- 投稿日:2026/01/02
ドラム式洗濯機とは
日々の家事の中で、最も重労働のひとつが「洗濯」ではないでしょうか。そんな家事負担を劇的に減らしてくれる時短家電の王様といえば、ドラム式洗濯機です。
「干す手間がなくなる」といった魅力がある一方で、「お手入れが大変そう」といった不安から、購入を迷っている方も多いはず。
そこで本記事では、実際にドラム式洗濯機を導入して分かったリアルな使用感を徹底レビュー!使ってみて初めて見えてきたメリット・デメリットを包み隠さずお伝えします。あなたのライフスタイルに本当に必要なのか、ぜひ判断の参考にしてください。

最初は、縦型洗濯機を使っていましたが・・・
私はこれまで、「縦型洗濯機でも乾燥機能がついているなら十分」と考えていました。実際、購入したばかりの頃はしっかり乾いてくれていたんです。
しかし、使い続けるうちに状況は一変。 「あれ?なんだか生乾き臭い……」「全然乾いてない……」 そんな日が続くようになりました。

ネットで原因を調べ、フィルター掃除や洗濯物の量を工夫してみましたが、状況は改善せず。次第に、乾燥機能を諦めて部屋干しをする日々に戻ってしまいました。
メリット
時短
ドラム式洗濯機を導入して得られた最大の恩恵は、やはり圧倒的な「時短」です。中でも、タオルなどの「ハンガーにかけずに収納するもの」に関しては、家事の工程が劇的に変化しました。
これまでは、洗濯が終われば一つひとつハンガーやピンチハンガーに掛け、乾けばまたそれを外して畳むという、当たり前のような所作を繰り返してきました。しかし今では、洗濯機から取り出した瞬間にはもう乾いているため、「掛けて、外す」という一連の動作が消え去ったのです。

たった一つひとつの動作は数秒のことかもしれません。しかし、毎日繰り返されるこのルーティンがなくなることで、心と時間に驚くほどのゆとりが生まれました。この「何もしなくていい時間」こそが、高価な買い物をしてまで手に入れたかった、本当の価値なのだと確信しています。
洗濯物が乾く
以前の縦型洗濯機で悩まされていた「何度乾燥にかけても湿っている」というストレスが、一気にゼロになりました。厚手のタオルが、取り出した瞬間からホカホカでカラッとしています。
実は、タオルの肌触りが外で天日干しにするよりも圧倒的に良くなったことに一番衝撃を受けました。

これまでの外干しでは、日差しで水分が抜けすぎてしまい、どうしてもパサパサとしたゴワつきを感じることが多々ありました。しかし、ドラム式洗濯機は温風で繊維を根元からしっかりと立ち上げながら乾かしてくれるため、驚くほどふわふわで柔らかな質感に仕上がります。
花粉症に効果あり?
使い始めてから気づいた意外な変化が、長年悩まされていた花粉症の症状が以前よりも和らいだように感じることです。
これはおそらく、ドラム式洗濯機の導入によって洗濯物を外に干す機会がぐっと減ったことが関係しているのではないかと推測しています。これまでは外に干すたびに、どうしても衣類やタオルに微細な花粉が付着し、それと一緒に花粉を家の中へ取り込んでしまっていたのかもしれません。
(あくまで体感なので、実際の効果は不明です)

外干しを控えるようになったことで、衣類に花粉が付着する機会が抑えられた。そんなライフスタイルの変化が、結果として日々の快適さにつながっているのではないかと考えています。
デメリット
値段が高い
ここまでは良いことばかりをお伝えしてきましたが、購入にあたって最大のハードルとなったのは、やはりその圧倒的な価格の高さです。私が選んだ日立の「BD-SX120J(洗濯12kg/乾燥6kgモデル)」は、店頭で購入したこともありますが、なんと約40万円という金額でした。

一般的な縦型洗濯機であれば、高性能なものでも10万円代になりますが、時間を買う・投資の概念で購入しました。
でかい
価格面に加えてもうひとつ注意が必要なのが、ドラム式洗濯機特有の本体サイズの大きさです。縦型に比べて奥行きや幅があるため、設置場所には細心の注意を払わなければなりません。
私自身、購入前には自宅の設置スペースを念入りに測定し、さらに家電量販店の店頭でも「本当にこの場所に収まるか」を何度も確認しました。
これだけ準備をすれば完璧だと思って当日を迎えたのですが、実際に設置する段階になって、「設置場所が狭いです。追加の台が必要です」と言われました。
事前に購入してなかったので、あせりましたが配送係の方が持っていて、追加の費用で、約2000円払うのみで済み、設置できない最悪の事態は逃れました。
【防水パンからはみ出して設置。台を置いて、その上に設置することになりました】

洗濯物が必要か、洗濯が終わったか分からない
実際に生活に取り入れてみて初めて気づいたのが、洗濯の「進捗状況」が以前よりも把握しづらくなったことです。縦型洗濯機を使っていた頃は、蓋を開ければ中身がすぐに見えるため、次に洗うべきものがどれくらい溜まっているか、あるいは今の洗濯が終わったのかが、なんとなく感覚的に掴めていました。
しかしドラム式の場合、乾燥まで一気に自動で行ってくれる便利さの反面、今中に入っているのが「これから洗うもの」なのか「すでに乾燥が終わったもの」なのか、パッと見ただけでは判断がつかなくなってしまったのです。

そこで我が家では、いくつかのルールを作って対策をすることにしました。まず、洗濯が必要なものは洗濯機の中に直接入れないようにし、家族間での声かけも意識的に行うようにしました。また、どうしても中に入れておく場合は、あえて少しだけ中身が溢れているような状態にして「未完了」の目印にするなど、一目で状況がわかる工夫を取り入れています。
"洗剤が少ない"は"無い"
ドラム式洗濯機の大きな魅力の一つに「洗剤の自動投入機能」がありますが、実際に使い続ける中で注意が必要だと感じたポイントがあります。それは、洗剤タンクの残量表示の仕様です。
私の使っている機種では、パネルに「洗剤が少ない」という警告は出るものの、「空になった」あるいは「洗剤が入っていない」という明確な表示がありません。そのため、どこまでが「残りわずか」で、どこからが「完全に空」なのかの判別がつきにくいのです。
【"少なめ"が点滅するだけで、"空になったこと"は直感的に分からない】

ある時、いつものように「洗剤が少ない」という表示が出たまま洗濯を回していたのですが、洗い上がった洗濯物から少しだけ嫌なニオイがすることに気づきました。「おかしいな」と思って確認してみると、表示は変わらず「少ない」のままでしたが、タンクの中身は完全に空になっていたのです。
つまり、洗剤が入っていない状態で、実質的に水洗いのような形になってしまっていたのでした。
なので、たまに洗剤のタンクを開けて、中身が残っているか確認するようにしています。
フィルター掃除がこまめに必要
ドラム式洗濯機と長く快適に付き合っていく上で、最も欠かせないのが日々のメンテナンスです。特にフィルターの掃除には注意が必要です。
便利なことに、多くの機種には掃除のタイミングを知らせる警告表示が備わっていますが、実際に使ってみて分かったのは、「警告が出てから掃除するのでは遅すぎる」ということでした。表示が出るのを待っていると、いつの間にか洗濯機内部にホコリが溜まり、せっかく洗い上げた服にホコリが付着してしまうことがあるのです。たとえ内部がかなり汚れていても、センサーが反応するまでは表示が出ないため、早め早めの「槽洗浄」や短時間の清掃を習慣にすることが欠かせません。
【15分の槽洗浄運転で、ゴミが山盛りになることもあります(かなり汚いので自主規制)。】

また、フィルターの詰まりを放置してしまうと、乾燥時にうまく排水ができず、深刻な生乾きの原因になることもあります。以前、フィルターを外した瞬間に、排水しきれなかった水がどっと溢れ出してきたことがあり、こまめな清掃の重要性を痛感しました。ドラム式洗濯機の高い性能を維持するためには、機械任せにせず、使う側が意識的に手をかけてあげることが何よりも大切だと実感しています。
上から入れることができない
ドラム式は蓋が前面にあるため、当たり前のことですが、縦型のように「上からポンと放り込む」という動作ができません。
これが意外と影響するのが、汚れのひどい衣類を下洗いした後の工程です。縦型洗濯機を使っていた頃は、洗い桶で手洗いした後に、水を含んだ衣類を桶の水ごと洗濯槽へ一気に放り込むことができました。しかしドラム式では、衣類を横から差し入れるようにして入れる必要があるため、事前にしっかりと水を切る手間が発生します。
特に大きな布類や、水を通さない防水シーツなどを洗う際は、どれだけ注意していても移動させる間に水滴が垂れてしまい、床が濡れてしまうことがよくあります。これまで「上から入れる」という重力を味方につけた動作に慣れていた身としては、この「横から入れる」という作法に合わせて、床を濡らさないよう気を配る必要がある点は、購入前に想像していなかった小さなストレスでした。
電気代を意識しすぎて乾燥機能を躊躇する
最近の大きな悩みとして、年々高騰し続ける電気代の影響で、最大のメリットであるはずの乾燥機能を無意識に躊躇してしまう、という心理的な変化があります。
せっかく家事を楽にするために導入したのに、電気代を意識しすぎるあまり、「今日は天気がいいから外に干そうか」「節電のために乾燥は控えようか」と、本来の目的である「時短」を後回しにしそうになる瞬間があるのです。会社の同僚たちと話していても、やはり同じように乾燥機能の使用をためらってしまうという声は多く、多くの家庭が直面している共通の課題なのだと感じました。
しかし、私がこの洗濯機を約40万円という大金で購入した一番の目的は、日々の生活に「ゆとりある時間」を生み出すことでした。電気代を節約するために自分の時間を削って重労働の洗濯干しをするのは、本末転倒ではないか。そう思い直し、今では家族にも「時短のために買ったのだから、遠慮せずに乾燥機能を使ってほしい」と伝えています。家計のやりくりも大切ですが、それ以上に「自分の時間と体力を守る価値」を優先する。そんな割り切りも、ドラム式洗濯機と幸せに付き合っていくためのひとつの知恵なのかもしれません。
まとめ
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
ドラム式洗濯機のリアルな姿をお伝えしようとするあまり、少しデメリットを多く書きすぎてしまったかもしれません。
確かに、高価な買い物ですし、設置の苦労や日々のメンテナンス、そして電気代との向き合い方など、気をつかうべき点はいくつもあります。決して「魔法のような楽なだけの道具」ではないのが正直なところです。
それでもなお、私はドラム式洗濯機を買って本当によかったと心から思っています。何より、毎日繰り返していた「重い洗濯物を運び、ハンガーに掛け、乾いたらまた外す」という単調で時間のかかる作業が、人生からなくなったことの大きさには代えられません。その分の時間を家族と過ごしたり、自分のために使ったりできるようになったことは、価格以上の価値がありました。
この記事が、ドラム式洗濯機の導入を迷っている方の参考になれば幸いです。もし気になる点や「実際ここはどなっているの?」という疑問がありましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。私の経験の範囲で、精一杯お答えさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。