- 投稿日:2026/01/20
こんにちは。まーです!
前回は「自分でデータを作りたくなったら」というテーマで、TinkerCADやFusion 360などのモデリングソフトを紹介しました。
今回は「よくあるトラブルと解決方法」についてお話しします。
最初にお伝えしたいこと
今回紹介するトラブルは、Bambu Labが登場する前(3〜4年前)の3Dプリンターでよく起こっていたものです。
A1 miniなど最新機種をお持ちの方には、あまり該当しないかもしれません。
ただ、FDM 3Dプリンターでは昔からよくあるトラブルなので、知識として持っておいてもらえればと思います。
昔からFDM 3Dプリンターを使っている方は、「あぁ、そうそう!懐かしい!」と思ってもらえるかもしれませんね 😊
この記事で分かること
✅ 定着不良(剥がれる)の原因と対処法
✅ 糸引きの原因と対処法
✅ 層ズレの原因と対処法
✅ フィラメント詰まりの原因と対処法
✅ 最初の層がうまくいかないときの対処法
✅ 困ったときの基本的な考え方
①印刷が途中で剥がれる(定着不良)
印刷中にビルドプレートから造形物が剥がれてしまうトラブルです。
「定着不良」とも呼ばれます。
【昔のプリンター】
・手動レベリングが必要だった
・プレート管理がシビアだった
・初心者の最初の壁だった
【A1 mini】
・自動レベリング+初期層制御が優秀
・普通に使っていればほぼ起きない
【起きるとしたら】
・プレートの皮脂汚れ(手で触りまくった)
・冬場の低温環境
・非推奨フィラメント
【対処法】
・プレートをアルコールや中性洗剤で拭く
・ケープ(ヘアスプレー)を軽く吹きかけると定着力アップ
・冬場は部屋を暖める、エンクロージャーを使う
A1 miniなら「何も考えずに剥がれる」はほぼないです。安心してください 👍
②糸引きがひどい
ノズルが移動するときに、細い糸がビヨーンと伸びて造形物についてしまうトラブルです。
【昔のプリンター】
・リトラクション設定の「設定沼」にハマる人が多かった
・温度、速度、距離…調整項目が多すぎて迷子に
【A1 mini】
・プリセットの完成度が高い
・純正PLA+標準設定ならほぼ問題なし
【起きるとしたら】
・激安フィラメント
・吸湿したフィラメント
・温度を上げすぎた場合
【対処法】
・フィラメントを乾燥剤と一緒に密閉袋で保管
・吸湿したフィラメントはフィラメントドライヤーで乾燥
【ポイント】
昔は「設定を疑う」のが常識でしたが、A1 miniでは「素材を疑う」のが正解です 💡
③層ズレ・途中からずれる
印刷の途中から、層がずれて形が崩れてしまうトラブルです。
【昔のプリンター】
・ベルトの緩みや振動が原因でよく起きた
・ユーザーがベルトの張りを調整する必要があった
【A1 mini】
・CoreXY設計+振動補正機能を搭載
・普通に机の上に置いて印刷すればほぼ起きない
【起きるとしたら】
・本体が不安定な場所に置かれている
・極端に高速な印刷や大型造形(上級者向けの話)
【対処法】
・安定した場所に設置する
これだけで層ズレはほぼ防げます 🛠️
④フィラメントが詰まる
ノズルが詰まって、フィラメントが出てこなくなるトラブルです。
【昔のプリンター】
・設定ミスでも詰まることがあった
・温度が低すぎ、リトラクションが多すぎなど
【A1 mini】
・ホットエンド性能が高い
・自動ロード・アンロード機能あり
・設定起因の詰まりはほぼなし
【起きるとしたら】
・低品質なフィラメント
・長期放置で吸湿したフィラメント
・異物混入
【対処法】
・信頼できるメーカーのフィラメントを使う
・乾燥保管を徹底する
昔は「設定ミスでも詰まる」→ A1 miniでは「素材が悪いと詰まる」。この違いは大きいです 📌
⑤最初の層がうまくいかない
最初の層が定着しない、または「象の足」と呼ばれる底面がつぶれて広がってしまうトラブルです。
【昔のプリンター】
・Zオフセット調整が初心者最大の壁
・0.01mm単位で調整が必要
・「ノズルとプレートの距離がわからない」と挫折する人が多かった
【A1 mini】
・Zオフセットをユーザーに触らせない設計
・自動補正が非常に優秀
・最初の層は勝手にきれいに仕上がる
【起きるとしたら】
・特殊な素材を使っている場合
・プレートの選択ミス
【ポイント】
昔の初心者最大の壁が、今はほぼ無い。
これはA1 miniを選ぶ大きな理由の1つです ✨
⑥困ったときの対処の基本
最後に、困ったときの対処の基本をお話しします。
3〜4年前のプリンターでは、トラブルが起きたら「設定を疑う」のが常識でした。
でも、A1 miniでは順番が違います。
【A1 mini時代の対処法】
① まずは「純正フィラメント+純正プリセット」に戻す
② それでもダメなら「ハード(置き場所・フィラメント)」を疑う
③ 設定をいじるのは最後
【検索のコツ】
「Bambu A1 mini + 症状」で検索してください。
・例:「Bambu A1 mini 剥がれる」
・例:「Bambu A1 mini 糸引き」
【参考になる情報源】
・Bambu Lab公式Wiki
・Bambu Lab公式フォーラム
情報がとても豊富なので、参考になりますよ。
【最重要ポイント】
「設定を疑う前に、環境と素材を疑う」
これが昔のプリンターとの最大の違いです 🔑
まとめ
今回は「よくあるトラブルと解決方法」というテーマでお話ししました。
ポイントをおさらいすると…
✅ 定着不良 → A1 miniではほぼ起きない。起きたらプレートの汚れか環境を疑う
✅ 糸引き → 設定より素材の問題。フィラメントの乾燥保管が大事
✅ 層ズレ → 安定した場所に設置すれば防げる
✅ 詰まり → 素材の品質管理で防げる
✅ 最初の層 → A1 miniでは自動補正でほぼ解消
✅ 困ったら → 「純正+プリセット」に戻す。設定を疑うのは最後
冒頭でもお伝えしましたが、今日話したトラブルはA1 miniユーザーにはあまり関係ないものが多いです。
でも、知識として知っておくと、いざというときに役立ちます。
怖がらずに、どんどん印刷を楽しんでください 🎊
次回は「光造形3Dプリンター」についてお話しします。FDMとは違う方式の3Dプリンター。興味がある方も多いと思うので、メリット・デメリットを分かりやすく解説しますね。
お楽しみに!
スキを押してもらえると嬉しいです 😊
