- 投稿日:2026/02/23
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通知表の時期がやってくると、どうしても気が重くなってしまう…。そんな先生方は多いのではないでしょうか。
この記事では、所見文の「憂うつ」を「楽しみに」変えるコツをご紹介します 。
あの子への想いを言葉にするために、まずは先生ご自身の心にゆとりを取り戻すためのエッセンスをまとめましたいざ書こうとしても手が止まってしまうのは、先生が真剣に子どもたちと向き合っている証拠です 。
どうしてパソコンの前で手が止まってしまうの?
「この一言で評価が決まる」「もっといい言葉があるはず」といった完璧主義のブレーキや、優しい責任感が筆を止めてしまっています 。また、ゼロから文章を紡ぐのは作家でも大変なことで、真っ白な画面の圧迫感も原因のひとつです 。
まずは「60点の文章」でいいので、そこからスタートしましょう 。
所見文を形作る「黄金の方程式」
文章をスラスラ書くための基本は、とてもシンプルです。以下の2つのパーツを組み合わせるだけで文章は完成します 。
事実(子供の姿) + 価値づけ(先生の視点)
例えば、「掃除を頑張った」「挙手が増えた」「友だちに優しくした」といった目に見えた「事実」に、「責任感がある」「意欲が高まった」「思いやりがある」といった先生の解釈(価値づけ)をプラスするだけです 。
殴り書きメモを「錬金」する
いきなり立派な文章を書こうとせず、まずは形式を気にせずに「あの日見たこと」をメモとして書き出しましょう 。例えば「掃除、サボらずやってた」「係の仕事、忘れてない」といった単語の羅列で構いません 。
このメモの言葉は「種」であり、それを「黄金テンプレート(花壇)」に当てはめることで、魔法のように美しい文章に変わります。

さらに効率化したい場合は、手書きのメモをスマホで撮影してAIツールに読み込ませるだけで、あっという間にきれいなテキストへ変換することも可能です 。
すぐに使える!3つの黄金テンプレートメモを流し込むための型として、以下の3つを持っておくと便利です 。
行動・意欲の型:「〜では、〜な姿が見られました。自ら進んで取り組む姿勢が立派です。」
人間関係の型:「〜の場面で、友だちに〜する姿が印象的でした。周りを思いやる優しさが光りました。」
成長・変化の型:「○学期に入り、〜できるようになりました。粘り強く努力を重ねた成果です。」
「マンネリ」脱出作戦
例えば、同じ「優しい」という言葉でも、切り取る場面を変えるだけでその子だけの個性が浮かび上がります 。
学習中:友だちの意見に温かく聞き入れる姿
休み時間:一人でいる友だちにそっと寄り添う配慮
行事・係:困っている友だちを優しくサポートする姿

「どの子も優しい、真面目ばかりになってしまう…」と悩んだ時は、「活動のレンズ」を切り替えてみましょう 。話し合いやノートのまとめといった「学習のレンズ」や、係の仕事や友だちへの声かけといった「生活・行事のレンズ」など、視点を変えることでエピソードが引き出されます
例えば、同じ「優しい」という言葉でも、切り取る場面を変えるだけでその子だけの個性が浮かび上がります 。
魔法のリフレーミング術で「伸び代」に

子供の気になる課題も、視点を変えれば「これからの伸び代」として表現できます 。
「おとなしすぎる」 ➔ 周囲をよく観察し、思慮深い
「落ち着きがない」 ➔ 好奇心旺盛で、活動的
「頑固・意見を曲げない」 ➔ 自分の意志をしっかり持っている

AIツールを活用すれば、「宿題を忘れる」「気分にムラがある」といったネガティブになりがちな表現も、保護者に寄り添った前向きな言葉にスムーズに変換してくれます。

また、「普通」や「全体的に特徴なし」と悩んでしまう子に対しても、視点の切り替えによって「安定したパフォーマンス」や「バランスの良さ」という素晴らしい強みとして表現することが可能です。
心に響く「未来へのエール」で結ぶ所見の最後は、先生からの温かい期待で結びましょう 。

「〜な姿を、○学期も楽しみにしています」「あきらめずに取り組む姿勢は、クラスの大きな力となりました」など、先生が味方であることを伝えるのが一番の「所見」です。
まとめ:一人で抱え込まずに
すらすら書くことを習慣にするためのポイントです 。
5秒で書き出す:「○学期は〜」と一言目を固定して書き始め、脳を執筆モードに切り替える 。
タイマーの魔法:「15分だけ」と決めて集中し、終わったら自分を褒めてお茶を飲むリズムを作る 。
完璧を目指さない:所見は完成品ではなく「記録」。まずは下書きを埋める勇気を持つ 。

先生の温かい言葉が、子供と保護者の力になります 。一人で抱え込まず、一緒に乗り越えていきましょう 。
