- 投稿日:2026/04/11
はじめに
投資を始めたばかりだと、こんな疑問が出てきます。
「楽天銀行に置いておけばいいの?」
「外貨建てMMFのほうが利回りが高いなら得なの?」
「楽天証券に入っている日本円を、自動でMMFに回せるの?」
このあたり、かなりややこしいです。
でも、最初に結論を知っておくと迷いにくくなります。
この記事では、新NISA中心の初心者向けに、100万円の置き場所をテーマにして、金利だけでなく税引後の手取りまで含めてやさしく整理します。
結論
先に結論です。
・円で置いておきたい100万円
→ 楽天銀行が向いています
・すでにドルで持っているお金
→ 外貨建てMMFが候補になります
・楽天証券にある日本円を、そのまま自動で外貨建てMMFに回すことはできません
→ まず自分で円をドルに替えて、そのあとドルでMMFを買う流れです
要するに、
楽天銀行は「円の待機場所」
外貨建てMMFは「ドルの待機場所」
この分け方で考えると、かなりスッキリします。
まずは100万円を楽天銀行に置いたらどうなる?
楽天銀行の普通預金は、通常金利が年0.30%、税引後0.239%です。(執筆時のため参考値です)
マネーブリッジを使うと、1,000万円以下の部分は年0.38%、税引後0.302%になります。(執筆時のため参考値です)
100万円を1年間置いたときの目安はこうです。
・通常の普通預金
税引前 約3,000円
税引後 約2,390円
・マネーブリッジ利用
税引前 約3,800円
税引後 約3,020円
数字だけ見ると大きくはありません。
でも、円のまま置けて、値動きを気にしなくてよいのは大きな安心です。
外貨建てMMFに100万円相当を入れたらどうなる?
楽天証券の楽天・米ドルMMFは、直近7日間平均利回りが年3.175%です。(記事執筆時のため参考値です)
もし、100万円相当をドルに替えて、為替が動かないと仮定して、単純に1年間運用したら、
・税引前 約31,750円相当
・税引後 約25,300円相当
がざっくり目安です。
ただし、ここには大きな注意点があります。
・為替が動く
・円をドルに替える必要がある
・買付時に1米ドルあたり25銭のスプレッドがかかる
・預金ではなく、元本保証ではない
つまり、見た目の利回りは高くても、円で安心して置いておく100万円とは別物です。
ここが初心者がハマりやすい落とし穴
数字だけ見ると、外貨建てMMFのほうがよく見えます。
でも、比べているのは、
・楽天銀行=円で持つ
・外貨建てMMF=ドルで持つ
という、そもそも別のものです。
たとえば、外貨建てMMFで増えても、そのあと円高になれば、円に戻したときに利益が減ったり、場合によってはマイナスになることもあります。
だから初心者は、
「利回りが高い」だけで飛びつかない
これが大事です。
自動設定でできること、できないこと
楽天証券の外貨建てMMF自動買付は、米国株の配当金や米国株の売却代金として受け取った米ドルを、自動で米ドルMMFに回す仕組みです。
できること
・米ドル配当金を自動で米ドルMMFに回す
・米国株売却代金の米ドルを自動で米ドルMMFに回す
できないこと
・楽天証券に入っている日本円を、そのまま自動で米ドルMMFに回す
円の待機資金を、自動でドル運用に変えてくれる機能ではない、そう思っておけばOKです。
新NISA中心の初心者なら、どう考えればいい?
新NISAで、オルカンやS&P500の円建て投信を積み立てている初心者なら、まずはこう考えれば十分です。
楽天銀行に置くのが向いているお金
・生活防衛資金
・数か月以内に使う予定のお金
・新NISAの買い付け待機資金
・値動きがイヤなお金
外貨建てMMFを考えてよいお金
・米国株の配当金をドルで受け取っているお金
・米国株を売って、次も米国株を買う予定のドル資金
・為替リスクを理解して持てるお金
つまり、新NISA中心なら、楽天銀行とマネーブリッジを使いこなせれば十分です。
結論をさらに短く言うと
100万円の置き場所で迷ったら、こう考えてください。
・この100万円を円で使う予定がある
→ 楽天銀行
・この100万円は、すでにドルで持っている
→ 外貨建てMMFも候補
・よくわからないけど利回りが高そうだから外貨へ
→ いったん止まったほうがいい
まとめ
100万円の置き場所を初心者向けにまとめると、答えはシンプルです。
・楽天銀行
→ 円の待機場所
・外貨建てMMF
→ ドルの待機場所
税引後の数字だけを並べると、外貨建てMMFのほうが魅力的に見えます。
でも、それは為替リスクがあるドルの商品だからです。
だから初心者は、まず
円で置きたいなら楽天銀行
すでにドルで持っているなら外貨建てMMFもあり
この順番で考えれば十分です。
最初から全部わかろうとしなくて大丈夫です。
わかるものから整えた人のほうが、だいたい最後に落ち着いて運用できます。