- 投稿日:2025/11/30
はじめに
皆さんこんにちは。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関や周りの人が教えてくれない「へぇ〜」と思えるお金の話を、40歳でFIREした私が分かりやすくお伝えしていきます。
今回のテーマは 「生命保険会社の本社ビルがなぜあれほど豪華なのか」 という話です。
先日、テレビ番組で大手生命保険会社の本社ビルが紹介されていました。
見た瞬間、「めちゃめちゃ豪華やん…」と衝撃を受けました。
歴史ある家具、広大なロビー、洗練された内装。
働く環境として整えているのは理解できますが、ここまで豪華である必要はあるのか?というのが率直な感想でした。
実は、この「豪華さ」には私たちが見落としてはいけない重要な意味が隠れているのです。
生命保険会社の本社ビルが豪華な理由
結論を言えば、生命保険会社はものすごく儲かっているからです。
なぜ儲かるのか?
その原資はどこからきているのか?
もちろん答えはシンプルで、
私たちが支払っている保険料から です。
そして生命保険会社は、
・保険料収入
・運用益
・解約控除
・販売手数料
など、あらゆる形で利益を積み上げています。
代表例として「貯蓄型保険(変額保険・変額年金保険)」があります。
これらの多くは 投資信託+掛け捨て保険を組み合わせた“高コスト商品” であり、
本来あなたが受け取るべきリターンの一部を保険会社がもらっています。
豪華な本社ビルの背景には、この「高コスト商品による巨額利益」があるわけです。
インデックス投資をしている人にも関係がある話
「私はインデックス投資だけだから、保険会社とは関係ない」と思う方もいるかもしれません。
しかし実際は、全世界株式の中にも生命保険会社は多く含まれています。
つまり、
保険会社が儲かれば、その株を持つあなたにも利益が還元される
という側面があるのです。
とはいえ、保険料を払いすぎていると
「投資で得たリターン以上に保険に搾取される」
という本末転倒な状態になってしまいます。
貯蓄型保険の「本当の仕組み」
貯蓄型保険とは簡単に言うと、
①あなたが払う保険料
②その中に含まれる運用部分
③掛け捨ての保険部分
④保険会社の取り分
これらが一体化した商品です。
特に変額個人年金保険では、
・1年目に保険料の80%が手数料(販売員報酬)で消える
・2年目以降も3〜5%(販売員報酬)の高コスト+保険会社の手数料
というケースもあります。
投資の世界では数%の手数料が長期でどれほど悪影響か、皆さんはご存じですよね。
だから私は、
「貯蓄型保険はコスト面だけ見れば“ゴミ商品”です」
と言っています。
そもそも生命保険会社は“相互扶助”から生まれた
もともと保険は「相互扶助」の精神で始まりました。
みんなで少しずつお金を出し合い、
万が一の人を助け合う。
この仕組み自体は今も変わっていません。
しかし、現代の保険会社は営利企業です。
利益が出れば出るほど本社ビルが豪華になるのは当然の流れです。
問題は、
利益が加入者に還元されにくい構造になっている点
です。
県民共済などは「割戻金」という形で余った分を返してくれます。
これは本来あるべき姿です。
しかし多くの民間保険会社は利益を戻しません。
だからこそ、
保険に入っている人は「自分が払ったお金の行き先」を意識すべき
なのです。
保険に入るなら“必要最小限”が正解
私は保険を全否定しているわけではありません。
必要なのは
掛け捨ての死亡保険(家族を守るため)
必要最低限の医療保険(感情面で欲しい場合はOK)
これだけで十分です。
貯蓄型保険に入ってしまうと、
「搾取される側」に回ります。
豪華な本社ビルは、あなたが支払った保険料の結果です。
この視点を一度持つと、今入っている保険を見直すきっかけになるはずです。
おわりに
生命保険を販売している人が悪いわけではありません。
多くの人は「それが普通」と思って仕事をしています。
しかし加入者側は「真実」を知る必要があります。
大事なのは、
距離を置くべき保険と、入るべき最低限の保険を自分で見極めること
です。
あなたのお金は、あなた自身の資産形成のために使うべきです。
余計な保険で奪われないよう、ぜひ今日の内容を参考にしてください。
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