- 投稿日:2026/03/23
- 更新日:2026/03/23
送別のプレゼントって、毎回ちょっと悩みませんか?
お菓子や花束も素敵ですが
「この人たちと過ごした、あの時間」を形にして遅れたら最高ですよね。
そこで今回は「お別れする同僚との何気ないエピソードを絵本風のギフトbookにして贈る」という方法を行ってみました。
使ったのは宿題リストでもおなじみ、AIツール
NotebookLMです。
作り方やこだわりのポイントを共有します。
こんな人におすすめ
送別プレゼントに悩んでいる
記憶に残る、世界にひとつのものを贈りたい
AIツールを「温かい目的」で使ってみたい
短時間で絵本風のものを作りたい(絵に完璧は求めない)
実際に私が作った絵本のエピソード
「わん子、はな。」
今回私は異動する、同じクラスの保育士さんのために1冊の本を作りました。
(私の職場は保育園なのですが、このアイデアは会社の同僚でも、趣味の仲間でも、誰にでも応用できます。)
私たちの1歳児クラスにはその先生のことが大好きな子がいます。
とても明るくて賢い子だけど、その先生にはとびきり甘えん坊。
鼻水が出ると、覚えたての言葉を使ってこう言うんです。
「わん子、はな!」 名前を呼び捨てで、先生に真顔で(笑)
(※その先生の名前は、今回は「わん子」という仮名にしますね)
先生は笑いながらティッシュで鼻をふいてあげます。周りの私たちも大笑い。
そんな何気ない日常、そして温かいクラスでした。
その子のおうちには今月赤ちゃんが生まれる予定です。彼はお兄ちゃんになります。

だから
異動のその日には、「ぼくはお兄ちゃんだから」と自分で鼻を拭く姿があるかもしれません。そんな「少し先の未来」へのエールも込めて、物語を綴りました。
NotebookLMでギフトブックを作る4ステップ
今回の流れはこんな感じです。
①ストーリーを練る
まず、思い出のエピソードを短いストーリーにまとめます。
ポイントは実際の出来事を入れること。
小さな出来事でもリアルなエピソードがあるとぐっと心に残る物語になります。
会社の飲み会での笑い話や、プロジェクトでのちょっとした失敗談など、ちょっとしたリアルを入れるとぐっと心に残ります。
その上で、ここはチャッピーやGeminiなどの生成AIに相談するとなかなか面白いアイデアが出たりします。
②NotebookLMに「ソース」として追加
作ったストーリーを
NotebookLMのソースとして入れます。(テキストでソースを追加)
この時、ソースの最初に**【キャラクター設定:先生はショートカット、メガネをかけている】**と一行書いておくと、全ページのイラストに統一感が出ます!
が、それでもキャラクターが途中で変わってしまうことがあります。
その場合は、キャラクターの3面図を作成して(生成AIにおまかせ)、その画像をソースとして追加することをお勧めします。これ、結構成功します。
NotebookLMは絵が得意な方ではないように感じます。
ここで丁寧なソースを入れることが後のスライドの出来にも関係します。
③スライド生成で一気に形にする
ここでNotebookLMのスタジオの中から、スライド生成機能を使用。
・文章・イラスト
が入った絵本風のスライドが手軽にできます。
👉生成の時<のマーク部分でで詳細を指定しましょう。
・「1ページ=1スライド」「絵本形式にして」と指示をだす。
・画像イメージ(色や雰囲気のプロンプト)をここで細かく入力する。
これで理想に近いものが生成されます。
④ページを調整する
AIは
・ページを結合する・文章を分割する・誤字がある
ことがあるので最後に少し調整します。
NotebookLMはスライドの修正(変更)も出来ます。
間違えがあれば変更指示を出しましょう。
変更がうまくいかない、またはもっとこだわりたい方はCANVAなどでイラストを手直し、または作りなおすのもアリです。
作り直し→同じプロンプトやソースを入れても、毎回違うものが出来ます。
製本は?
データのままでもいいですが紙にすると絵本らしさが出ます。
スライドを印刷して「本」に仕上げる時、中綴じにして見開きで読めるようにするのは大変。もっと手軽にいきましょう。
おすすめ:製本テープで「ノート風」 印刷したスライドを重ねて左端をホチキスで留め、上から**「製本テープ」や「お気に入りのマスキングテープ」**を貼るだけ。
温かみ重視:「リボン綴じ」 左上に穴を開けて、リボンやカードリングで結びます。ページがめくりやすく、手作り感という名の高級感(笑)が出ます。
紙にこだわる 表紙だけは100均などの**「厚手のマット紙」**にしてみてください。手に取った瞬間の感動がちょっとだけ増えます。
※もっとこだわりたい方へ PDFで保存し、印刷設定の「小冊子(ブックレット)」機能を利用。または、1冊から印刷してくれる業者さんに依頼するのもいいかも。時間がかかるから早めにご準備を。
ストーリーを作るときの小さなコツ
結末は「明るい未来」を描く
絵本のストーリーを考えるとき、私が意識していることがあります。
それは
結末をハッピーエンド、または明るい未来で終わらせること。
例えば今回の絵本では、
先生が転園してしまう
↓
子どもはさみしくなる
という終わり方ではなく、
「もう大丈夫。ぼくはお兄さんだから。」
そんな未来を感じさせる結末にしました。
現実には悲しい出来事もありますが、絵本では
「これから先も大丈夫」「きっといい未来がある」
そんな気持ちで終わる物語にすると、読む人の心にも優しく残る気がしています。
タイトルの付け方のコツ
絵本を作るとき、タイトルも意外と大事なポイントです。
私が意識しているのは
「その物語を象徴する一言」をタイトルにすること。
長い説明よりも、短い言葉の方が印象に残ることが多いと感じています。
今回の絵本のタイトルは
「わん子、はな。」
これはその子が実際に言っていた言葉でした。
鼻水が出ると先生を見て、たどたどしい言葉で
「わん子、はな!」
そう言う姿がとても印象的で、そのままタイトルにしました。
もし子どもが登場するエピソードの場合は、
子どもが実際に言った言葉
をタイトルにするとその子らしさがそのまま伝わる素敵なタイトルになることが多いと思います。
一方で、大人向けのプレゼントの場合は
・思い出の場所
・印象に残った一言
・その出来事を象徴する言葉
などをタイトルにすると、その人との時間を思い出せるタイトルになると思います。
送別の日のサプライズ

このギフトブックはプレゼントするだけではなく、
私が読み聞かせをするサプライズを計画しています。
いつもはだれか保育士が子どもたちに絵本を読んでくれる時間。
その日は私がこのギフトブックを読みます。
クラスの出来事が物語になった本なので、
子どもたちも「あれ?これ知ってる!」と気づくかもしれません。
そして最後に転園する先生へプレゼントする予定です。
うまくいくか少しドキドキですが、きっと忘れられない時間になる気がしています。
究極の仕上げ!「アナログ×デジタル」のハイブリッドはいかが?
さらに、NotebookLMの「音声概説機能(Audio Overview)」を使って、AIにこのエピソードをラジオ番組風に語ってもらった音声を生成し、QRコードにして絵本の最後のページに貼るのもおもしろいかな、と考えています。
「これ、私たちの思い出をAIと一緒に絵本にしたの。最後のQRコードは、お家でゆっくり聞いてみて」と渡せば、手元に残る絵本(アナログ)と、いつでも聞ける思い出の音声(デジタル)のハイブリッドな贈り物になります。
ただ、NotebookLMから直接はQRコードには出来ません。
一度音声をダウンロードし、Google ドライブなどの外部ストレージにアップロードして共有リンクを取得。外部のQRコード作成サービスを利用してQRコードに…。とちょっとお手間がかかっちゃうのですが。
「Geminiストーリーブック」じゃなくて「NotebookLM」を使う理由
Googleには『Geminiストーリーブック』という、自動で絵本を作る専用の機能もあります。でも、私はNotebookLMを使いました。
理由は、「思い出を勝手に変えられたくなかったから」です。 ストーリーブックはAIが物語を面白く「創作」してくれますが、NotebookLMは私がアップロードした「実際のエピソード」を何より大切にしてくれます。
同僚との大事な思い出だからこそ、リアルな物語にしたいです。
制作のヒント
「何枚もイラストを作るのは大変そう…」と思うかもしれませんが、NotebookLMのスライド生成機能(Studio機能)を使えば一瞬です。
枚数が自由自在: 「このエピソードは3ページ使ってじっくり描いて」など、プロンプト(指示)一つで調整できるのが、AIスライド作成のすごいところです。
プライバシー:勝手に写真を入れることはサプライズであっても嫌がる人もいます。なるべく写真や固有名詞はつかわず、「ぼく」「彼女は」などとするといいかもしれません。
まとめ

AIを使うと、イラストが苦手な私でも思い出を素敵な形にすることが出来る時代に感激しています。
送別の機会などでよかったら試してみてください。
もし皆さんも思い出を形にしたプレゼントを作ったことがあれば、ぜひ教えてくださいね!
