• 投稿日:2026/01/07
FDMか光造形か?初心者が最初に選ぶべき方式は「1つだけ」です

FDMか光造形か?初心者が最初に選ぶべき方式は「1つだけ」です

まー@3Dプリンタ×AI

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この記事は約7分で読めます
要約
3Dプリンターの方式はFDMと光造形の2つ。多くの初心者にはFDMがおすすめです。理由は①失敗しても材料費が安い②扱いがシンプル③基礎を学べるから。ただしBlenderでフィギュアを作りたい人は光造形もOK。その場合は換気・後処理・コストの覚悟を。迷ったらFDM!

3Dプリンターを調べていると、「FDM」とか「光造形」という言葉が出てきますよね。

「なんか種類があるのは分かったけど、結局どっちを選べばいいの?」

そう思っている方、多いんじゃないでしょうか。

なんとなく「光造形の方がきれいに作れるらしい」という情報を見て、「じゃあ光造形かな」と思っている方もいるかもしれません。

ちょっと待ってください🤔

今日の結論を先に言います。

多くの初心者は、まずFDMから始めてください。光造形は2台目でいい。ただし、例外が1つだけあります。

この記事では、なぜFDMをおすすめするのか、そして例外とは何なのかをお話しします。

FDMと光造形って何?

unnamed (35).jpgまず、FDMと光造形がどんなものか、ざっくり説明しますね。

3Dプリンターの方式は、大きく分けて2つあります。

1つ目がFDMです。これは、プラスチックの糸みたいな材料を熱で溶かして、積み重ねていく方式です。イメージとしては、ソフトクリームを絞り出すような感じ🍦 細いプラスチックを一層一層重ねて、立体物を作っていきます。

2つ目が光造形です。こちらは、液体の樹脂に光を当てて固める方式です。液体の中から、固まった部分だけが浮かび上がってくる。ちょっと近未来っぽいですよね✨

仕上がりの違いで言うと、FDMは積み重ねた層の線が表面に見えます。よく見ると、横縞みたいな模様がある。光造形は、その線がほとんど見えなくて、表面が滑らかです。

「じゃあ、きれいに作りたいなら光造形でしょ?」

そう思いますよね。でも、話はそんなに単純じゃないんです。

今日は方式の原理を詳しく説明する回ではありません。大事なのは「どっちが自分に合っているか」です。FDMは積み重ねる、光造形は光で固める。このくらいのイメージが持てれば、今日はそれで十分です!

多くの初心者にFDMをすすめる3つの理由

unnamed (36).jpgじゃあ、なぜ僕が多くの初心者にFDMをおすすめするのか。理由は3つあります。

💰 理由①:失敗しても痛くない

FDMで使う材料は「フィラメント」と呼ばれるものです。これがめちゃくちゃ安いんですよ。1kgで2,000円から3,000円くらい。1kgあれば、けっこうな量のものが作れます。

初心者のうちは、絶対に失敗します。設定を間違えたり、途中で造形物が剥がれたり。これは避けられません。

でも、材料費が安ければ「まあいいか」で済むんですよね。失敗しても気軽にやり直せる。この環境が、初心者にはすごく大事なんです。

失敗を恐れていたら、何も試せませんから。

🔧 理由②:扱いがシンプル

FDMは、基本的に電源を入れて、データを入れれば動きます。印刷が終わったら、造形物をペリッと剥がして、それで完成。後処理がほとんど要りません。

あと、換気とか安全面の心配も少ないです。普通の部屋で普通に使える。これ、地味に大きいポイントなんですよね。

「専用の部屋を用意しなきゃ」とか「換気設備を整えなきゃ」とか、そういうハードルがない。思い立ったらすぐ始められます。

📚 理由③:3Dプリンターの基礎を学べる

FDMで印刷していると、「積層造形ってこういうことか」という感覚がつかめます。

温度を変えるとどうなるか。速度を変えるとどうなるか。設定をいじりながら、3Dプリンターの仕組みが体で分かってくるんですね。

この基礎があると、後から光造形に進んでも応用が効きます。逆に、いきなり光造形から始めると、トラブルが起きたときに何が原因か分からなくて詰みやすい。

僕はよくこう言っています。

「FDMは3Dプリンターの"自動車教習所"です」

いきなりスポーツカーに乗るより、まず普通の車で慣れた方がいい。FDMで基礎を身につけてから、光造形に進む。これが王道のルートです🚗

例外:最初から光造形でいい人

unnamed (37).jpgとはいえ、例外があります。

前回の記事で、初心者の目的は3タイプに分かれるという話をしました。覚えていますか?

①実用品を作りたい人(フック、スマホスタンドなど) ②趣味として工作を楽しみたい人 ③見た目のきれいさを重視したい人

このうち、①と②の人は、迷わずFDMでOKです。

問題は③の見た目重視派ですね。

見た目重視派の中でも、「Blenderなどのソフトで自分でモデリングして、フィギュアや細かい造形物を作りたい」という明確な目的がある人。この人は、最初から光造形を選んでもいいと思います。

なぜかというと、FDMではその目的が達成できないからです。

フィギュアのような細かい造形、滑らかな曲面、繊細なディテール。これはFDMでは限界があります。どうしても積層の線が出てしまう。

目的と手段が明確に一致しているなら、遠回りする必要はありません。「自分はフィギュアを作りたいんだ!」とはっきりしているなら、最初から光造形を選ぶのは合理的な判断です。

ただし、光造形を選ぶなら覚悟しておくべきことがあります。

光造形を選ぶなら覚悟すべき3つのこと

unnamed (38).jpg光造形を選ぶなら、3つのことを覚悟してください。

🌀 注意点①:換気が必須

光造形で使う「レジン」という液体の樹脂、これが独特の匂いがあるんですね。けっこうきついです。

密閉された部屋でやると、匂いが充満して気分が悪くなることもあります。だから、換気できる環境が必要です。窓を開けられる部屋とか、換気扇のそばとか。専用の換気ブースを用意する人もいます。

「リビングの片隅で気軽に」というわけにはいかないんですよね。

🧪 注意点②:後処理が必要

光造形は、印刷したら終わりではありません。

印刷物についたレジンを洗浄して、さらにUVライトで二次硬化させる必要があります。洗浄用のアルコールを用意したり、硬化用のライトを用意したり。「印刷ボタンを押して終わり」ではないんです。

この工程がけっこう手間なんですよ。この手間を楽しめるかどうかで、続くかどうかが決まります。

💸 注意点③:ランニングコストが高め

レジンはフィラメントより高いです。

あと、消耗品もあります。FEPフィルムという、レジンを入れる容器の底にある膜があるんですが、これが定期的に交換が必要なんですね。

失敗したときのダメージも、FDMより大きいです。材料費が高い分、「あー、もったいない」ってなりやすい。

だから、目的がまだ曖昧な状態で光造形を選ぶと、挫折しやすいんです。

「なんかきれいなの作りたいな」くらいの気持ちで選ぶと、後処理の段階で心が折れます😅

逆に、「フィギュアを作りたいから、この手間は必要なコストだ」と思える人は大丈夫。その覚悟があるなら、最初から光造形を選んでも問題ありません。

まとめ

unnamed (39).jpg今日のポイントをまとめます📝

✅ 3Dプリンターの方式は大きく2つ、FDMと光造形

✅ 多くの初心者にはFDMがおすすめ(安い・簡単・学べる)

✅ 例外は「モデリングしてフィギュアを作りたい」と明確な目的がある人だけ

✅ 光造形を選ぶなら、換気・後処理・コストの覚悟を

✅ 迷ったらFDM。光造形は2台目でいい。

「向いている方式を探す」より、「向いていない選択を避ける」方が大事です。今日の話で、自分がどちらから始めるべきか、判断できたのではないでしょうか?

次回予告

unnamed (40).jpg次回は、いよいよ具体的な機種の話に入ります。

FDMの初心者向けおすすめ機種、光造形の初心者向けおすすめ機種、それぞれお話しする予定です。「で、結局どれを買えばいいの?」という疑問に、いよいよ答えていきますね。

ここまで読んでくださってありがとうございます!参考になったら♡スキを押してもらえると励みになります😊 質問や「自分はどっちだろう?」という相談があれば、コメントでお気軽にどうぞ💬

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この記事のレビュー(1
  • 会員ID:ySJOcLH4
    会員ID:ySJOcLH4
    2026/01/07

    3Dプリンターにも興味があったので参考になりました! ありがとうございます。

    まー@3Dプリンタ×AI

    投稿者

    2026/01/07

    ありがとうございます。レビュー励みになります!3Dプリンターについては専門でやっておりますので、これからどんどんノウハウ図書館に投稿していきます。ぜひまたご覧いただけるとありがたいです🙇‍♂️

    まー@3Dプリンタ×AI

    投稿者