- 投稿日:2026/03/11
- 更新日:2026/03/11
はじめに
先日、16年間連れ添ってきた愛犬が夢の国へ旅立ちました。
看取りの時間はとても辛く、しばらくは気持ちの整理がつきませんでした。
そんな中、遺品整理をしていると、ドッグフードが思った以上に余っていることに気づきました。
その時、ふとこんなことを感じました。
「これって、人間でいう“お金を残して旅立つ”ことに似てないかな?」
ペットの介護と看取りの経験を通して感じた「貯める力」と「使う力」のバランスについて、愛犬を亡くしたからこそ気づいたことを紹介します。

容態が急変した日
亡くなる半月ほど前まで、愛犬はまだ食欲も元気もありました。
散歩も距離は短くなりましたが、ゆっくり歩くことはできていました。
特に大きな病気を患っていたわけでもなかったため、
私はドッグフードもそれなりに買っていました。
しかし突然、容態が急変しました。
立つことも難しくなり、座るか横になるかの状態が続きました。
そして、そのまま静かに息を引き取りました。

愛犬がいなくなったあと、部屋の整理をしていると、残ってしまったドッグフードがあることに気づきました。
ドッグフードとオムツが、予想以上に残った
介護が始まると、多くの飼い主さんが感じると思いますが、
→いつ必要になるか分からない
→食べられなくなったら困る
→オムツが足りなくなったら困る
そう思い、つい多めに買ってしまってました。
もちろん、無駄にするつもりはなく、愛犬のために備えていたものです。
ですが、結果として開封済みと未開封のドッグフードやオムツが残りました。

『DIE WITH ZERO』を思い出す
この時、こんなことを思いました。
「ゼロで亡くなるって、こんなに難しいんだな」
そして同時に、あることにも気づきました。
これは、お金の話にも似ているのではないか、と感じました。
・病気になるかもしれない
・仕事がなくなるかもしれない
・老後にお金が足りなくなるかもしれない
このような不安があると、私たちはお金を貯めます。
→いわゆる 「貯める力」 です。
しかし、愛犬の介護を通して、私はもう一つのことに気づきました。
それは「使い切ることの難しさ」 です。
未来が不安だから貯め続ける。
でも、いつ使えばいいのかは誰にも分かりません。
そして気づいたときには、「もっと使っておけばよかった」と思うこともあるのかもしれません。
残ったドッグフードを見て、私はある本のことを思い出しました。
それが「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」という本です。学長もオススメされていた書籍の一冊です。
この本では、「人生の最後に資産を最大化する必要はない」という考え方が紹介されています。
将来に備える「貯める力」や「増やす力」は人生を安定させてくれます。
しかし、この本では、もう一つの視点を教えてくれます。
それは「お金は人生の経験に使うためのもの」という考え方です。
例えば、
・家族との旅行
・大切な人との食事
・思い出に残る体験
こうした経験は、その瞬間だけで終わるわけではありません。
思い出すたびに、何度も価値を生み続けます。

貯める力と使う力のバランス
多くの人は、お金を「貯めること」を重視します。
・無駄遣いを減らす
・固定費を見直す
・貯金や投資をする
これはとても大切な 「貯める力」 です。
しかし今回の経験を通して、
私はもう一つ大切な力を改めて感じました。
それが「使う力」 です。
お金は、ただ持っているだけでは人生を豊かにしてくれるわけではありません。
どこで、何に使うか。
それによって、お金の価値は大きく変わります。
例えば
・家族との時間のためのお金
・健康のためのお金
・思い出を作るためのお金
これらは単なる消費ではなく、人生への投資とも言えるかもしれません。
だからこそ大事なのは、
「貯める力」と「使う力」のバランスだと思います。
もっと早く使えばよかったと思うこと
愛犬がいなくなったあと、ふと考えることがあります。
「もっと、ああしてあげればよかったな」と。
もちろん、できることは精一杯やったつもりです。
一緒に散歩をして、たくさん写真を撮って、長い時間を一緒に過ごしてきました。
それでも、今になって思うことがあります。
・もう少し遠くまで旅行に連れて行ってあげればよかった
・少し高くても、もっと美味しいドッグフードを食べさせてあげたかった
・もっと一緒に過ごす時間を作ってもよかった
後悔しているわけではありません。
ただ、「できたかもしれないこと」が頭に浮かぶことはあります。
お金は残っても、時間は戻りません。
お金は働けば、貯めることもできますし、稼ぐこともできます。
ですが、大切な人や家族と過ごす時間は、その時にしかありません。
だからこそ、お金は未来のためだけではなく「今という大切な時間のためにも使うもの」だと思うようになりました。
お金も人生も、最後は使い切れない
学長も仰るように未来は誰にも分かりません。
そして、お金は夢の国に持っていくこともできません。
大切なのは、どれだけ残したか、ではなく「どう使ったか」だと思います。
むしろ、それこそがお金の本来の役割だと思います。
最後に
愛犬の残してくれたドッグフードを見ながら、私はそんなことを考えています。
【「今の大切な時間」にも、お金を使っていこう。】
それが、愛犬が教えてくれた「貯める力」と「使う力」のバランスなのかもしれません。
ちなみに、残ったドッグフードやオムツは近所で犬を飼っている方に譲ったり、未開封のものはメルカリやリベフリマで必要な方にお譲りしようと考えています。
もし、誰かの役に立つなら
それもまた嬉しいことだと思っています。
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