- 投稿日:2025/11/25
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要約
思春期を過ぎても続くニキビ、保険治療をしても改善せず繰り返すニキビ。
「もう治らないのでは?」と感じてしまう方も少なくありません。
本記事では、
・イソトレチノインとは
・実際に改善が見られた患者さまを見て
・治療を受ける注意点
皮膚科ナースの立場から解説します。
なぜ「治らないニキビ」は存在するのか
ニキビができる原因は様々で、肌のターンオーバー、ホルモンバランス、食生活の乱れ、ストレスなどがありますが、
繰り返すニキビの直接の原因は、皮脂腺の肥大化にあるといわれています。
皮脂の過剰な分泌
↓
毛穴が詰まりやすくなる
↓
炎症が起きる
このサイクルが起きることによって、皮脂腺の炎症と詰まりがおき、非常に治りにくいタイプのニキビができていきます。
【結論】イソトレチノインは“重症ニキビ”の切り札
イソトレチノイン(ロアキュタン)は、
重症・難治性のニキビに対して効果が期待できる内服薬です。
皮脂分泌を根本から抑えるため、長期的にニキビができにくい状態の肌へ導きます。
ただし、“誰でも飲めるわけではない薬”であり、注意して内服を始める必要のある薬です。
必ず医師の診察と判断、採血データを確認しながらの内服が必要な治療となります。
イソトレチノインとは?効果と特徴
イソトレチノインはビタミンA誘導体に似たレチノイドというグループに属する内服薬です。
以下の作用によりニキビを根本的に改善します。
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