🪄 初心者でもできる！GeminiとGoogleスライドで資料づくりを自動化

はじめに

「資料づくりって時間がかかる…」そんな悩みを持つ方に朗報です。

Googleが提供するAI「Gemini」を使えば、文章を入力するだけでスライド原案を自動で作成し、ワンクリックでGoogleスライドに変換できるようになりました。
本記事では、初心者でもわかるように「Geminiでスライドを作る基本手順」と「使いこなしのコツ」を、実際の画面イメージを使いながら解説します。

Geminiとは？Googleスライドと何ができるの？

Gemini（ジェミニ）は、Googleが開発したAIアシスタントで、文章作成・要約・資料構成などを得意としています。
特にGoogleスライドと組み合わせることで、「AIにテーマを伝えるだけでプレゼン資料のたたき台を作る」ことができます。

たとえば「職場のDX推進について5枚スライドを作って」と指示すれば、Geminiがタイトルや構成、各スライドのポイントまで自動で提案してくれます。
Geminiは、Googleアカウントを持っていれば無料で使えるほか、有料版の「Gemini AI PRO」やGoogleWorkspaceでは、より精度の高い出力が可能です。

📘補足：

AIアシスタント＝質問や命令を理解して自動で文章やアイデアを生成する人工知能。

DX（デジタルトランスフォーメーション）＝デジタル技術を使って業務や暮らしを効率化すること。

準備しよう！Gemini Canvasでスライドを作る前に知っておきたいこと

Geminiでスライドを作るときに必要なのは、「Geminiを開く」ことだけ。

Geminiには「Canvas（キャンバス）」という作業エリアがあり、ここでAIと一緒にスライドの原案を作ります。
テーマを入力すると、Geminiが自動的にスライド構成（タイトル・見出し・本文）を考えてくれる仕組みです。

ポイント：

Gemini Canvasは、Googleドキュメントやスライドと同じようにクラウド上で動作します。

完成した原案は、右上の「Googleスライドで開く」ボタンからスライド形式に変換できます。

特別な設定や拡張機能は不要です。

つまり、Gemini Canvasだけでスライドのたたき台が作れ、1クリックでGoogleスライドに移行できるという流れです。

📘補足：

Canvas＝Gemini内の編集スペース。文章やスライドをリアルタイムでAIと共同編集できる。

クラウド上で動作＝パソコンやスマホに保存しなくても、Googleアカウントに自動で保存される。

実践！Geminiでスライドを自動作成する手順（指示文つき）

ここからは、実際にGeminiを使ってスライドを自動作成する手順を紹介します。
手順はとてもシンプルで、慣れれば数分で1本のスライド原案が完成します。

① Geminiを開いてCanvasモードにする

gemini.google.com にアクセスします。

　指示文を入れます。

今回はリベ大Youtubeのタルムード金言集をスライドに変えてみたいと思います。
下記をコピーして、テキストエリアにプロンプト（AIへの指示文）を入力します。

　Canvasを設定します。

①ツールを選択

②Canvasを選択

③スタート

スライドを作成します。と出てきたら成功です。
数分待ちます。私の場合は２分程度で出来上がりました。

② 出力結果を確認・調整する

Geminiがスライド案を生成したら、構成や流れを確認します。

上の矢印で次のスライドに動かすことができます。

🚢出来上がったスライド🚢

修正したい場合は、「構成をもう少し具体的に」「図を入れて説明して」などと追記して再生成を依頼します。

💬応用例
中学生にもわかるように説明するスライドを作ってください。
5ページで、1ページ目はタイトル、最後はまとめにしてください。

💬 構成指定の例
「課題→原因→解決策→効果→まとめ」の5枚構成でスライドを作ってください。

💬 デザイン指定の例
明るく親しみやすい雰囲気で、見出しに絵文字を入れてください。

③ Googleスライドで開く

右上の「スライドにエクスポート」ボタンを押すと、自動でスライド形式に変換されます。

左下に出てくる「スライドを開く」をクリック！

Googleスライドが開かれます。
背景やフォント、レイアウトは後から自由に編集できます。

📘補足：

プロンプト＝AIへの指示文。具体的に書くほど精度が上がります。

再生成＝AIに再び考えさせて新しい案を作り直す操作。

使いこなしのコツと注意点（＋応用編）

GeminiとGoogleスライドをうまく使いこなすには、AIにすべてを任せず「人の感性で整える」ことが大切です。

① AIの提案を“たたき台”として使う

Geminiが作るスライドは原案です。構成や言葉遣いが完璧とは限らないため、最後は自分の言葉で整えましょう。
特に発表に合わせたトーンへ変えると、自然で説得力のある資料になります。

② スライドの枚数や構成は遠慮なく指示する

「3枚で短く」「10枚で詳しく」など、構成変更の指示を簡単に出せます。
再生成を使って、AIと一緒に資料構成をブラッシュアップしていきましょう。

③ デザインはGoogleスライドで整える

Canvas上では文章中心なので、デザインはGoogleスライドで仕上げましょう。
テーマカラーやフォントを整えるだけで印象が大きく変わります。
「テーマ」「マスター編集」などの機能を活用して統一感を出すと効果的です。

④ 応用編：画像やグラフを追加して見やすくする

AIが作るスライド原案には画像やグラフは含まれません。以下の工夫で視覚的にわかりやすくなります。

画像追加：「挿入 → 画像 → ウェブ検索」で関連イメージを入れる

グラフ追加：「挿入 → グラフ → 円グラフ（または棒グラフ）」を選択

Gemini活用法：「この内容を説明する図を作るにはどんな構成がいい？」と質問すると図のアイデアを提案してくれます

⑤ 注意点

機密情報や社外秘データはGeminiに入力しない

Geminiの生成内容は100％正確ではないため、必ず内容確認を

公開前には誤字脱字や図表の整合性もチェック

まとめ

Gemini Canvasを使えば、スライドづくりが驚くほどスムーズになります。

AIが「構成を考え」、人が「伝え方を整える」——そんな新しい資料作成スタイルが、あなたの時間を大きく節約してくれます。

短時間で質の高い資料を作りたい方は、ぜひ一度Gemini Canvasを試してみてください。