- 投稿日:2026/04/17
■ まず「ビットコイン」って何?
ビットコインとは、インターネット上だけに存在するデジタルのお金です。
普通のお金(円やドル)は国が「これはお金です」と保証していますが、ビットコインを保証している国や銀行はありません。
その代わり、世界中の人が「価値がある」と認めることで成り立っています。
価格は需要と供給で決まるので、「欲しい!」という人が増えれば値段が上がり、売りたい人が増えれば値段が下がります。株と似たイメージです。
一言でいうと…
国が保証していない、価値が上がったり下がったりするデジタルのお金
■ 仮想通貨って安全なの?
正直に言うと、「完全に安全とは言えません」。理由は2つあります。
【理由1】価格が激しく上下する
ビットコインは1年で8倍になったこともあれば、4分の1に暴落したこともあります。
普通の銀行預金とはまったく別物のリスクがあります。
【理由2】ハッキングや不正流出が起きることがある
実際に大きな事件が起きています。たとえば…
<実際に起きた事件>
DMMビットコインという国内の有名な取引業者が、2024年5月に約482億円分のビットコインをハッキングによって盗まれました。
業者は補填に奔走しましたが結局は廃業。顧客の資産は別の会社(SBIVCトレード)に移されることになりました。
→ 業者自体が潰れてしまうリスクがある、ということです。
【でも日本は比較的マシ】
日本では「資金決済法」という法律のもと、取引業者は金融庁への登録が義務付けられています。顧客のお金を業者のお金と分けて管理する「分別管理」も義務なので、海外と比べると保護水準は高めです。
■ ビットコイン取引業者はどうやって儲けているの?
取引業者の主な収益源はこの2つです。
【その1】スプレッド(販売所の場合)
これが最もわかりにくい部分です。
たとえば両替所を思い浮かべてください。
「1ドル=150円」のはずなのに、両替所では
買うとき → 152円
売るとき → 148円
という表示になっています。この差額2円がお店の儲けです。
ビットコインも同じ仕組みで、業者が「買値」と「売値」に差をつけてその差額を利益にしています。
これを「スプレッド」と呼びます。
【その2】取引手数料(取引所の場合)
ユーザー同士の売買をマッチングして、成立のたびに手数料を取ります。
■ メルカリのビットコイン取引ってどんな仕組み?
メルカリのビットコイン取引は、子会社の「株式会社メルコイン」が運営しています(金融庁への登録済みなので一応安心)。
フリマの売上金をそのままビットコインに換えられるのが最大の特徴です。
【お金の流れをざっくり図で見ると】
いらない服や本をメルカリで売る
↓
売上金1円からビットコインを購入できる
↓
ビットコインの値段が上がるのを待つ
↓
売却してメルペイ残高に移動
↓
メルカリで買い物 または 銀行口座に出金
【取引できる暗号資産】
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP の3種類
【手数料は?】
「手数料無料」とありますが、実はスプレッドで約2%のコストがあります。
つまり買った直後に売ると約2%損します。2%以上値上がりして初めてプラスになる、という仕組みです。
【注意!メルカリならではの制限がある】
・購入したビットコインを外部に送金できない
・メルカリアプリの中だけで完結する閉じた仕組み
・本格的な投資ツールとしては機能が限られている
■ 結局、儲かるの?正直な話
投資の基本原理はシンプルです。
安く買って → 高く売る = 利益
高く買って → 安く売る = 損失
これだけです。ビットコインも株も外貨も、すべてこの原理で動いています。
【過去のビットコイン価格(参考)】
2020年 → 約100万円
2021年末 → 約800万円 ★ 約8倍に!
2022年末 → 約200万円 ▼ 暴落…
2024年末 → 約1,500万円超 ★ 過去最高値!
2020年に1万円分買っていたら、2021年末には8万円になっていました。
でも2022年まで持ち続けていたら2万5千円まで下がっていました。
「いつが安いか・高いか」はプロでも予測できません。
【メリットとデメリットをまとめると】
よいところ
・フリマの売上金を有効活用できる
・1円から気軽に始められる
・口座開設が最短30秒と簡単
気ををつけるところ
・買った瞬間から約2%のコストがかかる
・価格が暴落して資産が大幅に減るリスクがある
・外部に送金・持ち出しができない
・儲かった場合の税金が株より重い(最大55%!)
【ズバリ一言で評価すると】
気軽に投資を体験する入口としては悪くない。
でも本気で増やしたいなら、専門の取引所を使った方が手数料・機能面で有利。
絶対に減らしたくないお金は絶対に入れないこと。
■ 儲かったら税金はどうなるの?
ビットコインで利益が出たら、税金を払う義務があります。
大事なポイント:銀行に送金したかどうかは関係ありません。
「売って利益が確定した瞬間」から納税の義務が生まれます。
【株との大きな違い】
株の利益 → 税率は一律20%(シンプル)
ビットコインの利益 → 「雑所得」として他の収入と合算して課税
つまり収入が多いほど税率が上がる(最大55%!)
【収入別の税率の目安】
年収が少ない人(195万円以下) → 約15%
一般的な会社員(330〜695万円) → 約30%
高収入の人(900万円超) → 40〜55%
【学生や収入が少ない人の場合】
年間の利益が48万円以下なら、基礎控除の範囲内で税金ゼロになる可能性があります。
たとえば10万円分買って10万円の利益が出た場合
(合計20万円で売却)なら、税金がかからないケースが多いです。
ただし、アルバイト収入などがある場合は合算されるので注意。
【申告の手続きは?】
毎年2〜3月の「確定申告」で自分で税務署に申告します。
メルカリアプリから取引報告書をダウンロードできるので、それをもとに計算します。難しければ税務署や税理士に相談します。
まとめ:この記事で覚えておきたい3つのこと
1. ビットコインは「安く買って高く売る」が基本。でも予測は誰にもできない。増えることもあれば減ることもある。
2. メルカリのビットコイン取引は「フリマの売上金で気軽に投資体験できる入口」。ただし見えないコスト(スプレッド約2%)がある。
3. 儲かったら税金の申告が必要。銀行に送金する前の「売った瞬間」から納税義務が発生する。