- 投稿日:2025/11/20
今回は自律神経についてのお話です。
よく相談に来られます。
「自律神経が乱れてるって言われました。どうしたらいいんでしょう?」と。
「脱水ですねとか、足の筋肉が弱っています」とか言われたときは何をすればいいかわかりますよね。
水分を摂ろうとか、歩こうとか対策が打てます。
しかし、自律神経が乱れていると言われても、どうしてよいかわからないですよね?
「自律神経よ、整え!」と念じても良くなるわけではありません。
自律神経に対する対処の現状

私は薬剤師もやっていますが、今のところ自律神経を整える薬はありません。
自律神経が乱れた結果出た症状を抑えるための薬が出ています。
例えば、胃の調子が悪ければ胃腸薬が出ています。
眠れないということなら睡眠薬が出ているという状態です。
それはそれで良いのです。
西洋医学における自律神経の定義
そもそも自律神経とは何でしょうか?
西洋医学ではこうです。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれます。
興奮状態では交感神経が優位になり、リラックス状態では副交感神経が働き、内臓が動いている状態です。
ざっくりとこんな感じです。
自律神経はどこにあるのでしょうか?
主に脳にあり、それが背骨を通り、背骨から全身へ広がっています。
主に密集しているのは脳と背骨です。
この神経の通りが悪くなると、トラブルが起きます。
自律神経は背骨から広がっている

ここで大事なのは背骨が動いていることです。
背骨の間の椎間板が潰れていたり、詰まっていたりすると、背骨の動きは悪くなってしまいます。
私の場合は以前は全く背骨が動いてなかったので、よくわからない疲労感とかいろんなトラブルに悩んでいました。
全身の循環が悪くなるので、寝ても疲労が抜けなくなってましたね。
座るときに背骨が縮むってことが起こると、いちいちしんどくなってしまいますからね。