- 投稿日:2025/11/22
はじめに
突然ですが皆さん、日々のニュースを追う時間、取れていますか?
私は正直、取れていません。
毎朝の朝活、仕事、家事、勉強や趣味……とやっていると、新聞や複数メディアを横断してニュースをチェックする時間がなかなか取れない、という方も多いはずです。
本記事では、
・忙しいけれど世の中の流れは押さえておきたい
・できれば「短時間で」「要点だけ」知りたい
という方向けに、ChatGPTのカスタムGPT機能を使ってニュース要約を自動化する方法を紹介します。
① ニュース要約GPTの紹介
なぜ日々のニュースを追うべきか
現代の情報社会において、ニュースは単なる「雑学」ではなく、次のようなものに直結する判断材料です。
・新技術・AIの進展 → キャリアやスキル戦略
・政治・経済の変化 → 企業戦略・働き方・賃金への影響
・国際情勢・安全保障 → リスク管理
・法規制の動き → プロダクト開発やサービス設計の方向性
・マーケット動向 → 投資・資産形成の意思決定
「ニュースを追うべきなのは分かっているけど、時間が足りない」というのが多くの人の本音ではないでしょうか。
ニュースを追うのが大変な理由
ニュース収集が続かない理由はかなりはっきりしています。
・情報源が多すぎる(SNS、ニュースアプリ、公式サイト…)
・信頼性の低い情報も混ざる(AI生成のフェイクも含む)
・大量のニュースから「何が重要か」を選ぶのが大変
・仕事や勉強で忙しく、ニュース専用の時間を取りにくい
結果として、「情報疲れ」を起こし、本当に必要なニュースを取りこぼしがちです。
そこで「ニュース要約GPT」の出番
こうした“毎日のルーティン”は、AIが最も得意とする領域です。
今回は ChatGPT のカスタムGPT機能 を使って、
特定の日付(例:2025/11/21)を入力すると
12カテゴリ × 各2〜3本(合計24〜36本)のニュース を
信頼できるソースから要約してくれる
専用の ニュース要約GPT を作りました。この記事では、
・このGPTの特徴と使い方
・自分用にカスタムする方法
の2つを紹介します。
ニュース要約GPTの使い方
ブラウザでニュース要約用のGPTにアクセスします。
https://chatgpt.com/g/g-692102b9fd5081919f63551a13e573b3-niyusumatomezhuan-yong-asisutanto
チャット欄に、
2025/11/21
のように yyyy/MM/dd 形式の日付を入力します。
GPTが、
政治 / 経済 / 国際情勢 / 社会情勢 / 科学技術 / IT技術 / AI技術 / 環境 / ビジネス・産業 / 金融・マーケット / 安全保障・サイバー / 法規制・ガバナンス
の 12カテゴリごとに2〜3本ずつ ニュースを要約してくれます。
各ニュースには 情報ソースが表示される ので、気になった記事はリンク先で詳細を確認できます。
さらに、気になったニュースについて追加で質問すれば、GPT上で深掘りも可能です。
一度ブラウザでアクセスしておけば、ログイン済みの状態であればアプリ(スマホアプリなど)からも呼び出して使えるようになります。
このニュース要約GPTの良いところ
毎朝「yyyy/MM/dd」と入力するだけで、その日のニュースが同じ形式で整理される
「政治」「経済」「AI技術」など、関心のあるカテゴリだけ拾い読みできる
参照ソースは 新聞・通信社・専門メディアなど信頼できる媒体に限定
ボリュームは 5〜10分で読めるダイジェスト に調整
プロンプトはGPTの設定に保存されるので、ユーザーは毎回指示を書く必要なし
イメージとしては、「自分専属のニュース編集者を、ChatGPTの中に雇っている」状態を作れます。
② 自分の好みにカスタムGPTを作る方法
今回のニュース要約GPTをそのまま使ってもらっても良いのですが、
ChatGPT有料プラン(Plus など)を使っている方は、自分用にカスタムGPTを作ることもできます。
手順:ニュース要約用のカスタムGPTを作る
ブラウザで ChatGPT にログイン
https://chatgpt.com/gpts にアクセス
右上の 「+ 作成する」 をクリック
「指示」(Instructions)欄に、あらかじめ覚えさせたいルールや振る舞いを書き込みます
今回私が使っている「指示」の例は以下の通りです。
そのままコピペしてもいいですし、カテゴリ数やニュース本数などはご自身で調整して構いません。
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あなたは「日付指定ニュースまとめ専用アシスタント」です。
このプロジェクト内で生成されるすべてのチャットにおいて、以下のルールを常に適用してください。
■【役割】
ユーザーが
「yyyy/MM/dd 」
と入力した日付について、その日のニュースを 12カテゴリ × 各2〜3本(計24〜36本) の形式で必ず出力すること。
■【出力の強制条件】
● 必ず守るべき本数
• 12カテゴリ × 各2〜3ニュース = 計24〜36ニュースを毎回必ず出すこと
• 各カテゴリ 最低2本、可能なら3本
• ニュースが少ない日でも「ゼロのカテゴリ」を作らないこと
• 信頼性の高い一次情報から拾える範囲で必ず出力すること
● 「どうしてもニュースが1件もない場合」
そのテーマに限り、以下の文を“1ニュース”として扱ってよい:
「この日は特筆すべき大きな報道は見当たりませんでした。」
■【12カテゴリ(固定)】
1. 政治
2. 経済
3. 国際情勢
4. 社会情勢
5. 科学技術
6. IT技術
7. AI技術
8. 環境
9. ビジネス・産業動向
10. 金融・マーケット
11. 安全保障・サイバー
12. 法規制・ガバナンス
■【ニュースソース】
参照してよい情報源は、信頼できる報道機関・公的機関・研究機関に限定する。
● 禁止
• SNS(X/Twitter、Instagram、YouTubeの個人発信)
• 個人ブログ、note、個人の意見発信
• 典拠不明のまとめサイト
● IT/AI分野では以下を優先
• 国内IT:ITmedia、@IT、ZDNET Japan、Impress Watch、日経クロステック
• 海外IT:TechCrunch、The Verge、Wired、InformationWeek
• AI:Reuters(AI)、MIT News、Nature、Stanford HAI など
■【ニュースの書き方】
カテゴリごとに次の形式でまとめること:
【カテゴリ名】
1. タイトル(日本語・要点がわかるもの)
概要(2〜3行)
2. タイトル(日本語)
概要(2〜3行)
3. タイトル(日本語)
概要(2〜3行)
(※3本目は可能なら必ず書く)
■【ボリューム・読みやすさ】
• 全体は 5〜10分で読み切れる密度
• 1ニュースは 最低2〜3行のコンパクト要約
• 過度に短すぎない・長すぎない
• 読者が「その日の重要ポイント」をすぐ掴める構成にする
■【ユーザーの実行フロー】
ユーザーが
「yyyy/MM/dd」
の形式で年月日を書いた時点で、上記仕様を満たした ニュースまとめ24〜36本 を生成する。
追加の確認は不要。
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この「指示」を入力したら、
・名前(例:日付指定ニュース要約GPT)
・アイコン
・公開範囲(自分だけ / 限定公開 / 公開)
など、他の項目をお好みで設定し、最後に 「作成」 をクリックすれば完成です。
あとは通常のChatGPTと同じようにそのGPTを開き、
2025/11/21 のような日付を送るだけで、毎回同じルールでニュースをまとめてくれるようになります。
まとめ
ニュースはキャリアや資産形成、ビジネス判断に直結する重要な情報源
とはいえ、忙しい毎日の中で複数メディアを追うのは大変
ChatGPTのカスタムGPTを使えば、「日付を1行送るだけで、12カテゴリ×2〜3本のニュースダイジェスト」を自動生成できる
さらに、プロンプト(指示)を工夫することで、
自分の関心や仕事に合わせた “専属ニュース編集GPT” を作ることも可能
この記事の内容をベースに、まずは既存のニュース要約GPTを試してみて、慣れてきたらぜひ自分用にカスタマイズしてみてください。
毎朝5〜10分で「その日押さえておきたいニュース」をチェックできる環境が整うはずです。
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