- 投稿日:2026/02/11
みなさん、こんにちは!まーです🍊
今日は3Dプリンターの「サポート材」について、僕が実際にハマった失敗と、そこから学んだ設定のコツを全部シェアさせてください。
とある深夜の絶望
先日、どうしても作りたいフィギュアがあって、深夜にプリントを仕掛けたんですよね。3時間待って、わくわくしながらベッドからプレートを外して、さあサポートを取るぞ!ってなったんです。
……取れない😇
デフォルトの「グリッド」設定のサポートが、フィギュアの体中にベッタリくっついて、もうミイラみたいになってるんですよ。仕方なくペンチでバキバキやってたら、「パキッ」って嫌な音がして。
……腕が折れました。本体の腕が。
3時間かけたプリントが全部パー。深夜2時に一人でボーゼンとしてました😭
貴重な休日の夜を使って、わざわざ3時間待ったのに……たかがサポート材の設定一つで、こんなにもったいないことになるなんて。
でもね、逆に言えば「設定を知ってるだけ」で、こういう無駄をゼロにできるんです。だから今日は、僕が身をもって学んだことを全部書きます。同じ思いをする人が一人でも減ったら嬉しいです💪
【理論編】なぜサポートが必要なのか
まず基本からいきますね。3Dプリンターって、下から上に一層ずつプラスチックを積み重ねていくじゃないですか。ということは、空中に浮いてる部分は支えがないと重力で垂れ落ちちゃうんです。
イメージとしては、おせんべいを重ねる感じですね🍘
真上にぴったり重ねたら安定するけど、ちょっとずつズラして重ねていくと、だんだん不安定になりますよね。で、「どのくらいズレたらヤバいの?」っていう境界線が「45度」なんです。
新しい層の半分以上が前の層からはみ出すと、さすがに重力に負けて垂れ落ちます。これが「45度ルール」の物理的な理由なんですよね。
ちなみにBambu Labのプリンターは冷却ファンがかなり優秀なので、実際は45度を超えてもけっこう耐えてくれます。でも物理法則には逆らえないので、やっぱりサポートが必要な場面は出てくるわけです🤔
マミー効果って知ってますか?
ここで一つ、怖い話をさせてください。
サポートって「物理的な床を提供する」だけだと思ってませんか? 実はもう一つ、めちゃくちゃ大事な役割があるんです。それが「熱の逃げ道」。
空中にプラスチックを射出すると、熱が逃げる場所がないから、樹脂がいつまでもドロドロのまま垂れ下がるんですよ。これがひどくなると、溶けた糸がデロデロに垂れて、まるでミイラの包帯が解けたみたいな見た目になります。
海外のコミュニティでは「マミー効果(Mummy Effect)」って呼ばれてます。
僕も一回やらかしたことがあって、サポートの設定をいじりすぎて必要なところにサポートがつかなくなっちゃったんですよね。完成品を見たら、フィギュアの顎の下がデロンデロンに溶けてて……ホラー映画みたいでした😱
つまり「サポートを減らしすぎる」のも危険なんです。ここ、かなり大事なポイントですね。
【実践編①】通常サポート ─ Gridの恨みとSnugの感動
デフォルトの「Grid」への恨み
通常サポートって、支えたい部分から真下に柱をドンと立てる方式です。工事現場の足場みたいなもんですね。安定感はすごくあるんですけど……。
問題はデフォルトの「Grid(グリッド)」設定。これ、オーバーハングの形に関係なく、四角い領域を格子状に全部埋めちゃうんですよ。必要ないところにまでサポートがベタッとつく。
だからペンチでバキバキやるしかないし、モデルの横の壁にまでサポートが貼り付くから、表面に跡が残っちゃうんですよね。僕のフィギュアの腕が折れたのも、まさにこのGridのせいでした😤
「Snug」を知った日、世界が変わった
でもね、ここで朗報です!
通常サポートにはもう一つ「Snug(スナッグ)」っていうスタイルがあるんです。「ぴったり」っていう意味なんですけど、これに変えるだけで全然違います✨
Snugはオーバーハングの形にピッタリ沿って、必要最小限のサポートだけを作ってくれるんです。余計なところにはみ出さない。だから力を入れるだけで「パカッ」と外れることが多い。
しかも、モデルの横の壁に余計なサポートが触れないので、寸法精度が守れるんですよね。ギアとか嵌合する部品を作ってる人にとっては、ここがめちゃくちゃ大事です。Gridだと横の壁にサポートが貼り付いて、その面がちょっと膨らんじゃって、もう一つの部品とハマらなくなることがあるんですよ。
だから、機械部品とか工業的な用途で通常サポートを使うなら、「Snug一択」だと僕は思ってます。これだけで、サポート剥がしの苦行から一気に解放されますよ!
【実践編②】ツリーサポート ─ フィギュア派の味方
次に「ツリーサポート」について。こっちは比較的新しい技術で、名前のとおり木の枝みたいな形をしてるんですよ🌳
さっきの工事現場の足場に対して、ツリーサポートは「つっかえ棒」に近い感じですかね。必要なところに斜めから棒を当てて支える。だからモデルの横の壁には触れずに済むことが多いんです。
一番のメリットは、取り跡がきれいなこと。枝の先端だけがモデルに触れるから、接触面積が小さいんですよね。フィギュアの顔とか、見える部分をきれいに仕上げたいときにすごく強いです。使う材料も少なくて済むので、コスパも良いですね。
Bambu Studioの4タイプ
Bambu Studioのツリーサポートには4つのタイプがあるんです。それぞれの特徴をまとめますね👇
・「スリム」 ─ 一番細くて、指で触るだけで取れるくらい簡単。でもその分めちゃくちゃ折れやすい
・「ストロング」 ─ 太くて頑丈。長時間プリントの安心感がすごい
・「ハイブリッド」 ─ ツリーと通常サポートのいいとこ取り。複雑な形にはツリーで、広い平面には柱で対応してくれる
・「オーガニック」 ─ 枝の曲がり方が滑らかで、入り組んだ形に強い
迷ったら「ハイブリッド」を選んでおけば、Bambu Studioが自動で判断してくれるので、一番失敗しにくいですね😊
【A1 mini特化編】これ、A1ユーザーは絶対読んで!
ここからが一番伝えたいことです。A1やA1 miniユーザーの方、特に聞いてください🔥
この機種って、プリント中にベッドが前後にガンガン動くじゃないですか。これが「ベッドスリンガー」っていう方式なんですけど、細いツリーサポートにとっては天敵なんです。
どういうことかというと、ベッドが前後に動くと、その上に立ってるツリーサポートも一緒に揺さぶられますよね。根元が細くて上が重い構造だから、揺れがどんどん増幅されていくんです。
これ、物理で「逆振り子」って呼ばれる現象なんですよね。振り子って、上が重いと小さな力でも大きく揺れちゃうじゃないですか。ツリーサポートもそれと同じで、ベッドの動きに共振して、最終的に「ポキッ」と折れてしまう。
想像してみてください。フィギュアを8時間かけてプリントしてて、残り1時間で完成ってところで「ガガッ」って異音がするんですよ。プリンターを覗き込んだら、サポートが途中で折れて、モデルの顔面がスパゲッティになってる……。
僕はこれを3回やらかしました。合計で24時間分の製作時間がパーです。本当にもったいなかった😇
ちなみにX1やP1シリーズはベッドが上下にしか動かない「CoreXY」方式なので、この問題は起きにくいんです。だから同じ設定でも、機種によって成功率が全然違います。
A1ユーザーの鉄則はこれです👇
「スリム」は使わない! 「ストロング」か「ハイブリッド」を選ぶこと!
これだけで、ポッキリ事故のリスクがかなり減りますよ。
迷ったらこのフローで決めよう
今日の内容をシンプルにまとめますね👇
・作るものの形が「箱っぽい」(広くて平らなオーバーハング)→ 通常サポート、Snugスタイル
・作るものが「フィギュアや曲面が多い」もの → ツリーサポート
・「両方ある」or「よくわからない」 → ツリーのハイブリッド
・A1 / A1 miniユーザー → ツリーを選んだ上で「スリム」は避ける
そして忘れちゃいけないのが、「サポートは単なる支えじゃなくて、熱の逃げ道でもある」ということ。むやみに減らすとマミー効果が起きるので、そこだけは気をつけてくださいね🤔
おわりに
これから全4回のシリーズで「サポート材の完全攻略」をやっていきます。次回は通常サポートの細かい設定値(Z距離、密度、パターンなど)を徹底的に深掘りしますので、お楽しみに!
皆さんのサポート材にまつわる失敗談や「この設定がおすすめ!」っていうのがあれば、ぜひコメントで教えてください! 僕も皆さんから学びたいですし、みんなで知見を持ち寄れたら最高だなと思ってます😊
一緒にモノづくりを楽しんでいきましょう!まーでした🍊
