- 投稿日:2025/12/09
- 更新日:2025/12/09
はじめに
「ChatGPTに『40文字で』ってお願いしたのに、20文字で出てきた…
指摘しても、謝ってくれるだけで全然直してくれない!!」
生成AIを使ってるみなさん、これ、「あるある」ですよね?
指定した文字数を守ってくれず、指摘しても、AIが自分のミスを悔やむだけで一向に改善せず、イライラは募り、結局自分で手直しする羽目に…。
これでは、時短どころか作業が増えてしまいます。
今回は、この生成AIの「指示を守らない問題(文字数編)」を解決するため、ChatGPTとGeminiで検証を行いました。
その結果見つけた、AIに文字数を絶対(ある程度)守らせるための
「プロンプト戦略」を、分かりやすく解説していきます!
(結論急ぎたい方は、一番下までスクロールお願いします。)
1. 原因確認:なぜ生成AIは文字数を守れないのか?
まず、生成AIが「文字」をどう認識しているかを知ることが重要です。
早速、Geminiさんに聞いてみました。
ーーー
なぜ文字数を守れないのか?(原因)
最大の原因は、AIが言葉を
「文字(あいうえお)」ではなく
「トークン(意味を持つデータの塊)」で計算しているからです。
人間の数え方: 「こんにちは」= 5文字
AIの数え方: 「こんに」「ちは」= 2トークン(※モデルにより異なります)
AIは「何文字書いたか」を数えながら書いているわけではなく、「指定されたトークン量におおよそ収まる確率が高い文章」を予測して生成しています。
日本語は特に、ひらがな・カタカナ・漢字が混ざるため、トークン数と実際の文字数の換算が非常に難しく、ズレが生じやすくなります。
ーーー
つまり、「おおよその勘でこれぐらいで指定文字数やろ」みたいなノリで生成してたわけですね!
2. 解決案:自分で見直してから提出しましょう
生成AIの勘で当てに来ているとなると、
根本的に文字数を合わせるのが難しいなら、どうするか?
答えは、
:
:
:
「AI自身に『これで合ってる?』と見直しさせるプロセス」を組み込むことです。
人間と同じように、「文章を書く→文字数を数える→規定外なら書き直す」という検証プロセスを、AIの思考の中に発生させます。
こちらも、Geminiさんに「あなたはどうしたら、文字数を検証してから出してくれるのかね」と相談を行い、下記のようにまとまりました。
プロンプト:
```
# 前提条件
あなたはプロのコピーライターです。指定された制約を厳密に守り、魅力的な文章を作成します。
# タスク
ユーザーが提供する{テーマ}に基づき、短いキャッチコピーを作成する。
# 制約事項
- 出力する文章の長さは、厳密に36文字以上、40文字以内とする。
- 句読点、記号も1文字としてカウントする。
- 文法的に正しい日本語を使用する。
# 出力形式
最終回答:[ここに文章]([文字数]文字)
それでは、ユーザーにテーマを聞いてください
```
指示の戦略としては、
✧ 文字数のルールを厳密に、かつ少し幅を持たせて規定する。
→ 厳密に36文字以上、40文字以内
✧ 出力する文章と一緒に、必ず「文字数」を表示させる。
→ 最終回答:[ここに文章]([文字数]文字)
この「文字数を表示させる」という一手間がポイント!
AIは出力直前に「文字数を表示しなきゃ」と認識することで、
「あれ、文字数がルール通りじゃないぞ」と自己修正を試みるようになります。
3. 実践結果:
[ChatGPT(5.1Auto)の場合]
んー・・・なんかいまいちですね。文字数は良いですが、句読点がなくて読みづらいし、文章も中途半端です。
[ChatGPT(5.1Auto+エージェントモード)の場合]
お!なんかそれっぽくなりましたね。さっきからずっと36文字(下限ギリギリなのが気になりますが)
[Gemini(思考モード 3 Pro搭載)の場合]
おおお!文字数も上限ギリギリで、句読点もしっかり使えていて、内容も結構いい気がします。
4. 比較検証!GeminiとChatGPTで見えた思考の違い
さて、ChatGPTのエージェントモードとGeminiの思考モードでは、
生成AIがどのように考えてその出力に至ったのかを見ることができます。
果たして、当初の戦略通り、文字数を見直しするプロセスが働いているのか
実際に動きを確認していきましょう。
[ChatGPT(5.1Auto+エージェントモード)の場合]
思考の過程を見るには、「38秒で完了しました>」と表示されているところをクリック(タップ)すれば確認できます。
↓ 抜粋してきました。

なんと!Pythonを使って、
作成した言葉の文字数を検証しているではありませんか!
素晴らしいですね。ただ、検討内容を見ると、意図的に36文字に調整してるみたいですね。逆に38~40ぐらいに幅を狭めたほうが良かったか・・・
[Gemini(思考モード 3 Pro搭載)の場合]
続いてGeminiです。こちらは「思考プロセスを表示 V」を押せば表示されます。
↓こちら
ぴゃー・・・なんか色々やってるっぽいけど
English??、ヨクワカラナイ
ここで、少し脱線しますね。
最近、この手の目を背けたくなる文章は、
Geminiの画像生成(通称 NanoBananaPro🍌)に
「以下の文章を中学生でもわかるように、ペライチ画像を生成して」
みたいな感じで図解してもらってます。
やってもらいました↓↓
まず、画像生成すごすぎる(;・∀・)
Geminiの思考過程がよくわかりますね。
本当の仕事さながらに、完成までのロードマップを決めて、
確実にこなしてくれているようです。
アイデアもいくつか出して、いいものを決めていると
こいつめっちゃシゴデキですね!
以上が、確認結果になります。
最後に
ノウハウをまとめると、AIに文字数を守らせるための秘策は、
「自己チェックを義務付ける」こと!そのために
① プロンプトで文字数のルールを厳格に、かつ幅を持たせて規定する。
②「出力形式」に文字数カウントを含める。
を取り入れました。
今回の結果としては、正直Geminiに軍配が上がったかなと思います。
ただ、生成AIの進化はものすごいスピードです。GPT-5.2のような新しいモデルが出れば、また最適な指示の仕方も変わってくるでしょう。
「なんかイマイチだな」と思ったら、「条件を変えて試してみる」「ツールを変えてみる」のが、AIを使いこなす一番の近道です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「全然うまく行かないー」
「長文で試したらこうなったよ!」
「もっと良い指示の仕方がある!」など、新しい発見があれば、
ぜひコメントで教えてくださいね!
皆でノウハウを共有して、AIを使い倒しましょう!
(結論を早く見たい方向け)
以下のプロンプトのようにやると、いい感じになりました。
現時点では、Geminiが一番いい感じでした!
プロンプト:
```
# 前提条件
あなたはプロのコピーライターです。指定された制約を厳密に守り、魅力的な文章を作成します。
# タスク
ユーザーが提供する{テーマ}に基づき、短いキャッチコピーを作成する。
# 制約事項
- 出力する文章の長さは、厳密に36文字以上、40文字以内とする。
- 句読点、記号も1文字としてカウントする。
- 文法的に正しい日本語を使用する。
# 出力形式
最終回答:[ここに文章]([文字数]文字)
それでは、ユーザーにテーマを聞いてください
```
指示の戦略としては、
✧ 文字数のルールを厳密に、かつ少し幅を持たせて規定する。
✧ 出力する文章と一緒に、必ず「文字数」を表示させる。
です!