• 投稿日:2025/12/18
年末の“駆け込みNISA”は危険!プロも誤解する落とし穴と正しい使い方を徹底解説します

年末の“駆け込みNISA”は危険!プロも誤解する落とし穴と正しい使い方を徹底解説します

  • 1
  • -
小金持ち 鼻つぶれパグ男

小金持ち 鼻つぶれパグ男

この記事は約5分で読めます
要約
新NISAの記事に潜む誤解を40歳FIREの視点で徹底解説。 枠の復活の仕組みや旅行代をNISAで運用する危険性、 短期売買への誘導に注意。 正しい使い方をわかりやすく整理します。

はじめに

皆さんおはようございます。鼻つぶれぱぐ男です。
このブログでは、金融機関が教えてくれない「身近だけど大切なお金の話」を、40歳でリタイアした私の視点から分かりやすくお伝えしています。

一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるようにという思いで配信しています。

今日は、視聴者の安倍さんから「ちょっと気になる記事がありますよ」とご紹介いただいた内容を取り上げます。
テーマは 「NISAでやりがちな落とし穴」 です。

今回取り上げるのは ダイヤモンド・オンライン の記事、
「年末ギリギリに買って失敗!NISAでやりがちな落とし穴に注意」

参考サイト

「年末ギリギリに買って失敗…」NISAでやりがちな“落とし穴”に注意! 2025年もそろそろ終わりが近づいてきた。NISA(少額投資非課税制度)口座で株や投資信託などを買っている人は、そろそろ残 diamond.jp

(出典:ダイヤモンド・オンライン )

あらかじめ言いますが……正直、私はこの記事の内容があまり好きではありません。
しかし、その理由こそ“注意喚起”になると考え、今日まとめていきます。

年末ギリギリの買い注文は危険

まず記事の冒頭は、新NISA枠には「1年の投資上限がある」ため、
年末ギリギリの注文だと翌年枠に回ってしまう可能性がある
という内容です。

ここまでは良いと思います。
ただ、これはタイトルほど重大な話ではありません。

「じゃあ早く買おう」と焦らせるような空気を感じるのが少し気になります。

投資は“焦り”が一番危険です。

問題①:NISA枠の「復活」説明が間違っている

記事の中で、ファイナンシャルプランナーの方がこう述べています。

……ここで私は強く違和感を覚えました。

復活するのは“元の投資額”であり、“評価額”ではありません。

例を挙げます。

100万円で買った

評価額が200万円になった

200万円で売った

この場合、復活するのは 100万円だけ です。
利益分の100万円は復活しません。

ところが記事の書き方だと、
「全部復活する」ように読めてしまう人が多いはずです。

これは誤解を生む非常に危険な説明です。

問題②:旅行代や短期の必要資金をNISAに入れるのは危険

記事の中のアドバイスにはこう書かれています。

ここが最大の落とし穴です。

私は常に伝えています。

✔ 旅行代

✔ 数年以内の教育費(最低5年以内ぐらい)
✔ 車の買い替え費用
✔ 医療費
✔ リフォーム代
これらは絶対にNISAでは運用しないこと

株式は、明日20〜30%下がる可能性があります。
1〜3年以内に使う予定があるお金をNISAに入れるのは明確にリスクです。

記事ではそこが曖昧で、
「利益出たら使っていいじゃん」という軽いノリに見えました。

これは読者を危険に導きます。

問題③:短期的な売買を煽る“手数料ビジネスの匂い”

記事を読んでいて感じたのは、

「売ったり買ったりしましょう」
という方向に誘導しているように見える点 です。

旅行代で利益確定
→ 必要なくなったらまた買う
→ 乗り換え推奨
→ 含み損の個別株は売れと煽る
→ アクティブファンドは乗り換えろ

こうした流れは、
「証券会社が儲かるパターン」
そのままです。

もちろん、すべてが悪いわけではありません。
アクティブファンドや高コスト投信からの乗り換えは合理的です。

しかし、記事全体から漂う“売買を促す空気”には注意が必要です。

NISAは 「長期運用しやすい制度」 であり、
短期売買を繰り返すための制度ではありません。

問題④:NISAでのライフイベント対応は「目的資金の扱い」がズレている

長期で必要になる資金ならまだしも、
「旅行代」「直近の支出」をNISAでまかなうという発想は、本来ズレています。

必要なときに必要な分だけ出すのがNISA、
これは確かにそうです。

しかし、「今後5年以内に必ず必要なお金」までNISAに入れるのは合理的ではありません。

✔ 正しい使い方

【短期】1〜3年以内に使う → 現金

【中期】5〜10年以内に使う → 現金+安定資産

【長期】10年以上使わない → 新NISAの成長投資枠

記事ではこの大前提が完全に抜けています。

この記事で唯一まともなポイント:“隠れコスト”

一つだけ良い点があります。
それは「投資信託の実質コストを確認しましょう」という内容です。

実際、投資信託には

信託報酬

売買コスト

有価証券取引税

監査費用

など、目に見えないコスト が存在します。

これらは毎年1回届く「取引報告書」にすべて書かれています。
ここを確認する習慣はとても大切です。

今日のまとめ:この記事に潜む“危険な誤解”とは

最後に、今回の落とし穴を整理します。

❌ 枠は評価額すべてが復活すると思わせる説明

❌ 数年以内の必要資金までNISAで運用する前提

❌ 利益確定→旅行代に、という短期視点

❌ 売買を促す“証券会社が喜ぶ構造”

❌ ライフイベント資金の扱いが曖昧

NISAは「生活費とは別の長期資金」を育てる制度です。
焦り・誤解・短期売買はすべて落とし穴になります。

読者の皆さんは、どうかこうした記事を鵜呑みにせず、
自分の人生に合った資産運用をしてほしいと思います。

#新NISA #資産運用 #投資初心者 #NISAの落とし穴 #インデックス投資 #金融リテラシー #FIRE #鼻つぶれぱぐ男 #長期投資 #家計管理

ブックマークに追加した記事は、ブックマーク一覧ページで確認することができます。
あとから読み返したい時に便利です。

小金持ち 鼻つぶれパグ男

投稿者情報

小金持ち 鼻つぶれパグ男

パンダ会員

この記事に、いいねを送ろう! 参考になった記事に、
気軽にいいねを送れるようになりました!
この記事のレビュー(0

まだレビューはありません