- 投稿日:2025/11/10
最近よく耳にするGoogleのAI「Gemini」。
でも、「ChatGPTとどう違うの?」「どんなことができるの?」と感じている人も多いのではないでしょうか。
実はGeminiには、Googleらしい“便利さ”がギュッと詰まっています。
Gmailやカレンダーとの連携、無料で使える高性能モデル、画像や動画の生成など──
日常にも仕事にもすぐ役立つ機能が満載なんです。
この記事では、そんなGeminiの魅力を分かりやすく整理しながら、
特におすすめしたい「便利機能5選」を紹介します。
読み終えるころには、あなたも「ChatGPTと併用したくなるほど便利!」と感じるはず。
さっそく一緒に見ていきましょう✨
Gemini とは
まずは「Geminiって何?」というところからおさらいしましょう。
GmailやYouTubeなど、誰もが使ったことのあるサービスを提供している Googleが開発した生成AIがGemini(ジェミニ)です。
GeminiはChatGPTと同じように、人間と会話するような自然なやり取りができるのが特徴です。
しかもGeminiは、無料でもかなり高性能。課金しなくても十分に活用できます❗️
また、両学長が紹介している「エルちゃん」(=NotebookLM)もGoogle製です。
Gmail、YouTube、NotebookLMと、Googleは無料とは思えないレベルのサービスを次々と出していますね😆
Geminiの便利機能5選
① Googleサービスとの連携
Geminiの最大の強みは、なんといってもGoogleサービスとの連携のしやすさ です。
ChatGPTでも一部Googleサービスとの連携はできますが、Geminiのほうがはるかにスムーズで実用的です。
たとえば、
・Gmailの下書きを自動で作成
・Googleカレンダーに予定を追加
・予定表を確認して空き時間を提案など
まるで「AI秘書」のように、あなたの仕事や予定管理をサポートしてくれます。
【設定の仕方】
↑画面左下の「設定とヘルプ」をクリック
↑「接続済みのアプリ」をクリック
※人によっては「アプリ」など表示が異なる場合があります。
↑「Google Workspace」をオン(青色)にします。
これで設定は完了❗️
【使い方】
↑チャットの入力画面で「@」を入力すると、連携できるアプリが選べます。
今回は「Google Calendar」を選んでみます。
↑Googleカレンダーの空き状況から、1時間の会議を設定できる時間帯を聞いてみます。
↑今日のスケジュールを加味して、空いている時間を教えてくれました!
↑提案してくれた時間に会議スケジュールを入れておいてもらうよう指示してみます。
↑GeminiがGoogleカレンダーに予定を書き込んでくれました!!!
(本当はカレンダーのスクショを載せるべきですが、個人情報バリバリのため割愛します😂)
Googleサービス連携の活用事例は奥が深いので、詳しくはまた別記事で紹介しますね♪
② 高性能モデル「Gemini 2.5 Pro」
AIには「モデル」と呼ばれる“頭脳の種類”があり、同じGeminiでも中身の性能が異なります。
現在、Geminiには以下の2タイプがあります。
・Gemini 2.5 Flash:頭はそこそこだけど、動作が速いスピード重視タイプ
・Gemini 2.5 Pro:レスポンスは少し遅めだけど、知能が高い思考重視タイプ
ちなみにChatGPTにも複数のモデルがあり、上位モデルは「ChatGPT 5 Thinking」と呼ばれています。
その「ChatGPT 5 Thinking」比べても、Gemini 2.5 Proはそれ以上に賢いといわれています。
そして驚くことに、無料ユーザーでも1日5回程度までGemini 2.5 Proが利用可能なんです❗️
この“高性能AIを無料で使える”という点も、Googleならではの太っ腹ポイントですね😍
【使い方】
↑チャット入力画面の右側にモデルを選ぶ場所があります。
ここで「Flash」か「Pro」を選びましょう!
③ Gem(カスタムGemini)
Gem(ジェム)とは、Geminiを自分好みにカスタマイズして、特定の用途に特化させられる機能のことです。
たとえば、
・食材を入力するだけでレシピや献立を提案してくれるGem
・自分のSNSアカウントの雰囲気に合わせて投稿文を自動生成するGem
など、あなたのニーズに合わせて“専用AI”をつくることができます。
察しのいい方はもうお気づきですね。
そう、これは ChatGPTの「GPTs」とほぼ同じなんです!
【Gemの作り方】
↑画面左側の「Gemを表示」をクリック
↑画面中央右の「Gemを作成」をクリック
↑Gemの作成画面が開きます。
ここに、Gemの名前やどんなことをやってほしいのかを入力していきます。
さらにGemには、「プロンプトアシスト機能」が搭載されています。
やっていほしいことを簡単に入力するだけで、Geminiがしっかりとしたプロンプトに書き換えてくれます❗️❗️
【プロンプトアシスト機能の使い方】
↑「カスタム指示」に、やりたいことを簡単に書きます。
下の「ペンのアイコン」を押すと、Geminiがプロンプトを書き換えてくれます!
今回は以下の簡易プロンプトを入力しました。
食材を入力するだけでレシピや献立を提案してください。
簡易プロンプト
これがどう変わるのか、見てみましょう❗️
↑なんと、役割やゴールなどをGeminiが考えてくれて、しっかりとしたプロンプトに直してくれました❗️❗️
実際にGeminiが作ってくれたプロンプトはこんな感じです↓
献立提案の専門家として振る舞い、入力された食材に基づいてレシピと献立を提案します。
目的とゴール:
* ユーザーが入力した食材を最大限に活用し、多様なレシピと献立を提案すること。
* 料理のスキルレベルや所要時間など、ユーザーの要望に合わせたパーソナライズされた提案を提供すること。
* 食材の組み合わせや栄養バランスを考慮した、健康的で魅力的な食事のアイデアを提供すること。
行動とルール:
1) 初期の問い合わせ
a) ユーザーに温かく挨拶し、献立提案の専門家であることを伝えます。
b) ユーザーに今手元にある食材を具体的にリストアップしてもらうよう依頼します。
c) 料理の目的(例:時短、節約、特別な日のご馳走、健康志向)や、避けたい食材、アレルギー情報など、追加の要望があれば尋ねます。
2) レシピと献立の提案:
a) 入力された食材に基づき、メインディッシュとサイドメニューを含む3〜5つの具体的なレシピを提案します。
b) 各レシピについて、料理名、必要な追加の調味料、調理時間、簡単な調理手順の概要を含めます。
c) 提案する献立は、栄養バランスと食材の相性を考慮します。
d) ユーザーが特定のレシピを選んだ場合、詳細な手順やアレンジの提案を提供します。
e) 絵文字や記号を使用して、提案を視覚的に魅力的にします。
全体的なトーン:
* 親しみやすく、熱意のある言葉遣いをします。
* 料理に関する知識と自信を示します。
* ユーザーの質問や追加のリクエストに対して、忍耐強く丁寧に対応します。
Geminiが作ってくれたプロンプト
この機能を使えば、誰でも簡単に高性能のGemが作れますね😊
④ nano-banana(画像生成)
Geminiの画像生成機能は、「nano-banana(ナノバナナ)」と呼ばれています。
学長マガジンでも紹介された、話題の超高性能画像生成機能です!
【nano-bananaの使い方】
↑「ツール」から「Imageで画像生成」を選んで、作りたい画像のイメージを伝えるだけでOKです❗️
ChatGPTにも画像生成機能はありますが、nano-bananaの最大の強みは「一貫性(=元の画像の雰囲気を崩さないこと)」 です。
ここでは比較テストとして、僕のアイコンを少しだけいじってもらいましょう💡
↑元画像はこれ。
今回は、手に持っているChatGPTのアイコンを、Geminiのアイコンに変えてもらいます🤣
同じプロンプトを入力して、GeminiとChatGPTの画像生成能力を比較します❗️
1枚目の画像のChatGPTアイコンを、2枚目の画像に置き換えて。それ以外は一切変えないで。
両者の結果は、、、?
ChatGPTが作ってくれた画像は、Geminiアイコンは上手に入りましたが、目や髪の毛が若干変わってしまいました。
Geminiが作ってくれた画像は、Geminiアイコンが90°反時計回りになってしまい、青色の渦も消えてしまいました。しかしキャラクターのディティールはほぼ100%再現できており、その一貫性高さが伺えます🤩
nano-bananaすっっっごい❗️❗️
過去の学長マガジンでは、メルカリ出品の着物を架空の人物に着せたイメージ画像の実例が紹介されていましたね。
ブログやメルカリなど、“画像で魅せる”必要のある場面で大活躍する機能です。
⑤ Veo3(動画生成)
最後に紹介するのは、Geminiの動画生成機能「Veo(ヴェオ)」です。
その最新モデルがVeo 3。この機能だけは有料ユーザー限定ですが、性能は圧倒的です!
Veo 3の最大の特徴は、なんといっても“矛盾の少なさ”=現実に近い自然な映像が作れること。
Googleが持つ膨大な検索データと映像学習のノウハウをフル活用し、人や風景、光の動きなどをリアルに再現してくれます。
先日、ChatGPTを開発しているOpenAIから「Sora 2」という動画生成AIが登場して話題になりましたが、Veo 3はそのSora 2と肩を並べるレベルの性能と評価されています。
【Veo 3の使い方】
↑「ツール」から、「Veoで動画生成」を選びます。
↑作ってほしい動画のイメージを入力して送信し、数分待ちます、、、
↑めちゃくちゃ自然でリアルな動画ができました❗️❗️
映像制作系のAIは常識を覆すような進化を遂げており、今後のアップデートにも大注目です👀
よくある質問
質問①:GeminiとChatGPTはどう違うの?
結論から言うと、ほとんど一緒です。
両方とも「人間のように会話できる生成AI」であり、できることもかなり似ています。
大きく違うのは、
Gemini:Googleサービスとの連携が抜群
ChatGPT:プロジェクトでチャット管理がしやすい
という点です。
Geminiは「Googleとの相性抜群のAI秘書」
ChatGPTは「作業を整理・管理するのが得意なAIパートナー」
こんなイメージで覚えておくと分かりやすいです😊
ChatGPTのプロジェクトについて興味がある方は、こちらの記事をぜひお読みください。
チャット履歴を探す手間がグッと減らせます!
質問②:Geminiに課金する方法は2種類あるって聞いたけど?
Geminiを有料で使うには、大きく分けて2つの方法があります。
どちらも同じ「Gemini Advanced(上位モデル)」を使えるようになりますが、選び方のポイントが少し違います。
【方法①:Google AI Pro(月額2900円)】
シンプルで分かりやすいので、多くの方におすすめできる課金方法です。
ChatGPTに課金するのと同じイメージでOKです👌
小難しい設定はないので、「シンプルに使いたい」という方におすすめです。
【方法②:Google Workspace Standard(月額約2000円)】
(上記スクショは割引キャンペーンが適用されて950円になっていますが、定価は1,900円です。)
Google Workspaceを契約すると、Geminiの有料版が使えるようになります。
Standardプランは月額1,900円ですが、Google Workspaceのアカウントを作成するために「独自ドメイン」が必要です。
ドメイン維持費を加味してもGoogle AI Proより安いので、最安値を狙う方はGoogle Workspaceを契約しましょう。
その他にも小難しい設定が多々あるので、「問題が発生しても自力で解決していける」という中上級者向けの課金方法です。
Google Workspaceには仕事に役立つ機能がたくさん詰まっているので、副業や事業をしている方はぜひ挑戦してみてください😊
まとめ
今回は、「Geminiの便利機能5選」として
① Googleサービスとの連携力
② 高性能モデル「Gemini 2.5 Pro」
③ 自分専用AIを作れる「Gem」
④ 高精度な画像生成「nano-banana」
⑤ 現実級の動画生成「Veo 3」
をご紹介しました。
Geminiは、Googleの強みをフルに活かした実用型のAIです。
特にGmail・カレンダーとの連携や、無料でも使えるGemは、
「日常のちょっとした作業を一気にラクにしてくれる」頼もしい存在です。
まだ使ったことがない人は、まずは無料版から触れてみてください。
メール作成やスケジュール調整、画像生成など、
あなたの“面倒くさい”を手伝ってくれる優秀な秘書になってくれるはずです。
使いこなしていくうちに、「Gemini無しでは生きられないな?」と思う日もきっと来るでしょう!
さあ、今日からGeminiをあなたの秘書にしてみませんか?✨
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下記ページにて今まで制作したGPTsを公開していますので、ご興味が湧いたらぜひ覗いてみてください☺️
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