• 投稿日:2025/12/31
  • 更新日:2026/01/08
【第41話】FIREについて研究してみた ~FIRE達成者が大切にする「6つのウェルビーイング」~

【第41話】FIREについて研究してみた ~FIRE達成者が大切にする「6つのウェルビーイング」~

OGA@社会人大学院生

OGA@社会人大学院生

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要約
大学院でFIRE(Financial Independence Retire Early)をテーマに修士論文を執筆しました!「FIREって何?」という教授や、「先行論文がないテーマはやめた方が良いですよ」という教授たちの反対を押し切り、書き上げた論文を分かりやすく解説します。

【第41話】FIREについて研究してみた
~FIRE達成者が大切にする「6つのウェルビーイング」~

🔶 FIREの先にある「本当の幸福」とは?

リベシティのみなさん、こんにちは!社会人大学院生のOGAです。

大学院で「FIRE(Financial Independence Retire Early)」をテーマに修士論文を書いた経験を、みなさんにも共有したいと思います。


「FIREを達成すれば、きっと幸せな生活が送れる…」 そう信じて目標に向かってがんばる方も多いと思います。しかし、いざFIREを実現した後に「思ったより満たされない…」「何かが足りない…」と、少しモヤモヤを感じる人がいるのも事実です。

では、FIRE後の生活満足度や幸福感(ウェルビーイング)は、一体何によって支えられているのでしょうか?


これまでの論文研究や、FIRE達成者へのインタビューを整理していくと、
幸福度の高い人たちが共通して大切にしている「6つのウェルビーイング」が見えてきました。

今回は、FIRE達成者たちが大切にしている考え方を分かりやすく紹介します。


1. 資産・お金:

FIREに資産は不可欠ですが、お金がすべてではありません。

お金を増やすこと自体が目的になってしまうと、本来の豊かさを見失います。資産の本質は、人生に選択肢を与え、心にゆとりをもたらす「余白」をつくることです。


数字を追いかけるのではなく、自分らしい生き方を支える土台として整えることが大切です。お金に振り回されない生活のために、まずは適切な家計管理を行う。これがFIREにおける資産の正しい位置づけです。


FIRE達成者の多くは、資産額そのものよりも「お金の不安から解放された状態」を重視しています。必要以上に資産を増やそうとするのではなく、自分が心地よく生きられる水準を見極めることが重要なのです。


2. 仕事・労働:

FIRE達成者は、生活費を稼ぐためだけの労働から解放されています。

リベシティで学ぶ人は、会社員・副業・個人事業の違いを理解し、自分に合った働き方を選んでいます。達成者が重視するのは次の3つです。

 ・お金のためだけではない働き方

 ・誰かの役に立っている実感

 ・好きなこと、没頭できること


生活のためだけに働く 「ライスワーク」 ではなく、仕事に意味と喜びを見いだす「ライフワーク」が、FIRE後の満足度を大きく左右します。


経済的自立を達成すると、収入のために嫌な仕事を続ける必要がなくなります。報酬の有無に関わらず、本当に自分が価値を感じる活動に取り組める状態こそが、FIRE後の理想的な働き方といえます。


3. 時間:

時間は、お金では買い戻せない唯一の資源です。

FIRE達成者が何より大切にするのが「時間の使い方」かもしれません。お金は努力次第で取り戻せますが、過ぎた時間は二度と戻りません。


FIREで得られるのは「時間を自由に使える状態」です。ただ自由にするのではなく、どう使うかを考え、時間を味方につける。この意識が、FIRE後の充実度を決めます。


達成者の多くは、朝の時間を大切にしたり、家族との時間を優先したり、自分なりの時間の使い方を確立しています。時間の主導権を自分が握っている感覚が、何よりも大きな幸福感をもたらすのです。


4. 健康・メンタル:

心身の健康がなければ、どんな自由も意味をなしません。

時間もお金もあっても、健康なカラダと穏やかな心がなければ、やりたいことに挑戦できません。FIRE達成者ほど、健康を後回しにしない価値として捉えています。


自由な生活を存分に楽しむためにも、定期的な運動習慣、バランスの取れた食事、十分な睡眠時間など、健康とメンタルのケアを最優先にすることが求められます。


また、ストレスマネジメントも重要です。経済的な不安から解放されても、人間関係や将来への漠然とした不安は残ります。だからこそ、心の健康を保つための習慣や、信頼できる相談相手を持つことが大切になるのです。健康は、FIRE後の人生を豊かにする土台といえます。


5. 社会的繋がり:

人との繋がりは、人生の喜びを何倍にも増やしてくれます。

美味しい料理や美しい景色も、分かち合える仲間がいるからこそ感動が深まります。研究でも「良好な人間関係」は幸福度を左右する最も強い要因とされています。


FIRE後は自由時間が増える分、人との繋がりを大切にすることが心の豊かさに直結します。孤独にならず、良質な人間関係を育てることが重要です。


リベシティのようなコミュニティは、価値観を共有できる仲間と出会える貴重な場所です。共に学び、成長し、支え合える関係性が、FIRE後の人生を支えてくれます。


6. 自己実現・挑戦:

FIREは「Retire Early」ではなく「REstart」です。

達成者がよく語るのは「何もしない自由」よりも「やりたいことに挑戦できる自由」の価値です。具体的には次のような挑戦があります。

 ・これまで体験したことのない経験

 ・新しいスキルの習得

 ・少し背伸びしたチャレンジ


FIREは人生を止める選択ではありません。むしろ、新しい自分に出会うための始まりです。学び直しや資格取得、クリエイティブな活動、ボランティアなど、選択肢は無限にあります。


FIRE後の自己実現は、社会的な成功や他人からの評価ではなく、自分自身が納得できる生き方を追求することです。自分らしさを存分に発揮できる人生こそが、真の自由といえます。


🔶 まとめ:

FIRE達成者が大切にする6つのウェルビーイングを紹介しました。

お金・仕事・時間・健康・人間関係・自己実現。これらのバランスを整えることが、経済的自立後の充実した人生につながります。


FIREの本質は、「お金を増やすこと」でも「仕事を辞めること」でもありません。これからFIREを目指す過程で、この6つの視点を意識してみてください。きっと、あなたらしい豊かな生き方が見えてくるはずです。


最後まで読んでくださりありがとうございました。

次回も、研究で得た知見をわかりやすく紹介していきます!

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OGA@社会人大学院生

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この記事のレビュー(1
  • 会員ID:NH9xoWMp
    会員ID:NH9xoWMp
    2026/01/09

    次の言葉が、心刺さりました。 >FIREは「Retire Early」ではなく「REstart」です。 >達成者がよく語るのは「何もしない自由」よりも「やりたいことに挑戦できる自由」の価値です。 65歳になって、FIREを意識し始めた私ですが、早期リタイアではないからという思いが強かった。「REstart」でも良いのですね。 とっても良い刺激をいただきました。

    OGA@社会人大学院生

    投稿者

    2026/01/11

    ザトさん 私のノウハウ図書館を読んでくださりありがとうございます。😌 FIREは「Retire Early」ではなく「REstart」だという言葉は、多くのFIRE達成者から聞かれました。 60歳あたりでFIREをするFIRA60「Financial Independence Retire Around 60」というワードもありますし、何をやるにも遅すぎるということはありませんね!😊

    OGA@社会人大学院生

    投稿者