- 投稿日:2026/04/09
- 更新日:2026/04/10
はじめに
新サービス「LINEレストランプラス」の営業、受けてきました🙌
この記事では、
実際に提示された料金・交渉の実態運用代行目線で「これは面白い」と思った機能見送りに至った理由どんな飲食店に向いているか
をまとめています!
担当カフェのオーナーコメントも最後に載せています。
LINEレストランプラスとは?
一言でいうと、
飲食店の運営に必要なものを
LINEにまとめちゃおう! というサービスです。
どんなサービスかざっくり説明👇
✅2026年6月頃リリース予定で、現在は事前相談受付中。
✅モバイルオーダー・POSレジ・顧客管理・メッセージ配信・売上分析……これらが全部LINEで完結。
✅お客さんはアプリのダウンロードや会員登録が不要なので、ハードルが低いのも特徴
✅キャンペーン適用で初年度は実質0円からスタートできますが、2年契約が前提です(営業担当によってはかなり値引き交渉できる印象でした笑)
詳細は公式サイトをどうぞ。
特に面白いと思った機能2つ
① 配信ごとの売上可視化
「このクーポン配信で何人が来店して、売上がいくらだったか」を金額ベースで追える機能です。
今までのLINE運用では「配信した→クリック数」で終わりがちでしたが、実際に来店したか・いくら注文したかまで数字で把握できます。運用代行としてクライアントへの報告精度が上がるのは素直に嬉しいポイントでした。
ただし、これはPOSと連携しているから出せるデータです。POSの導入が前提になる点は注意が必要です。
② 来店データが自動でセグメントに
今までの公式LINEでは、「来店日時」「注文内容」「来店回数」といった情報を顧客データとして持つことができませんでした。
LINEレストランプラスは、これらが自動でセグメントとして付与されます。「前回来店から30日以上経った人」「唐揚げを注文したことがある人」など、行動ベースの絞り込み配信が可能になります。
公式LINEだけ、あるいはエルメなどのサードパーティツールだけでは網羅できない部分をカバーしている点が、このサービス最大の強みだと感じました。
飲食店のフロント業務をすべてLINE内に統合する、というコンセプトよりも、マーケティング機能の強化に本質的な価値があるサービスだと思います。
③ 来店翌日の自動アンケート配信
来店した人に翌日自動でアンケートが届き、回答後にクーポンを自動送付する仕組みです。
1人の顧客に届くメッセージの流れ(例)はこんな感じ。
✅来店・注文時 → サンクスメッセージ
✅来店翌日 → アンケートのお願い
✅回答後 → お礼クーポン送付
「点」ではなく「線」でコミュニケーションが取れるのは強みで、自動配信の設定ができるのも工数削減になります!!
気になった点もいくつか
通数の消費が思ったより多い
自動ステップ配信(サンクス+アンケート+クーポン)で、1来店あたり約3通消費します。
月1,000人来店なら、それだけで3,000通/月。LINE公式アカウントのライトプランは5,000通なので、自動配信だけでその6割が埋まる計算です。
残り2,000通で通常の配信を回す必要があるため、規模によってはプランのアップグレードも視野に入れておく必要があります。
取得できる顧客データの範囲
誰と来店したか(家族・恋人・ひとり)の情報は現状では取れないようでした。また、誕生日・性別は必須登録の仕様になっています。
「どんなデータが取れて、何が取れないか」は事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
気になる導入コストは?
公式サイトには料金が掲載されていませんが、MTGで実際に提示された金額はこちらです。
📋 定価(値引き前)
初期費用:約20万円月額費用:約3万円契約期間:2年
🎉 交渉後
初期費用:ほぼ0円月額費用:約1.5万円(「1年目のトータルを20万円まで引きます」という提示)
公式サイトに「初期費用0円」と謳っていることもあり、営業担当によってはかなり値引き交渉できる印象でした。リリース前で導入店舗を増やしたい時期なので、複数店舗で相見積もりを取ればさらに交渉余地がある可能性もあります。
なお、LINE公式アカウントの月額費用(ライトプラン5,000円〜)は別途必要です。2年目以降のランニングコストも含めてトータルで試算することをおすすめします。
「どんなLINE活用をしたいか」で判断が変わる
これが、このサービスを検討するうえで一番大事な視点だと感じました。
公式LINEの活用には、大きく2つの方向性があります。
A|ロイヤリティ特化型 すでにファンになっている人をもっと深く繋ぎとめる。限定配信・特別感・来店頻度と客単価を上げる方向。
B|再来店誘導型 一見さんを自動フォローして次の来店につなげる。アンケート・クーポン・モバイルオーダーで接点を増やす方向。
LINEレストランプラスはB寄りの設計です。多店舗展開や集客数が多い飲食店には特にマッチすると思います。
一方、小規模・地域密着でAを目指す店舗には、少し過剰なスペックになる可能性があります。
オーナーの反応
ITに強いオーナーだったこともあり、辛口コメントが並びました。
🌀「これをやれば配信数も増えて、グレードアップしないといけなくなる」
🌀「LINE側としては何度も美味しくお金が取れる構造だよね(笑)」
🌀「うちは商材的にも単価的にも、ロイヤリティ施策が合っている。だから導入しない」
「使えば使うほどグレードアップが必要になる構造」に自分で気づいていたのが印象的でした。
おわりに|見送った理由と、運用代行として感じたこと
今回、担当する小規模カフェでは導入を見送ることにしました。
理由はシンプルで、目指す方向性と合わなかったからです。
自動で友だちを増やすより「このカフェが好きだから登録したい」と思ってくれるユーザーを大切にしてロイヤリティを高める施策に集中する
これが、オーナーと話し合って出した結論です。
機能自体は面白く、特に売上と連動したデータは他のツールでは出しにくい強みだと思います。ただ、「便利そう」だけで飛びつく前に、クライアントがどんなLINE活用をしたいのかを整理してから提案するのが運用代行の仕事だと、改めて感じたMTGでした。
この記事が、導入を検討している飲食店オーナーや運用代行の方の参考になれば嬉しいです🙌