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  • 投稿日:2026/02/15
【Claude Coworkとは?】非エンジニア向けPCエージェント徹底解説

【Claude Coworkとは?】非エンジニア向けPCエージェント徹底解説

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藤岡。@Claude(クロード)専門家

藤岡。@Claude(クロード)専門家

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要約
Claude Coworkは「PC上のタスクを自動でこなしてくれるAIエージェント」です。最大の特徴は、コーディング不要で誰でも使えること。自然言語で指示するだけで、ファイル整理やレポート作成などの日常業務を自動化してくれます。

Claude Coworkって何?非エンジニアのためのAIデスクトップエージェントを徹底解説

Claude Coworkは、AnthropicがClaude 課金者向けに2026年1月からリサーチプレビューとして提供を開始した、PC上で自律的にタスクをこなしてくれるAIエージェント機能です。

一番のポイントは、コーディングが一切いらないこと。エンジニアじゃなくても使えるように設計されていて、ローカルファイルの操作やブラウザとの連携を通じて、毎日のPC作業を自動化してくれます。

もともとClaude Codeが開発者向けだったのに対して、Coworkはビジネスユーザーや一般ユーザーの業務効率化にフォーカスした製品。Anthropicのエージェント戦略において、非常に重要なピースになっています。

Claude CodeとClaude Cowork、何が違うの?

Claude CodeとClaude Coworkは、同じAnthropicのエージェント製品ファミリーでありながら、設計思想もターゲットユーザーも真逆と言ってもいいくらい異なります。

Claude Codeは2025年初頭に登場した、ソフトウェア開発者向けのコーディングエージェントです。ターミナル(コマンドライン)上で動き、コードの記述・デバッグ・リファクタリング・Git操作などをClaudeが自律的にやってくれます。使うにはプログラミングの知識が前提になっていて、開発環境のセットアップも必要。エンジニアの日常業務を高速化する「AIペアプログラマー」という立ち位置ですね。

一方のClaude Coworkは、macOSデスクトップアプリ内で動作します。コーディング知識はゼロでOK。ファイルの整理、スプレッドシートの作成、レポート生成といった一般的なオフィス業務を、自然言語で指示するだけで自動化できます。

使い分けはシンプルで、
コードを書く仕事 → Claude Code
それ以外のPC業務 → Claude Coworkです。

Claude Codeは先日コチラの記事で紹介しました↓

Claude in Chromeとの違いは「活動範囲の広さ」

Claude in Chromeは、Chromeブラウザ内で動く拡張機能で、ウェブページの要約やブラウザ上のコンテンツ操作など、ウェブベースのタスク支援に特化しています。つまり、活動範囲はブラウザの中だけ。ローカルのファイルには直接触れません。

これに対して、Claude Coworkの守備範囲はぐっと広がります。ローカルファイルの読み取り・編集・作成・削除が中核機能で、さらにブラウザ操作やコネクタ経由での外部サービス連携もできます。Chrome拡張の機能を含みつつ、デスクトップ全体に活動範囲が広がった「上位互換」のような存在ですね。

わかりやすく言うと、Claude in Chromeが「ウェブ上の情報を読んで処理する」のが得意なのに対して、Claude Coworkは「ウェブの情報を取ってきて、ローカルにファイルを作って、さらに外部サービスに連携する」というエンドツーエンドの自動化ができます。

たとえば、「ウェブで情報をリサーチして、ローカルにレポートファイルを作成する」なんてタスクは、まさにCoworkの独壇場です。

使い方の流れ:自然言語で指示 → 許可して実行

Claude Coworkの操作フローは、ユーザーの自然言語指示を起点にした「段階的な許可制」で設計されています。セキュリティを最優先にしつつも、技術に詳しくない人でも直感的に使えるよう工夫されています。

具体的な流れはこんな感じです。

macOS上のClaudeデスクトップアプリを開いて、Cowork機能にアクセスやりたいことを自然言語で指示する(例:「ダウンロードフォルダの領収書PDFを読み取って、月別にスプレッドシートにまとめて」)Coworkがタスクを分析して、必要なアクションの計画を見せてくれるユーザーが「OK」と許可して、初めて実際の操作が始まる

アクセス許可の設計はかなり厳格です。フォルダ単位で許可が必要で、初めてアクセスするフォルダには必ずユーザーの承認を求めます。許可していないフォルダやシステムファイルには触れません。ファイルの削除のような取り返しのつかない操作には、追加の確認が入る仕組みになっていると考えられます。つまり、うっかりAIがファイルを消したとうことが起きないです。

外部サービスとの連携は「コネクタ」という仕組みを通じて行います。Google DriveやSlackなどのツールと接続でき、ブラウザ操作と組み合わせた複合的なワークフローが実現可能です。コネクタの設定も許可制なので、勝手に接続されることはありません。

なお、デモ動画や詳細なスクリーンショットについては、Anthropicの公式サイトやYouTubeチャンネルで公開されている可能性がありますので、そちらもチェックしてみてください。

競合サービスとの比較

Claude Coworkが参入するAIデスクトップ市場は、2025〜2026年にかけて一気に競争が激しくなっています。主なプレイヤーとの比較を見てみましょう。

Microsoft Copilotは、エコシステム統合の強さが最大の武器です。Windows OSとMicrosoft 365(Word、Excel、PowerPointなど)に深く統合されていて、すでにMicrosoft製品を使っている企業にとっては最も自然な選択肢。月額30ドル/ユーザーで、Microsoft製品との連携は圧倒的です。一方、Microsoft以外のツールだと力を発揮しにくい面も。Claude Coworkとの最大の違いは、CopilotがMicrosoft製品群に最適化されているのに対し、Coworkは特定エコシステムに依存しない汎用性を強みにしている点です。

Google Geminiは、Google Workspaceとの統合とProject Mariner(ブラウザAIエージェントの実験)で勝負しています。Gmail・Docs・Sheets・Slidesとの連携は優秀ですが、ローカルファイルに直接アクセスするという点ではCoworkとアプローチが異なります。Gemini Advancedは月額約20ドルで、コスパは高め。

OpenAI(ChatGPT/Operator)は、2025年1月に発表したOperatorでブラウザベースのタスク自動化に参入しました。ウェブタスクの実行に強みがある一方、ローカルファイル操作の深さではCoworkが先行している可能性があります。ChatGPT Plusは月額20ドル、Proは200ドル。

Apple Intelligenceは、プライバシー重視のオンデバイス処理が特徴です。ただし、エージェント的な自律タスク実行の能力はまだ限定的で、Coworkのような複雑なワークフロー自動化には対応しきれていません。

Claude Coworkの差別化ポイントをまとめると、特定エコシステムに縛られない汎用デスクトップエージェントであること、Claudeの優れた推論能力と長文コンテキスト(200Kトークン)、そして明示的許可制による透明性の高いセキュリティの3つです。一方で、Claude Max(月額100ドル以上)という価格は競合に比べて高め。OS統合の深さではMicrosoftやAppleには及びません。

知っておきたい制限事項とデメリット

Claude Coworkを使ううえで、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

リサーチプレビューの制約がいちばん大きいです。2026年1月にスタートしたばかりなので、安定性や機能の完成度は製品版とは異なります。予期しないエラーや動作の中断が起きることもあるため、業務上クリティカルなタスクに全面的に頼るのは避けたほうが安全です。

プラットフォーム制限として、現時点ではmacOSのみ。WindowsやLinuxのユーザーは利用できません。

セキュリティ面では、許可制とはいえ、AIエージェントにローカルファイルへのアクセスを渡すこと自体にリスクが伴います。意図しないファイルの変更や削除がゼロとは言い切れないので、重要なファイルのバックアップは必ずとっておきましょう。

処理能力の限界もあります。複雑すぎるタスクやあいまいな指示だと、思ったとおりの結果にならないことも。AIの推論に頼る以上、100%の正確性は保証されません。スプレッドシートの計算結果やレポートの内容は、必ず自分の目でチェックしてくださいね。

外部サービス連携についても、対応サービスの範囲やAPIの制限があるため、すべてのSaaSツールと繋がるわけではない点に注意が必要です。

今後の展望:汎用デスクトップAIエージェントのこれから

AI業界全体のトレンドとして、2026年は「エージェント元年」とも言われています。各社がデスクトップAIエージェントの競争を本格化させるなかで、Claude Coworkがどんなポジションを築くかは、プレビュー期間のユーザーフィードバックと、Anthropicが安全性と実用性のバランスをどう取るかにかかっています。

まとめ

Claude Coworkは、AIエージェントを非エンジニアの日常業務に開放する、とても意欲的なチャレンジです。Claude CodeやClaude in Chromeとの棲み分けは明確で、ローカルファイル操作を軸にした汎用タスク自動化という独自のポジションを持っています。

エコシステム統合の深さでは大手プラットフォーマーに譲りますが、特定ベンダーに縛られない柔軟性Claudeの推論能力の高さが大きな差別化要因です。

大事なのは、まだリリースしたばかりだということ。いきなり本格導入するよりも、まずは試しに触ってみるところから始めるのがおすすめです。

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