- 投稿日:2026/02/07
【ご挨拶】
こんにちは!
ヒプノセラピストの「ねっこ先生」です。
今回も、皆様の暮らしに役立つ心理学の効果をサクッと5分程度の長さにまとめてご紹介していきます。
よろしくお願いします!
今回取り上げるのは **サンクコスト効果** です!
稼ぐ力、人脈作り、円滑な人間関係構築等に、是非お役立てください^^
【起源/由来】
サンクコスト効果という概念は、もともと経済学の分野で使われていた**「サンクコスト(埋没費用)」という用語に由来しています。経済学では、サンクコストは今後の意思決定には影響を与えない「無視すべきコスト」とされています。しかし、心理学や行動経済学の分野では、人々がこのサンクコストに囚われ、非合理的な判断を下す傾向があることが研究されました。この考え方は、心理学者 ダニエル・カーネマンやエイモス・トヴェルスキー**によって広められ、人間の非合理性を説明する重要な概念の一つとなりました。
【エピソード】
サンクコスト効果を象徴する有名なエピソードは、**「コンコルドの誤謬」**です。
コンコルドの誤謬: イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機コンコルドは、開発段階で採算が取れないことがわかっていました。しかし、**「これまで莫大な費用と時間を費やしてきたのだから、今さらやめるわけにはいかない」**という判断から、開発が続行されました。結果として、コンコルドは商業的に大失敗に終わり、莫大な赤字を生み出しました。これは、過去の投資(サンクコスト)に囚われ、非合理的な意思決定をしてしまった典型的な事例です。
【生活への活用事例】
サンクコスト効果は、私たちの日常生活において、様々な場面で影響を及ぼしています。年齢や性別を問わない具体的な例を5つ挙げます。
1.人間関係:
💔 何年も付き合っている恋人との関係がうまくいっていないにもかかわらず、**「こんなに長く一緒にいたのだから、今さら別れられない」**と関係をずるずると続けてしまうことがあります。
2.仕事:
📈 自分が携わっているプロジェクトが、どう考えても失敗することが明らかになったにもかかわらず、**「このプロジェクトに〇〇時間も費やしたのだから、最後までやり遂げなければならない」**と、さらに労力を注ぎ込んでしまうことがあります。
3.映画館:
🎬 映画館でつまらない映画を観ている時、途中で退席すれば時間を無駄にせずに済みますが、**「わざわざ映画館に来て、入場料を払ったのだから、最後まで見なければもったいない」**と感じ、最後まで観続けてしまうことがあります。
4.ギャンブル:
🎰 賭け事に負け続けている時、負けた分を取り戻そうとして、さらに掛け金をつぎ込んでしまうことがあります。これは、**「これまでの損失分(サンクコスト)を回収したい」**という心理が働くためです。
5.資格勉強:
📚 興味が失われた資格の勉強を途中でやめたいと思っても、**「テキスト代や受験料、そして勉強に費やした時間」**を無駄にしたくないという気持ちから、無理をして勉強を続けてしまうことがあります。
【活用時の注意点】
サンクコスト効果に惑わされず、合理的な判断を下すためには、以下の3つの点に注意が必要です。
1.「今」と「これから」に集中する:
過去に何をしたかではなく、**「今の状況」と「今後どうするか」**だけを考えて意思決定を行う習慣をつけましょう。過去の投資は、取り戻すことのできない「埋没費用」だと割り切ることが重要です。
2.客観的な視点を持つ:
🗣️ 友人や専門家など、第三者の意見を聞くことで、サンクコストに囚われた自分の感情的な判断に気づくことができます。
3.やめる勇気を持つ:
🔚 サンクコスト効果に気づいた際には、**「やめる」**という選択肢が、将来的な損失を最小限に抑えるための最善の策であると認識する勇気が必要です。
【まとめ】
サンクコスト効果は、過去に費やした努力や費用が、私たちの合理的な意思決定を妨げる強力な心理的バイアスです。私たちは、「もったいない」という感情に囚われがちですが、この感情に流されると、かえってさらなる大きな損失を招く危険性があります。この効果を理解することは、「過去は過去」と割り切り、「未来」に目を向けるための第一歩となります。サンクコストを無視し、常に将来の利益と損失だけを基準に判断を下すことで、私たちはより良い人生の選択をすることができるでしょう。
今回の内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!次回の配信も、ぜひご期待ください!!!