- 投稿日:2025/12/29
- 更新日:2025/12/30
1.知識としては知っていたけれど…
市販薬は、ただ売るだけではありません。
症状を聞き、必要なら注意点を伝え、
「他に良い方法はないか?」を一緒に考える役割があります。
知識としては学んでいても、
「本当にそんな人がいるのかな?」と
どこか実感が湧いていなかった部分もありました。
2.実は知られていない市販薬の注意点
たとえば、こんな知識があります。
湿布薬インドメタシン/ロキソニン/フェルビナク→ 喘息のある方は使用できない場合があります
痛み止め(イブプロフェン)→ 心筋梗塞のリスクが高まる可能性があります
3.なぜ起こる?(やさしい仕組み)
湿布薬(NSAIDs)と喘息
痛みや炎症が起こると、体内で
「プロスタグランジン(守る物質)」と
「ロイコトリエン(気道を縮める物質)」が作られます。
NSAIDsが入ると、守る物質が減り、
ロイコトリエンが増えすぎてしまい、
息苦しさや喘息発作を起こすことがあります。
イブプロフェンと心臓
イブプロフェンは血管を広げる働きを抑え、
血圧上昇や血栓ができやすくなり、
心筋梗塞の引き金になる可能性があります。
4.実際にあった話
湿布を買いに来た方に
「喘息などの持病はありますか?」と聞くと
「めちゃくちゃあります」との返答。
2年近く使っていたそうで、
「誰も教えてくれなかった。ありがとう😊」
と、とても驚かれていました。
イブプロフェン入りの痛み止めでは──
おじいちゃんが
「これは孫のだ」と言いながら、
奥様を心筋梗塞で亡くしており、
奥様がよく飲んでいたことを思い出し、言葉を失っていました。
別の方も、
心筋梗塞の持病があり、
説明すると購入をやめて帰られました。
5.必ずやってほしいこと
辛いときに対処療法として使うのはOK
ただし、持病がある方は必ず主治医に確認
「当たり前に飲む」前に、まず生活・食事を見直す視点を持ってほしい
6.まとめ
登録販売者は、
まだ知られていない存在かもしれません。
でも実は、市販薬について一番深く関わる立場でもあります。
市販薬の「良いところ」「気をつけるところ」。
これからも、現場での実体験を交えて伝えていきます