- 投稿日:2026/03/17
- 更新日:2026/03/18
誰にでも、「習慣化」したいことがあると思います。
だけど、なかなか続かない。
「小さく始めよう」
「記録をつけよう」
など、さまざまな習慣化のメソッドがあふれていますが、「それでもやっぱり続かないんだよ」と思っている方は多いのではないでしょうか。
私も、「やっぱり続かないんだよ」と思っているうちの一人です。
何をやってもあまり長続きせず、世間で言われる「3ヶ月の壁」を越えてもなお、ぱったりとやらなくなってしまう。
せっかく3ヶ月続けたのに、なぜやめてしまうのか?
その理由を自分なりに見つめ直してみたところ、「意志の強さ」とは関係のない、本質的な理由に気がつきました。
それはズバリ、「楽しくないから」です。
この記事では、私の失敗体験から見えてきた「習慣化が難しい理由」と、私のような「一つのことに集中したいタイプ」が、無理なく楽しく続けていくためのヒントを、お伝えできればと思います。
少しでも「習慣化」のヒントになれば嬉しいです。
「3ヶ月続ければ習慣になる」という言説の落とし穴
「3ヶ月続けることができれば、それは習慣化され、その後も無理なく続けられる」と、よく言われています。
ですが、私にはこの言説が当てはまりませんでした。
3ヶ月続けられたのに、ある日ぱったりとやめてしまったことが、これまでに何度もあるんです。
私が「3ヶ月継続したのに、やめてしまった」こと
運動系:スクワット、ストレッチ、ラジオ体操、ウォーキング
運動は3ヶ月続いても、ある日を境にぷつりと糸が切れたようにやめてしまいました。
「体重が減らない」「体が引き締まらない」「血液検査の数値が変化しない」など、効果が見られなかったからです。
そこを乗り越えて続けてこそ、効果が出てくるのでしょうが、乗り越えられませんでした。
食事系: 白湯、プロテイン、高タンパクな食事
食事系に至っては、1ヶ月も続けられなかったものもあります。
「白湯を飲むのに時間がかかる」「高タンパク食がおいしくない」と感じたり、「プロテインでお腹を壊してしまう(多分、乳糖不耐性)」といった体質的な問題も理由のひとつです。
このどちらとも、やめてしまった直接の原因は、「実行にストレスがかかるわりに、効果もなく、辛いまま」だったからだと思います。
3ヶ月という期間さえクリアすれば、自動的に続けていけるようになる。
そうなれる人も多いでしょうが、そうでない人も多いはず。
「ストレスを感じる=自分にとって心地よくないこと」は、何日経ってもやっぱり心地よくないままなんです。
習慣化を阻む正体は「楽しくない」ことと「効果が感じられない」こと
なぜ、3ヶ月も続けられたことをやめてしまうのか?
また逆に、なぜ意識しなくてもずっと続けていられることがあるのか?
その違いを考えた結果、次の結論に達しました。
「楽しくなければ、続かない」
「(なんらかの)効果が出なければ、続かない」
当たり前のことのようですが、これが意外と重要です。
人は、「楽しい」または「効果が出る」のであれば、放っておいても続けられるんです。
「好きじゃないけれど、自分に少し負荷をかけるようなことを習慣にしたいんだ」と思うこともありますよね。
でも、そんな苦しい修行のようなことをずっとやり続けるのは、大多数の人にとっては難しいんです。
「楽しいこと(遊びのような感覚で気分転換になる)」と、「習慣化して続けたいこと」をいかに近づけて重ねていくか。
これが、何かを「苦行」ではなく「楽しく」続けていくための、唯一の方法なんじゃないかと思います。
「ながら/セット」が苦手な、シングルタスク派が目指す道
習慣化のコツとしてよく言われるのが、「別の習慣とセットにすること」です。
例えば、「お風呂のお湯をためている間にラジオ体操をする」「好きな動画を見ながらストレッチをする」といった方法です。
ですが、これができるのは器用なタイプの方だけなんじゃないかと思います。
私のように、良く言えば「一つのことにじっくり取り組みたい」、別の言い方をするなら「一度に一つのことしかできない」という、「シングルタスク派」にとって、ながら/セット作業は意識を分散させて脳を疲れさせてしまうので、負担になるし疲れます。
下手すると、元々の習慣である「好きなこと」が、セットになったことで「嫌なこと」として紐づけられてしまう、という事態になりかねません。
セットにしても、やりたくないことはやりたくないことのままなんです。
そうやって自分をごまかすのではなく、「やりたくなるような目的」や「楽しさ」を見出すことが大切だと思っています。
例:ウォーキングの場合
「健康のために歩数を気にしながら歩く」ことが私は大変に苦痛なのですが、「近所のスーパーに歩いて買い物に行く」のは楽しく感じます。
これは「歩くこと」が「買い物」という納得感のある目的の一部になっているからです。
おでかけや旅行でどれだけ歩いても楽しいのも、同じ理由だと思います。
例:ジャーナリング(手帳)の場合
朝の手帳タイムは、私にとって2年以上続いている習慣です。
「何かの義務感や記録することが目的」ではなく、
「書くことでスッキリする」
「昨日のことを深掘りするのが楽しい」
「今日何をしようか考えるのが楽しい」
という、「書くこと自体に楽しみがある・スッキリするという効果がある」から続いています。
つまり、無理に他の習慣と抱き合わせることなく、「それ単体で、自分にとって意味や楽しみがある状態」をいかに作るかが、継続するための鍵なんです。
楽しく続けるための、ちょっとしたヒント
ではここで、一つのことに集中したいタイプの方が、その行為だけに没頭できる工夫をいくつか挙げてみます。
・「ご褒美」はセットではなく「あとの楽しみ」にする
作業中にご褒美をセットするのではなく、「これが終わったら、大好きな動画を全集中して見る」と決める。
ご褒美を切り分けることで、作業そのものに集中しやすくなります。
・「五感の不快」を丁寧に取り除く
「おいしくないもの」や「体に合わないもの」は、想像以上にストレスになります。
まずは「不快感ゼロ」で取り組める状態を整えることを優先しましょう。
・「お気に入りのもの」で心地よさをプラスする
かわいい手帳や書き心地のよいペン、動きやすい服装、足が痛くならない靴。
自分を心地よくさせてくれる「好きな/快適なもの」は、その行為自体の楽しさをそっと底上げしてくれます。
・「数値」よりも「今の感覚」を大切にする
「何キロ減った」という目標も大切ですが、「今日は楽しく歩くことができた」「書いたあとに頭がスッキリした」という、その瞬間の心地よさに目を向けてみてください。
まとめ:習慣化のコツは「意志」ではなく「相性」にある
「続かないのは、自分の意志が弱いからだ」と自分を責めてしまう人は、多いと思います。
でも、原因は「意志が弱いから」ではありません。
続かないのは、その方法が「あまり楽しくなかった」か、あるいは「自分に合わないやり方だった」からです。
世間でよく言われる方法が合わなくても、まったく気にする必要はありません。
「これなら、楽しくできるかも?」
「これなら、無理なく取り入れられるかも?」
そんな、やりたいこととの「相性」を、実験のような気持ちでゆったりと試してみてください。
心地よいと思えるやり方なら、無理なく続けていけますし、もし中断してしまったとしても、またいつでも再開することができます。
「楽しい」は、誰にも邪魔されない最強の継続動機です。
自分だけの「楽しい」を、いろいろ試行錯誤して見つけてみてください。
この記事が役に立ったり、何かのヒントになれば嬉しいです。
