- 投稿日:2026/02/13
- 更新日:2026/02/13
消費税を納めるのは誰?
「消費税は私たちが納めている税金」そう思っていませんか?
実は、税法上のしくみは少し違います。
今回は、消費税の本当の仕組みと、最近話題の「食料品0%」の問題点をなるべく簡単に解説したいと思います。
消費税は事業者が納税義務者
結論から言うと、
税金を国に納める義務があるのは事業者です。
消費者ではありません。
消費者は商品の対価を支払っているだけです。消費者には納税義務はないのです〜(@_@)
消費税は預り金なんじゃないの?という思い込み
消費税の表示義務とは
消費税法では商品総額の表示が義務とされていて、消費税分とされる金額を表示させる義務なはいのです!
レシートの「消費税」は本当の税金?
レシートに書いてあるのは
**「消費税相当額」**です。
ここがポイントです。
国会でも、官僚は必ず
「消費税額」ではなく「消費税相当額」と言います。
つまり、価格の中に税金分を含めてもいいですよ☺️でも納税義務は事業者ですよ☺️
という制度なのです。(怖っ!)
実際は課税仕入にかかる消費税分を引いて、最終的に消費税を計算するので、108円の中の8円全部を納めるかどうかは計算結果次第です。
価格は事業者が決めている
商品の値段は、事業者が決めます。
競争が激しければ値下げ
競争が少なければ値上げできます。
つまり、
消費税分をそのまま上乗せできるとは限りません。
競争が激しい業界では、
利益を削って税金を納めることになります。
人件費に消費税が掛かるってどういうこと?
しかも、非課税仕入(不課税仕入)という人件費や社会保険料は課税売上から差し引くことができないので、消費税を節税したいために人件費(正規雇用)を削り、外注への流れが起きるのは無理もないことです。
(細かくは非課税と不課税は違うのですがここでは割愛します)
そりゃ…給料も…上がらないよね。給料上げたら消費税額増えるもん😭
食料品の消費税0%は本当にお得?
本当に8%安くなる?
最近よく聞く「食料品の消費税0%」。
でも、ここで疑問があります。
食品は、もともと価格の変動が大きい商品です。
原材料の高騰
円安
天候不良
これらの影響で値段は日々変わります。
その中で8%下がったことに
私たちは本当に気づけるでしょうか?
そして、
本当に8%きっちり下がるでしょうか?
外食産業はどうなる?
食料品を0%にすると、
仕入れにかかった消費税の扱いが変わります。食品の課税仕入分から引ける税額控除分がなくなって、今より増税になる可能性が高いです😱
本当に食材が8%きっちり安くなるのならまだいいのですが、上記のように食品の価格は日々上下するので、価格に減税分も吸収されてしまう可能性が高いのでは?と言われています。
外食産業は、
食材を仕入れて
サービスとして(消費税率は10%)提供する業種。
そのため、
制度設計によっては実質的に負担が増える
(増税になる)と言われています。
利益が出せなくなり、自分の行きつけのお店が無くなってしまうかもしれません…😭
輸出戻し税との関係
そしてまだある問題…
消費税には「還付(戻し税)」という仕組みがあります。
輸出企業は、
国内で仕入れ時に払った消費税が戻る制度があります。
もし食料品が0%になると、
食品メーカーなどは、国内で仕入れて国内で販売しても還付がもらえる可能性が高いです。
そうなると中小企業などが支払った消費税の一部は、食品メーカーや食料品店に還付され、国内での新たな利権問題など、制度はさらに複雑になりそうです😔
まとめ
消費税は、
税法の仕組み
経済学の考え方
価格の問題
が混ざっているため、とてもわかりにくい税金です。
「消費者が負担する税」と言われますが、
法律上は事業者に課税されています。
ここを理解すると、
ニュースの見え方が変わります💡
これを踏まえると、消費税減税は高所得者優遇という批判もあたらないとわかります。
納税義務者は事業者なので
減税、廃止にすると助かるのは「中小企業」なのです✨️✨️(イイコトダヨネ)
おまけ
消費税が廃止になって本当に困るのは還付されてる企業じゃない?(こっそり笑)