- 投稿日:2026/02/26
このブログでは、金融機関や周囲の人がなかなか教えてくれない、身近だけれど本質的なお金の話をお伝えしています。
40歳でリタイアした私が、一人でも多くの人がお金に困らない人生を送れるよう情報発信しています。
今回のテーマは、楽天証券が新たに開始した信用取引サービス「らくらく信用」についてです。
結論から言えば、投資初心者の方は基本的に手を出す必要はありません。
その理由を、構造から解説します。
参考サイト
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20260119-02.html
(出典:楽天証券公式)
楽天証券「らくらく信用」とは?初心者向け信用取引の概要
楽天証券がスタートした「らくらく信用」は、これまで信用取引の経験がない人でも申し込みが可能なサービスです。
そもそも信用取引とは、証券会社からお金を借りて投資を行う仕組みです。
たとえば、自己資金100万円を元手に、さらに100万円を借りれば、合計200万円分の取引ができます。
これを「レバレッジ」といいます。
200万円で運用すれば、1%の値上がりで2万円の利益になります。
現物取引なら1万円の利益ですから、利益効率は2倍です。
しかし当然、1%下落すれば損失も2倍になります。
信用取引のメリットとデメリット
メリット
少ない資金で大きな取引ができる(レバレッジ効果)株価下落でも利益を狙える(空売り・ショート)短期売買がしやすい
一見すると魅力的に見えます。
しかし、重要なのはデメリットです。
デメリット
損失もレバレッジ分だけ拡大する追証(追加証拠金)が発生する可能性取引コストが高い精神的負担が大きい
たとえば、レバレッジをかけて大暴落が起きれば、自己資金以上の損失が出る可能性もあります。
これが「追証」です。
私は実際に試したことがありますが、結論は「やらなくていい」です。
長期投資とはまったく別物の世界です。
なぜ証券会社は信用取引を勧めるのか?
ここが本質です。
私がいつもおすすめしている低コストのインデックスファンド、たとえば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬は年率0.05775%程度です。
仮に100万円投資しても、年間コストは約577円です。
この金額を運用会社・販売会社・受託会社で分けます。
販売会社に入る利益は、わずか数百円程度です。
これでは大きな収益にはなりません。
そのため、証券会社は信用取引やFXなど、手数料が多く発生する商品で収益を上げる必要があります。
これはビジネスとして当然の構造です。
だからといって、私たちがそれに付き合う必要はありません。
「無料」は本当に無料なのか?
世の中に本当の無料はありません。
「実質無料」という言葉もよく見かけますが、誰かが必ずコストを負担しています。
証券会社のサービスも同じです。
低コスト商品だけでは会社は成り立ちません。
だからこそ、高収益商品が存在します。
この構造を理解することが金融リテラシーです。
結論:初心者は信用取引より長期インデックス投資
信用取引を全否定するわけではありません。
しかし、長期資産形成を目指す初心者にとっては不要です。
・レバレッジは不要
・短期売買も不要
・空売りも不要
やることはシンプルです。
低コストのインデックスファンドを長期・積立・分散で継続すること。
これだけで十分です。
目新しいサービスが出ても、飛びつかないこと。
証券会社のビジネス構造を理解し、自分の利益を最優先に考えることが大切です。
投資は「増やすこと」よりも「減らさないこと」が重要です。
今日も愚直に、全世界株式でコツコツ積み立てていきましょう。
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