- 投稿日:2025/12/21
可動棚の取り付け方法 2パターン
〜「なんとなく」で選ばない!使い方で決める正解〜
可動棚には大きく分けて2つのスタイルがあります。どちらが優れているかではなく、**「何を置くか」「将来変えるか」**で選ぶのが失敗しないコツです。
① 背面棚柱タイプ(自由度優先)
【壁の背面に柱を立てるスタイル】

■ メリット
* 圧倒的な自由度: 棚の高さや段数をいつでもサッと変えられます。
* 横幅の制限が少ない: 1スパンだけでなく、横に繋げて大きな収納も作りやすい。
* オープンな使い勝手: 左右に壁がなくても設置できるため、出し入れがスムーズ。
■ デメリット
* 棚受け金物(ブラケット)が棚の下に出っ張るため、高さによっては邪魔に感じることも。
* 棚板を動かす際、金物ごと外すので少し重みを感じる。
✅ 向いているケース
* **「将来、置く物が変わるかもしれない」**場所(クローゼット、パントリーなど)
* 段数を細かく、頻繁に調整したい場合
* 柔軟性を一番に重視したいとき
② 両端棚柱タイプ(見た目・安定感優先)
【左右の壁に4本の柱を立てるスタイル】

■ メリット
* 見た目がスッキリ: 金物が目立たず、まるで造り付けのような美しさ。
* 収納効率が良い: 棚の端までフラットに使えるので、小物が落ちにくい。
* 安定感バツグン: 四隅をしっかり支えるため、重い物を置いても安心。
■ デメリット
* 高さを変えるとき、4箇所の「ツメ」をすべて動かす必要があり、少し手間がかかる。
* 左右に「壁」がある場所に限定される。
✅ 向いているケース
* **「置く物のサイズがほぼ決まっている」**場所(書類、ゴミ箱の上など)
* 見た目の美しさにこだわりたい場所
* 収納ケースをピッタリ並べて使いたいとき
🛠️ 大工目線のまとめ:選び方の基準
可動棚は**「動かせるから便利」なだけではありません。**
> * 「変化」に強いのが背面棚柱タイプ
> * 「収まり」が良いのが両端棚柱タイプ
>
場所と暮らし方に合わせて選ぶ。これが、プロが教える「失敗しない収納づくり」の鉄則です。
💡 【施工事例】今回のご要望と選定理由
今回の現場では、以下の理由から**「両端棚柱タイプ(4ヶ所支持)」**を採用しました。
* 理由1:下段に「開閉式ゴミ箱」を置くため
ゴミ箱の高さが決まっており、頻繁に高さを変える必要がなかった。
* 理由2:上段は「書類・小物」の定位置
収納する物のサイズが明確だったため、安定感とスッキリ見える見た目を優先。
* 理由3:デッドスペースの解消
限られた幅の空間を、端までムダなく使い切るためにこの方式がベストでした。
👉 **「置きたい物が決まっている」**なら、このタイプが最強の相性です!

