- 投稿日:2026/03/03
自己紹介
岡山県倉敷市児島で、夫婦たった二人のジーンズブランドを経営しています。
ブランド経営16年。成功談よりも、失敗談の方がはるかに多いです。
大量資本も人員もない中で、どう戦い、どう改善し、どう生き残ってきたのか。
このブログでは、いまからブランド化を目指す方や少人数ブランドのための超シンプルなブランディングとマーケティング戦略を共有します。
まずは第1話でも話したブランディングとマーケティングの全体像とこれから話す内容は青枠のブランディングの項目をお話しします。
ターゲットを決め、ライバルのいない場所を見つけたら、
次はいよいよ「何を届けるか」という中身の話です。
恋人が心の奥底で叫んでいる「助けて(HELP)」
の声に耳を澄ませてみましょう。
相手が「まさにこれが欲しかった!」と感動する価値の作り方をお伝えします。
① 恋人が求めている「HELP」をかみ砕く
マーケティングの
「WHO(誰に)」「WHAT(何を)」「HOW(どのように)」
でもっとも認識が難しいのが今回の「WHAT(何を)」だと思います。
商品やサービスととらえる人もいますが
結論 【NeedsとGoalを見つける】
■有名な「ドリル」の話を借りるなら
①お客さんが欲しい具体的なアイテム(Wants)は
「穴を開けられる高機能なドリル」←手段となる商品
②お客さんが必要な欲求・欠乏していること(Needs)は
「きれいな穴を開けたい」←解決したい欲求
③お客さんが求めている最高の未来(Goal)は
A「すごい」という恋人からの誉め言葉・B高級な机←ベネフィット
★あなたは「ドリルを提供した(やりたい事)」
「NeedsとGoal」がWHATの正体です。
この二つを見つけられれば、あなたが「やりたい事」と組み合わせて解決してください
【WHAT】=あなたが解決する恋人からの「HELP」は
Aパターン「きれいな穴を開けたい(Needs)」
と「すごいという恋人からの誉め言葉(Goal)」の実現
具体的な商品=デザインがオシャレでどんな人でも使いこなせる簡単さと
コスパが良いDIY用で人気のドリルが欲しい
Bパターン「きれいな穴を開けたい(Needs)」
と「高級な机(Goal)」の実現
具体的商品=職人仕様で持ちやすさと軽さを重視。
穴の大きさをカスタムできるプロ仕様で長年愛用できるドリルが欲しい
「欲しいもの」「欠乏している物」は「ドリルできれいな穴を開けたい」
が一緒でも「あなたが求めている最高の未来GOAL」で「HELPアイテム」の内容も変わってきます。
★ですがもう少しわかりやすくするために今回は★
■猫好きの受験生で例えてみます。
受験生が欲しい具体的なアイテム(Wants)
「かわいい猫のお守り」←手段となる商品
受験生が満たしたい欲求・欠乏していること(Needs)
「諦めず頑張れるための気持ち」←解決したい欲求
受験生が求める最高の未来(Goal)
「志望校合格」(ベネフィット)
★あなたが提供した事「編み物」
【WHAT】=あなたが解決する恋人からの「HELP」は
★「受験を諦めず頑張る気持ち(Needs)」
と「志望校合格(Goal)」の実現★
あなたが
=解決アイテムは「かわいい猫の編み物でできた合格祈願のお守り」
※商品の詳細や落とし込みは次回のHOWで話します。
今回はこの例えをずっと使っていきます。
②「HELP」を種類を「マズローの五段階欲求」
「辛い」という言葉。
実は、その裏側にある「満たしたい欲求」は人によってバラバラです。これを理解するために、人間の心の階段である「マズローの五段階欲求」に当てはめて考えてみましょう。
生理的欲求:生き残っていく為の欲求
安全的欲求:安心安全を求める欲求
社会的欲求:集団や団体に属しておきたい欲求
承認欲求: 他人に認められたい欲求
自己実現欲求:自己満足的な欲求
同じ「辛い」でも、満たされている欲求の階層が違えば、
かけるべき言葉も、提供すべきサービスも変わります。
受験生の欲求は
生理的欲求:社会的地位を下げたくない。(受験戦争で生き残りたい)
安全的欲求:受かって就職の選択肢を増やしたい。(先々を安定したい)
社会的欲求:受かってみんなと同じ学校に行きたい。(繋がっていたい)
承認欲求: 受かって「頑張ったね」と言われたい。(評価されたい)
自己実現欲求:どうしても行きたい学校に受かる。(自分なりの達成感)
あなたの恋人が今、
どの段階の「辛い」状態で何を求めているのかを丁寧にかみ砕くことで、ピントの合った提案ができるようになります。
もちろん欲求は1つだけとは限りません。
上記の「受験」の場合は全てが重なっているケースが多いかもしれません。
③恋人にとっての「重要度(熱量)」を見極める
恋人から「HELP(助けて)」というサインが出ていても、
その「熱量」を読み間違えてはいけません。
マーケティングにおいて最も重要なのは、
相手がその悩みにどれだけの「熱量」をかけているか?です。
緊急性の高いHELP: 「勉強への集中力と質の高い睡眠」
情熱のあるHELP: 「絶対に受験で受かりたい!」「そのための効果的な教材・方法が知りたい」「受験に受かる確率が上がるなら何でもやる」
特に、
「緊急性が高いもの」
「情熱を持って取り組んでいるもの」
に対する購買意欲は凄まじいものがあります。
相手が人生のプライオリティ(優先順位)をどこに置いているのか。
その「熱量」と同じ温度感で寄り添うことができれば、
あなたの提案は「その他大勢」ではなく「運命の出会い」へと昇華されます。
「受験」の場合はすべて五段階の全ての欲求と
その重要度は個人によって差があります。
東大生を目指す場合は、自己実現と承認欲求が極めて高いでしょうし
地元の高校受験は、「みんなと一緒」という社会的欲求も高くなるでしょう。
単に「受験」だけでも狙う
「片思いの恋人(WHO)」の「WHAT(Needs+Goal)」は様々です。
「まさにこれが欲しかった!」と言わせる価値
あなたのスキルを、
恋人の「HELP」を解決する「薬」や「魔法」に変換してみてください。
自分ができること(商品)を売るのではなく、
■相手がなりたい未来(価値)を提案して、
あなたができる方法で解決してあげる。
この視点の切り替えこそが、選ばれるブランドになるための最大の鍵です。
ここはブランドコンセプト(恋人にどう思われたいか?)の部分とリンクしてきます。
💡 第10話のまとめ
欲求の階層を知る。 相手が求めている「嬉しい」が、生存なのか、繋がりなのか、承認なのかを分析しよう。
熱量を読み解く。 相手がその物事にどれほどの情熱を注いでいるかを理解し、温度感を合わせよう。
未来を提案する。 商品そのものではなく、相手の「言葉にならない悩み」を解決し、理想の姿へ導く「価値」を磨こう。
🚀 次回予告:第11話
何を届けるかが決まったら、いよいよ恋人をデートに誘う具体的な「連絡手段」を選びましょう。
第11話【HOW】:恋人との接点「4つの窓口」に「あなた」の想いをのせて
Instagram、X、TikTok、そしてブログ。 恋人に最も届きやすく、あなたの魅力が伝わる「最適なルート」の使い分けをお伝えします。