- 投稿日:2026/03/31
- 更新日:2026/04/09
① 母の状況
現在80歳、要介護5。
身体障害者手帳1級を取得しています。
母は2020年12月に脳梗塞で倒れ、左に麻痺があります。
気管切開をしており、人工呼吸器を装着しています。
言葉での会話はできませんが、口パクやアイコンタクトでやりとりをしています。
食事は胃ろうからです。
2023年6月、人工呼吸器をつけることになったタイミングで、
私の自宅で一緒に暮らし始めました。
一般的には「大変な介護」と思われる状況です。
② 母との日常
特別なことをしているわけではありません。
ただ、私がずっとしゃべりかけています(笑)
母が笑うネタがあり、それをリピートしています。
母の八重歯が見えるまで笑かします。
私は「母を笑かすこと」それが毎日の仕事です。
③ 介護との向き合い方
正直に言うと、「大変だな、家に閉じ込められる」と思う時もありますが
おかしいことを言うかもしれませんが「介護をしている」という意識はあまりありません。
ただ一緒に暮らしている、という感覚に近いです。
その上で、生活の流れを「ちゃんと完璧にしよう」と思うのをやめました。
私の仕事は、ただ母を笑かすこと。
そう思えるようになってから、少し気持ちが軽くなりました。
介護は楽になるものではなく、
向き合い方で“続けやすくなる”ものだと感じています。
④ なぜ私の仕事は「笑かす」になったのか
母は50歳で再婚したんです。で、義父の両親の介護を長年してきました。
やっとその介護が終わり、施設に入られた数か月後、
母は脳梗塞で倒れました。
それからは、ベッドでの生活が続いています。
その母の姿を見たとき、ふと思ったんです・・・・・
「この人の楽しみは、何だったんだろう」と。
その思いがひとつの要因だったかも!?
私は「働いて終わるだけは嫌、悔いのない人生にしたい」と思い、
2022年6月に税理士事務所を退職しました。
人生を楽しむことを、めっちゃ大切にしたいと感じた出来事でした。
⑤ 1日の流れ(リアルな生活)
6:00 起床・吸引・栄養注入
7:00〜8:00 車いすへ移動・歯磨きなど
11:00 ベッドへ戻る
12:00 水分・薬(胃ろう)
15:00 車いすへ移動(1時間ほど 座る)
17:00 栄養注入(サービス)
18:00〜19:00 歯磨き・夜用パット交換
日中は、母は寝ていたり、テレビを見ていたりしています。
夜中に吸引で起きることもあり、これが一番つらいと感じることです。
その合間にパットの交換もします。
あとは私が合間で、笑かす(笑)♪
これが毎日の生活です。
⑥ 介護生活を楽しく続けるためにやっていること
・生活を完璧にしようとしない
・全部、抱え込まない、自分でやらない
・使えるサービスをしっかり使う
・自分の休む時間も作る(私はこれがないと今の介護の生活ができません)
⑦ サービスの使い方(実例)
介護サービスは、最初にケアマネージャーさんに相談しながら決めました。
状況を伝えることで、必要なサービスを提案してもらい、今の形になっています。
また、月に1回ケアマネージャーさんの訪問があり、「今のサービスで大丈夫ですか?」と確認してくださるので、その都度見直しや調整もしています。
私の場合の一例ですが、
・月曜・木曜:リハビリ
・火曜・土曜:入浴サービス
・金曜:看護師さん訪問
・水曜(月1回):訪問医
・栄養注入サービス:木曜・金曜以外に利用
このように1週間の流れを作ることで、自分ひとりで抱えすぎないようにしています。

あと、誰かに話すことだけで、とっても気が楽になります。
母が便の処理が大変なこともあります。それも笑い話で誰かに聞いてもらってます。話すだけで、いつもスッとした気持ちになれるんですよね!
⑧ レスパイト入院(介護休みのための入院)
私は月に1回、1〜2週間ほどレスパイト入院を利用しています。
入院は病気だけでなく、家族の介護休み入院(レスパイト)をあるんです。
ただ、受け入れ病院は病状によって、変わってきます。
母の場合も受け入れ可能な病院は限られており、その中でも母が病院との相性(好き嫌い)があります。
家族として「ここには預けたくない」と感じる病院もあります。
また病院ごとにルールがあり、
・次の入院まで1ヶ月あける必要がある
・合計40日利用後は3ヶ月あける必要がある
など条件が異なります。
そのため、複数の病院のルールを見ながら、
スケジュールを組んでいます。
⑨ 私が知っておいてよかった制度
母の住民票を私の家に移し、世帯を分けたことで非課税世帯となりました。
その結果、
・介護保険料が安くなる
・おむつ券(神戸市は年間10万円)
・理美容に関する支援(年間:利用回数4回 2000円値引)
・重度心身障害者タクシー利用券(年間36,000円 500円券が72枚)
→レスパイト病院の移動に利用、足らないので利用後は自己負担
などの制度を利用できました。
私は、何気ないケアマネージャーさんとの会話で知ることができました。
もしこれから介護に関わる方がいたら、ケアマネージャーさんに「使える制度はありますか?」と一度聞いてみることをおすすめします。
⑩ まとめ
介護は「全部自分でやるもの」ではなく、頼れるところは頼っていいものだと思います。
そして、私が実際に感じていることですが、お仕事をされている方は、介護のために仕事を辞めないで欲しいです。
今は色々なサービスがあります。
辞めてしまうと介護だけの生活になり、一人で抱え込みやすくなってしまうと感じています。
また、介護は誰にでも訪れるものです。
だからこそ、必要以上に重く考えすぎなくてもいいのかなと思っています。
そして何より、
母と一緒に笑う時間は、私にとっても大切な時間です。
笑うことは体にもいいですし、私は「健康資産を一緒に増やしている」と感じています。
制度ももちろん大切ですが、一番大事なのは「どう向き合うか」だと私は思います。
もし今、少ししんどさを感じている方がいたら、「とりあえず、笑う」
そんな小さなことでも、
ひとつの支えになるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
介護費用(2025年のリアルな費用)についての詳しい内容は別の記事に
まとめています。よかったらそちらも読んでみてください😊
