- 投稿日:2025/12/05
はじめに
最近、家の敷地内に野良猫が2匹住みつくようになりました。
最初は家族がこっそり餌をあげていたのに気づいたのがきっかけです。
かわいい気持ちで餌をあげてしまう…これはよくある話だと思います。
しかし、私の頭にまず浮かんだのは
「もし妊娠・出産して、さらに増えてしまったらどうしよう…」
という不安でした。
近年よく耳にする“多頭飼育崩壊”。
あれは「最初の一歩」に誰もがなり得る問題だと感じています。
そこで私は、
責任を持って避妊・去勢手術までやろう
と決めました。
この記事では、
・どうやって野良猫を捕まえたか
・手術の費用や流れ
・手術後の猫たちの様子
・初心者でもできたポイント
を、私の実体験としてシェアします。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
捕獲機を知ったきっかけ
まず「どうやって捕まえればいいの?」から調べ始めました。
ネットで調べてみると、
動物病院で捕獲機をレンタルできる
という情報を発見。
ただし条件として、
捕獲→そのまま避妊・去勢手術を受けさせること
が必要でした。
これは地域によってルールが違うようなので、
これから利用する方は、地元の動物病院や自治体に確認すると良いと思います。
1匹目の捕獲はスムーズに
家族が2〜3ヶ月ほど餌をあげていたので人馴れしており、
捕獲機に唐揚げを入れたところすんなり捕まってくれました。
実は当初、
「餌をあげていたこの子だけ手術すればいいかな」
と思っていました。
しかし“もう1匹の行動”が心を動かした
捕獲機に入ってしまった1匹目を見て、
もう1匹の猫がソワソワと心配そうに周りを歩き回り、
さらには捕まえた鳥を捕獲機の近くにそっと置いていったのです。
その姿を見て、
「ああ…この子たちは仲間なんだ。2匹とも手術しなきゃ」
と自然に思えるようになりました。
2匹目は意外にもすぐ捕獲
2匹目は餌をもらっていなかったので、
「捕まるかな…」と不安でした。
ですが、捕獲機を設置して部屋を出た直後、
すぐに“ガシャン”と音が。
まさかの即捕獲でした。
手術費用について
今回お世話になった動物病院では、
オス:8,000円
メス:16,000円
合計 24,000円 の出費でした。
相場よりは安い方ですが、決して軽い金額ではありません。
ただ、私は
「増えてしまってからではもっと大変」
と思い、納得して支払いました。
数年前、別の猫を手術した時には自治体の補助金(上限5,000円)がありましたが、
今回は制度が終了しており使えませんでした😞
地域によっては補助金があるので、事前に調べる価値があります。
手術後の猫たちの行動
野良猫だったため、麻酔が切れるとすぐに捕獲機から飛び出し、
そのまま庭へ逃げていきました。
その日は「もう来ないかもしれない…」と心配しましたが、
翌日には普通に餌を食べに来て一安心。
野良猫とはいえ、生活圏はしっかりここにあるんだと感じました。
今の猫たちの様子
手術が終わってからも、2匹は変わらず家の敷地内で過ごしています。
特にお気に入りの場所は、台所の近くの窓辺。
家族が台所に立つと「ニャーニャー」と鳴いて餌を催促してきます。
以前は私の顔を見るとすぐ逃げていましたが、
最近は声をかけても逃げなくなりました。
捕まえて嫌な思いをさせたはずなのに…
少しずつ心を開いてくれているようで、とても嬉しいです。
おわりに
野良猫はかわいくて、つい餌をあげたくなるものです。
でも「餌をあげる=小さな責任が生まれる」ことも忘れてはいけないと感じました。
私は今回、
多頭飼育崩壊を防ぐための“最初の一歩”として、避妊・去勢手術を選択しました。
大きなことはできなくても、
目の前の猫たちの未来を守る選択はできます。
この記事が、同じような状況の方の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。