイが気になる人は、やや洗浄力の高いタイプを。  

→ ミネラルクレイやメントール配合など、すっきり感のある成分もおすすめ。

敏感タイプの頭皮:刺激の少ない、無添加・低刺激処方のものを。  

→ 香料やアルコールが少ないタイプを選ぶのがポイントです。

サロンシャンプーは、市販品に比べて「洗浄力のバランス」が繊細に設計されているため、

タイプに合わせて選ぶことで、洗いすぎず・残さず・整える理想的なケアが可能になります。

3. 成分表示をチェックするコツ

シャンプー選びにおいて「成分表示」を見ることは、とても大切なポイントです。

実は、ラベルの裏面に書かれている成分は “配合量の多い順” に記載されており、

どんな成分がシャンプーのベースになっているかを知る手がかりになります。

まず注目すべきは、洗浄成分(界面活性剤)。

以下のような名称があれば、比較的髪や頭皮にやさしいタイプです👇

ココイルグルタミン酸Na/TEAラウロイルメチルアラニンNaコカミドプロピルベタイン

これらは「アミノ酸系」「ベタイン系」と呼ばれ、マイルドな洗浄力で保湿性が高く、

カラーやパーマをしている髪にもおすすめです。

逆に、ラウレス硫酸Na や ラウリル硫酸Na などは洗浄力が強めで、

頭皮の乾燥やカラーの色落ちを早める原因にもなりやすいため、

敏感肌やダメージ毛の方は注意が必要です。

また、「補修成分」や「保湿成分」にも注目を。

加水分解ケラチン(髪のハリ・コシUP)セラミド/ヒアルロン酸(保湿・潤いキープ)植物エキスやオイル(ツヤ・柔らかさをプラス)

サロンシャンプーは、これらの高品質なケア成分が多く配合されているのが特徴です。

成分表を見るクセをつけることで、自分の髪と頭皮に本当に合った一本を見つけやすくなります。

4. 香り・質感・使用感も“自分に合う”が大事

シャンプーを選ぶとき、「香り」や「泡立ち」「洗い上がりの質感」も、意外と見逃せない大切なポイントです。

どんなに成分が良くても、毎日使って心地よく感じられなければ、長続きしません。

香りにはリラックス効果があり、自律神経のバランスを整えたり、ストレスをやわらげたりする働きもあります。

たとえば、

シトラス系:気分をリフレッシュしたい朝におすすめフローラル系:癒されたい夜のバスタイムにぴったりウッディ系/ハーバル系:自然派志向の方や男性にも人気

また、シャンプーのテクスチャー(とろみ具合)や泡立ちも、使用感の満足度を左右します。

泡がきめ細かく、髪全体を包み込むように洗えるタイプは、摩擦を防ぎ、髪への負担を軽減してくれます。

さらに重要なのが「洗い上がりの質感」。

サラサラ・軽やかに仕上げたい方 → シリコン入り・軽めのオイル配合タイプしっとりまとまりを重視する方 → アミノ酸系+保湿成分たっぷりタイプ

香りや質感の“好み”は、実は髪のコンディションや生活リズムにも影響します。

自分にとって 毎日使いたくなる1本 を選ぶことが、ヘアケアを「習慣」から「楽しみ」に変える第一歩です。

5. 美容室で相談するのが最短ルート

自分に合うシャンプーを見つけるうえで、いちばん確実で早い方法が 「美容室でプロに相談すること」 です。

美容師は、カットやカラーの施術中にお客様の髪質・頭皮の状態を直接チェックしています。

そのため、

髪のダメージレベル頭皮の乾燥や皮脂のバランスカラーやパーマ履歴
など、見た目だけではわからない部分まで正確に把握できるのです。

市販シャンプーではカバーしきれないダメージの深さや、季節ごとの頭皮変化にも対応できるよう、

美容師はプロ用ブランドの中から「今のあなたに合う」1本を提案できます。

また、実際にサロンで使用しているシャンプーを体験できるのも大きなメリット。

香り・泡立ち・洗い上がりの感触をリアルに確認しながら、

「自宅でもこの仕上がりをキープしたい」と思えるアイテムに出会える確率がぐっと上がります。

髪も肌と同じで、“今の状態”に合わせたケアが最も効果的です。

迷ったら、まずは信頼できるスタイリストに相談してみましょう。

あなたの髪に本当に必要な成分や洗浄力を、プロの目線で見極めてくれます。

まとめ:シャンプー選びは“自分を知ること”から

シャンプーは毎日の習慣の中で、髪と頭皮に最も長く触れるアイテム。

だからこそ、「何を使うか」よりも「自分に何が合うか」を知ることが大切です。

自分の髪質を正しく理解すること頭皮タイプに合った洗浄力を選ぶこと成分表示を確認し、必要なケア成分を意識すること香りや使用感も“心地よく続けられるもの”を選ぶことそして、迷ったら美容師に相談すること

これらを意識すれば、あなたにぴったりの“相棒シャンプー”が必ず見つかります。

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