- 投稿日:2025/11/01
英語を話せるようになりたいけれど、結局お金だけかかって終わっていませんか? 「勉強法がわからないから…」とローンを組んで教材やコーチングに頼ってしまう。 でも、数か月経っても思うように話せるようになっていない..... そんな経験、私にもあります。
英語を30年以上学び続けて感じるのは、“誰かに教わること”よりも、“自分で続ける仕組みを作ること”の方が大切だということ。 実際、私は「無料インプット+少額アウトプット」で、英語を話す力を育てています。
「お金をかけた=伸びる」わけではない
英語は“いかに継続できるか”がカギです。 コーチングや高額教材は、短期間で「何をすべきか」を教えてくれますが、自走できなければ効果はそこで止まります。
大切なのは、「誰かに管理してもらわないと続かない」状態を抜け出すこと。 それが、英語学習で本当に伸びるための第一歩です。
英語は高額な環境よりも、短い時間でも“毎日触れる・声に出す”習慣こそが、最強の教材になります。
インプットは「無料」で十分:自分で環境を作る
インプットにお金をかける必要はありません。
おすすめは Podcast と YouTube。 無料で、質の高い英語をいくらでも聞くことができます。
英語を聞くときのポイントは2つです。
ポイント①:「半分くらい分かるレベル」を選ぶ
理解できすぎる教材は退屈になり、逆に難しすぎる教材は挫折のもと。 内容の50〜70%くらい理解できるものが、耳を鍛えるのにちょうどいいです。 「わからない部分があっても聞き続けて慣れていく」ことが、リスニング力を伸ばします。
ポイント②:スクリプト(文字付き)で復習する
音声だけで聞いて終わりにせず、文字で確認してもう一度聞くのが効率的。単語の意味や内容をしっかり理解すると聞き取り精度が上がります。 スクリプト付きのPodcastやYouTube教材を選ぶのがおすすめです。
復習のコツは3つ
① 1回聞いて終わりにせず、「翌日もう一度」聞く
人は翌日8割忘れていると言われます。でもここで復習することで、忘れにくくなります。
② 聞こえた単語やフレーズをノートやアプリにメモする
メモをすることで意識できるようになります。結果、リスニング中に聞き取れる!と感じることが増えます。
③ “わかる”より“慣れる”を意識して続ける
このサイクルを続けることで、少しずつ“英語の音”が自分の中に定着していきます。
「聞いて・見て・もう一度聞く」——この繰り返しが、英語耳をつくります。
少額でできる本格インプット:NHKラジオ英会話
NHKのラジオ英語講座は、中学1年生レベルからビジネス英語まで幅広く対応しています。 テキスト代は月わずか600円ほど。 しかも、たった15分で「聞く・読む・話す」の練習がすべて完結します。
メリット① 忙しい日も“ながら学習”でOK
あまり気分が乗らない日でも、耳で聞いているうちに自然とスイッチが入るのがこの講座の良いところ。 番組の中で「ここは声に出してみましょう」「あなたならどう答えますか?」と話しかけてくれるので、受け身にならず、自然とアウトプットの練習ができます。
メリット②文法が苦手な人にもやさしい
多くの人がつまずく文法も、NHK講座では “解説が簡潔+実用的”。 「文法を学ぶ」よりも「会話でどう使うか」に重点があるので、自然に“使える文”を口に出す練習になります。
NHKラジオ英会話は、コスパ最高の“話せる英語”教材。
たった15分、耳を傾けるだけでも“英語の感覚”が確実に育ちます。
お金をかけるならここ!オンライン英会話(月3,000〜5,000円)が最強の投資
無料で英会話レッスンができるアプリやサイトもありますが、 私はオンライン英会話を強くおすすめします。
理由は大きく2つです。
理由①:講師がプロだから、的確に伸ばしてくれる
オンライン英会話では、資格を持つ講師やトレーニングを受けた先生が指導してくれます。 レベルに合わせてアドバイスしてくれるので、無理なくステップアップできます。
同じ講師を選べば、あなたの英語力や癖を理解してくれるため、 レッスンが“前回の続き”になり、上達スピードが格段に早くなります。
🗣「前回より発音が自然になったね!」 そんなフィードバックがもらえるのも、継続のモチベーションになります。
理由②:「お金を払った分だけ続けられる」心理が働く
人は無料だと、「今日は忙しいし、まあいっか」とついサボってしまいがち。 でも、月3,000〜5,000円でもお金を払うと、“もったいないから続けよう”という心理が自然に働きます。
この“もったいない”は、英語学習では強力な味方です。 続けるうちに「話すことが当たり前」になり、学習のリズムが整っていきます。
オンライン英会話は「お金を払うからこそ続く」学習法。 プロの講師とのレッスンを定期的に入れることで、英語を“実際に使う習慣”が身につきます。
無料アプリの落とし穴:会話ではなく“雑談”になりやすい
「無料のアプリなら何回でも話せるし、お得じゃない?」と思う人もいるかもしれません。 でも、無料だからこその欠点もあります。
落とし穴①:講師がいない・非ネイティブが相手
多くの無料アプリでは、英語講師ではなく一般の利用者が相手になります。 非ネイティブ同士の会話になることも多く、 楽しく話せても、文法や発音の間違いを指摘してもらえません。
その結果、 「英語を話している気にはなるけど、学習効果が薄い」 という状況に陥りがちです。
落とし穴②:出会い目的や勧誘の人が混ざるリスク
口コミを見ていると、
「急に“付き合わない?”と言われた」 「会話がいやらしい方向に進んだ」 といったトラブル報告も少なくありません。
無料の場では、安全性や目的意識がバラバラになりやすいのが現実です。
※こんな人には不向き
「英語を使ってみたい」段階の初心者や、 「勉強として話したい」目的の人には不向きです。
ある程度英語が話せて、嫌なことは英語ではっきり断れる自信がある人なら、 気軽な英会話練習として活用するのもアリですが、 初心者の学び方としてはリスクが高いと言えます。
無料アプリは「気軽に話せる」けれど、「学び続ける」環境にはなりにくい。 英語力を確実に伸ばしたいなら、安心して続けられる有料レッスンを選びましょう。
続けるコツ:仕組みと“強制力”を味方につける
英語学習を続けるためのコツは3つです。
①スケジュールを固定する。
たとえば「毎週木曜の夜はオンライン英会話」と決めてしまいましょう。 レッスンを予約しておくことで、「やるしかない!」という気持ちになり、自然と習慣化できます。
②“ながら時間”を活用する。
通勤中、家事の合間、散歩の時間など、耳が空いている時間を“英語タイム”に変えると、無理なく続けられます。 「机に向かう=勉強」という思い込みを手放すことで、気軽に英語を日常に取り入れられます。
③小さな変化を記録する。
覚えた単語の数や、レッスンで使えたフレーズなどをメモするだけで、成長を実感できます。 「昨日より少しできた」と感じられると、モチベーションが自然に保てます。
続けるコツは、“意志”ではなく“仕組み”。 英語を生活リズムの中に組み込めば、続けることが苦ではなくなります。
月5,000円で作る、英語学習の黄金バランス

無料部分で 「耳と知識」 を鍛え、 有料部分で 「実践と継続」 を確保する。
「英語を使うためにお金を使う」 これが、最もリターンの高い英語学習です。
まとめ:「頼る学習」から「仕組みで続く学習」へ
高額サービスよりも、自分の生活に合った学習設計が最強。
お金を使うなら、“学ぶ場所”ではなく“使う場”に。
月5,000円で英語の「聞く・話す」を回せば、確実に伸びる。
英語は“誰かに教わる”より、“自分で作る仕組み”が鍵です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。参考になったら嬉しいです。