- 投稿日:2026/02/21
『自省録』は仕事のためのメンタルノートだった
こんにちは。歴史好きイラストレーターの榎本よしたかです。
僕はこの仕事を20年以上続けていますが、日々舞い込む依頼や〆切、複雑な人間関係の中で、「ああ、今日はちょっと心が折れそうだな」と立ち止まってしまう瞬間が、正直に言えば今でもあったりします。
そんなときに僕が思い出すのが、ローマ帝国の皇帝マルクス・アウレリウスという人物です。
彼は「五賢帝最後の名君」として、ローマ史上最高のリーダーの一人と称えられるほど優秀な皇帝でした。ですが同時に、彼は「ストア派」と呼ばれる哲学の実践者でもありました。
彼の遺した『自省録』という本は今も世界中で読まれていますが、実はこれ、もともとは出版するつもりなど全くなかった、誰にも見せないための「自分用の日記」だったと言われています。
戦場のテントの中で、明日を生き抜くために自分を励まし、律し続ける。 そんな、極めてプライベートで切実なセルフメンテナンスの記録だったのですね。
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