• 投稿日:2026/01/09
  • 更新日:2026/01/09
3Dプリンターは副業になる?🖨️ 工場長が見てきたリアルな話

3Dプリンターは副業になる?🖨️ 工場長が見てきたリアルな話

まー@3Dプリンタ×AI

まー@3Dプリンタ×AI

この記事は約12分で読めます
要約
3Dプリンター受託造形会社の工場長が、副業としての3Dプリンターのリアルをお伝えします。受注製造・商品販売・データ販売など種類別の解説から、初期投資の目安、向いている人・向いていない人、始め方のステップまで。「好き」が前提の世界ですが、事業所得の種として検討してみてください😊

はじめに

unnamed (72).jpg「3Dプリンターで稼げますか?」

3Dプリンタ部の管理人をしていると、こういう質問をいただくことがあります😊

結論から言うと、稼ぐことはできます。ただし、向き不向きがはっきりある世界です。

私は本業で3Dプリンターの受託造形会社の工場長をしています。FDM(熱で溶かして積み上げる方式)、光造形(レジン)、そして金属3Dプリンターも扱っていて、日々さまざまな案件に関わっています🏭

金属3Dプリンターを扱っている会社は国内でもまだ少ないので、かなり幅広い案件を見てきた方だと思います。

リベシティでは3Dプリンタ部の管理人をしつつ、スキルシェアで依頼があれば対応したり、知人から頼まれたものを作ったりもしています。

この記事では、本業で多くの案件を見てきた立場から、3Dプリンターを副業として活用する可能性と現実をお伝えしますね📝

「3Dプリンター、ちょっと気になってるけど実際どうなの?」という方の参考になれば嬉しいです✨

第1章|3Dプリンターでできる副業の種類 🛠️

unnamed (73).jpgまず、3Dプリンターを使った副業にはどんな種類があるのかを整理しますね。

1. 受注製造(スキルシェア・知人からの依頼など)

依頼を受けて、パーツや試作品を作る仕事です。

リベシティ内では、スキルシェア経由で依頼を受けている方がいます。また、オフ会やオフィスで知り合った方から「こんなの作れる?」と頼まれて受けているケースもありますね🤝

私自身も、スキルシェアに登録していて、依頼があれば対応しています。頻度は多くありませんが、知人からの依頼も含めて、ときどきお受けしています。

メリット ◎ ・在庫を持たなくていい(受注生産) ・自分のペースで受けられる ・「こんなの作れるんだ」という発見がある

デメリット △ ・依頼が来るかどうかは分からない ・設計から必要な場合は時間がかかる

2. オリジナル商品の販売 🛒

メルカリ、minne、BASEなどのプラットフォームで、自分で作った商品を販売する方法です。

3Dプリンタ部のメンバーの中にも、自分の趣味を活かした商品を販売している方がいらっしゃいます😊

メリット ◎ ・自分の好きなものを作れる ・売れる商品ができれば継続的な収入に ・依頼を待つのではなく自分から仕掛けられる

デメリット △ ・競合が多い ・価格競争になりやすい ・売れるものを見つけるまで試行錯誤が必要

3. データ販売・設計代行 💻

3Dモデルのデータそのものを販売したり、「こういうものを設計してほしい」という依頼を受ける方法です。

これはCAD設計ができる方、もしくは3DCGができる方向けですね。

Boothやオンラインマーケットでデータを販売したり、ココナラなどで設計代行を受けたりするパターンがあります。

メリット ◎ ・一度作ったデータは何度も売れる可能性がある ・印刷の手間がない(データだけ納品) ・設計スキルがあれば差別化しやすい

デメリット △ ・設計スキルの習得に時間がかかる ・データだけでは単価が上がりにくいことも

💡 ポイント:どれを選ぶかで必要なスキルと投資額が変わります

受注製造なら「印刷の技術」が中心ですが、販売なら「売れる商品を考える力」、データ販売なら「設計スキル」が必要です。

自分の得意なこと、やっていて楽しいことに合わせて選ぶのがおすすめですよ😊

第2章|初期投資はいくら必要?💰

unnamed (74).jpg「3Dプリンターを始めるのにいくらかかるの?」というのは、よく聞かれる質問です。

目的によって変わりますが、大まかな目安をお伝えしますね。

ライトに始めるなら:5〜10万円 🌱

まずは1台、エントリー機を買って始めるパターンです。

おすすめ機種の例:
・FDM方式:Bambu Lab A1 mini(約4〜5万円)
・光造形:ELEGOO Mars シリーズ(約3〜5万円)

この価格帯でも、十分に実用的なものが作れますよ✨

最初は「副業で稼ぐぞ!」と意気込むよりも、自分用に使いながら操作に慣れるのがおすすめです。

自分の困りごとを解決するものを作ったり、趣味のものを作ったりしているうちに、「これ、他の人も欲しいんじゃない?」という発見があったりします💡

本格的にやるなら:2つのパターンがあります 📈

ある程度慣れてきて、「もっと本格的にやりたい」となったときの投資パターンは大きく2つあります。

パターンA:信頼性重視 🎯

信頼性の高い機種を1〜2台揃えるパターンです。

・投資額:20〜50万円程度
・例:Bambu Lab X1C、P1Sなど

品質を求められる受注や、失敗が許されない案件をやりたい方向けです。印刷の成功率が高く、トラブルが少ないので、安心して仕事を受けられます。

パターンB:量産重視

安い機種を複数台揃えるパターンです。

・投資額:10〜20万円程度(3〜5万円の機種を複数台)
・メルカリ等で同じ商品をたくさん売りたい人向け

3Dプリンタ部のメンバーで、メルカリでたくさん販売している方の中には、このやり方をしている方もいます。

1台あたりの印刷速度には限界があるので、同時に複数台動かして量産する作戦ですね。1台が壊れても他で回せるという安心感もあります👍

最新ハイエンド機は必要?🤔

最近だと、Bambu Lab H2Cのような40〜50万円クラスのハイエンド機も話題になっています。

結論から言うと、副業スタートには基本的に不要です🙏

ハイエンド機は、多色印刷を大量にやる方や、プロとして効率を極限まで上げたい方向けです。

「オーバースペック」を買わない判断も大事ですよね。必要になったタイミングで検討すればOKです。

最初から高い機種を買って使いこなせないより、安い機種で経験を積んでから次を考える方が、結果的に良い選択になることが多いですよ😊

第3章|本業で見てきた「3Dプリンター仕事」のリアル 🏭

ここからは、受託造形会社の工場長として多くの案件を見てきた立場から、3Dプリンターを仕事にすることのリアルをお伝えしますね。unnamed (75).jpg

良い点 ✨

📦 在庫リスクが低い(受注生産できる)

3Dプリンターの良いところは、注文を受けてから作れることです。

在庫を抱えるリスクがないので、「売れなかったらどうしよう」という心配が少ない。これは副業としてはかなりありがたいポイントです。

🏠 自宅で完結する

機械さえあれば、自宅で完結します。

印刷中は基本的に見守っているだけなので、他の作業をしながらでもOK。本業がある方でも、夜セットして朝回収、みたいな運用ができますよ。

🔍 ニッチな需要がある

「こんなもの、誰が欲しいの?」と思うようなものに、意外と需要があったりします。

既製品では手に入らないもの、廃盤になったパーツの代替品、特定の趣味向けのアイテムなど。ニッチな分野を攻められるのは3Dプリンターの強みですね。

📚 スキルが積み上がる

使えば使うほど、印刷のコツ、トラブル対応、設計の知識が積み上がります。

これは他のことにも応用できる「資産」になります。本業でものづくりに関わる機会がある方なら、相乗効果も期待できますよ✨

厳しい点 😅

💸 単価が低くなりがち

正直なところ、3Dプリンターの仕事は単価が低くなりがちです。

印刷自体は機械がやってくれるので、「ボタン押すだけでしょ?」と思われることもあります。実際はそんなに簡単じゃないんですけどね…😅

⚠️ 印刷中のトラブル対応が必要

3Dプリンターは、まだまだ「セットしたら100%成功」という機械ではありません。

途中で剥がれたり、糸引きが出たり、詰まったり。トラブルが起きたときの対応力が求められます。

⚙️ 「仕組み化」しないと労働収入のまま

1個1個手作業で対応していると、完全に労働収入です。

売れる商品を見つけて量産体制を作るとか、設計データを売るとか、何かしら「仕組み化」しないと、時間の切り売りから抜け出せません。

🔧 機械の知識・メンテナンスは必須

3Dプリンターは精密機械です。定期的なメンテナンスや、調子が悪いときの原因切り分けができないと、すぐに行き詰まります。

「機械のことはよく分からないけど、とりあえず稼ぎたい」という方には正直おすすめしません🙏

第4章|【重要】安い単価で受けない方がいい ⚠️

unnamed (76).jpgここは特に強調しておきたいポイントです。

個人で受注する場合、安い単価で受けない方がいいです。

会社と個人では状況が違います

私が本業で受ける案件は、お客様が3Dデータを持っていることも多いです。

「このデータを印刷してください」という依頼なら、印刷だけすればいいので、ある程度の単価感で成り立ちます。

でも、個人で受ける場合は状況が違います。

お客様はものづくりのことがよく分からない方も多いんですよね。

「こんなの作れますか?」から始まって、

・どんな形にするか
・サイズはどれくらいか
・強度は必要か
・どの素材がいいか

こういったことを一緒に考えて、ゼロから設計することになりがちです。

設計には時間がかかります ⏰

印刷自体は機械がやってくれますが、設計は人間がやるしかありません。

簡単そうに見えるものでも、ちゃんと設計しようとすると数時間かかることはザラです。複雑なものなら、もっとかかります。

これを「印刷代だけ」で考えて、数百円とか千円とかで受けてしまうと…

時給換算で数百円、下手したら赤字なんてことになります😱

適正価格で受ける勇気を持ちましょう 💪

設計の手間も含めた適正価格で受けることが大事です。

「高いですね」と言われることもあるかもしれません。

でも、それで断られるなら、その案件は受けなくてよかったんです。安すぎる価格で受けて疲弊するより、適正価格で気持ちよく仕事をする方が、長続きしますよ😊

スキルシェアで出品するときも、この点は意識してみてくださいね。

第5章|向いている人・向いていない人 🎯

3Dプリンター副業は、向き不向きがはっきり分かれます。unnamed (77).jpg

向いている人 ✅

🔧 機械いじり・ものづくりが好きな人

これが大前提です。3Dプリンターは「機械と向き合う」時間が長いので、それ自体が苦痛だと続きません。

逆に、機械をいじるのが好き、ものを作るのが好きという方には、とても楽しい世界ですよ✨

🧩 トラブルを「楽しめる」マインドの人

3Dプリンターはトラブルがつきものです。

「うまくいかない、なんでだろう?」を楽しめるか、ストレスに感じるかで、継続できるかどうかが変わります。

トラブルを解決したときの達成感を味わえる人は向いています😊

📈 コツコツ改善を続けられる人

一発で完璧なものはなかなか作れません。

「もうちょっとここを直そう」「この設定を変えてみよう」と、コツコツ改善を続けられる人が成果を出しています。

🎮 趣味として既に3Dプリンターを使っている人

既に趣味で使っている方なら、操作にも慣れているし、何が作れるかも分かっている。

その延長で副業にするのは、とても自然な流れですね。

向いていない人 ❌

⚡ 「すぐに稼ぎたい」人

3Dプリンターは、買ってすぐにガンガン稼げるようなものではありません。

操作に慣れる時間、売れるものを見つける時間、トラブル対応を覚える時間…ある程度の助走期間が必要です。

😰 トラブル対応にストレスを感じる人

「失敗した、やり直しだ…」が頻繁に起きます。

これにストレスを感じる方は、正直しんどいと思います。

💰 大きく稼ぎたい人

月収100万円とか、そういうレベルを目指すのは難しいです。

もちろん、事業として本格的にやれば可能性はありますが、副業レベルでは現実的ではありません。

🤷 機械を触るのが苦手な人

3Dプリンターは、多少なりとも機械の知識が必要です。

「説明書を読むのが苦手」「機械は誰かに任せたい」という方には向いていません。

第6章|興味があるならこう始めよう 🚀

「ちょっと興味あるかも」という方に、おすすめのステップをお伝えしますね。unnamed (78).jpg

Step 1:まず1台買って「使う側」になる 🌱

いきなり「稼ごう」と思わなくてOKです。

まずは1台買って、自分のために使ってみてください。

・自分の困りごとを解決するものを作る
・趣味のものを作る
・操作に慣れる
・トラブル対応を経験する

この段階で「楽しい」と思えるかどうかが、続けられるかの分かれ目です😊

Step 2:作ったものをSNSやコミュニティで発信する 📱

何か作ったら、SNSやリベシティで「こんなの作りました」と発信してみてください。

すると、「え、これ売ってくれない?」「こういうのも作れる?」という反応が来ることがあります。

それが、副業としての第一歩になりますよ✨

Step 3:小さく受注してみる 🤝

反応があったら、小さく受注してみましょう。

・スキルシェアに登録してみる
・知り合いからの依頼を受けてみる
・3Dプリンタ部で「こういうの作れます」と言ってみる

最初は利益度外視でもOKです。「受注して納品する」という経験を積むことが大事。

ただし、前述の通り安すぎる単価で受けないことは意識してくださいね🙏

Step 4:自分に合うスタイルを見つける 🎯

やってみると、「受注が楽しい」「販売の方が向いてる」「やっぱり趣味で十分」など、自分に合うスタイルが見えてきます。

無理に広げず、楽しめる範囲で続けるのが一番です。

副業として成立しなくても、趣味として楽しめればそれでOK。その趣味がいつか副業につながるかもしれないし、つながらなくても人生は豊かになりますよ😊

まとめ|3Dプリンター副業は「好き」が前提 💖

長くなりましたが、最後にまとめますね。unnamed (81).jpg3Dプリンターで副業はできます。

ただし、

・機械いじりが好きじゃないと続かない
・トラブルを楽しめないとストレスになる
・安い単価で受けると疲弊する
・大きく稼ぐのは難しい

という現実もあります。

稼げるかどうかより、「続けられるかどうか」が大事です。

好きじゃないと続きません。トラブルが多いから。

逆に言えば、機械いじりやものづくりが好きな人にとっては、とても楽しい副業になり得ます✨

まずは趣味として楽しむところから始めて、その延長で副業になれば理想的ですよね。

「事業所得の種」として、選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか😊unnamed (79).jpg

リベシティ3Dプリンタ部について 🖨️

unnamed (80).jpgリベシティのチャット内で「3Dプリンタ部」を運営しています。

・3Dプリンターに興味がある方
・既に持っていて情報交換したい方
・買おうか迷っている方

どなたでも歓迎です!初心者の質問も大歓迎ですよ😊

興味がある方は、ぜひ覗いてみてくださいね✨

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まー@3Dプリンタ×AI

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この記事のレビュー(3
  • 会員ID:LL1O6710
    会員ID:LL1O6710
    2026/01/10

    まーさん、大変面白いお話を記事にしてくださってありがとうございます☺️ わかりやすく、よくまとまっていて、とても興味深く読ませてもらいました。 私は「ボタンを押すだけ」だと思っていました😅 まだまだ未知の面白い世界があるんだなぁと楽しく最後まで一気に読みました。 ちょっと本質とは離れますが、私が1番気になったのは、「説明書を読むのが苦手な人は向いていない」というところです。 学生時代は理系、文系と分かれていますが、機械も読解力も実世界では繋がっていますね。 技術が進歩しても、最後はまだまだ人間というところにも考えさせられました。 新しい気づきをありがとうございました🙏

    まー@3Dプリンタ×AI

    投稿者

  • 会員ID:GiiK5uoe
    会員ID:GiiK5uoe
    2026/01/09

    いくつか記事を読ませていただきました。 最近、3Dプリンターに興味があって色々情報を集めているところです。 とても参考になりました。

    まー@3Dプリンタ×AI

    投稿者

  • 会員ID:ARby4Oqf
    会員ID:ARby4Oqf
    2026/01/09

    3Dプリンター副業のリアルがまとまっていて、3Dプリンターユーザーの私には「そうそう!」と共感する部分ばかりでした😆 みなさんがこの記事を読んで、3Dプリンターについて知っていただけたら嬉しいですね😊 私はstep4の自分のスタイルがまだ見えていないので、色々楽しんで試してみたいと思います🎶 貴重なお話をありがとうございました!🙏✨️