- 投稿日:2026/04/10
はじめに
「Claude CodeってWSLを入れないと動かないの?」
これ、Claude Codeを始めようとしたWindows初心者がほぼ全員ぶつかる壁です。
検索すると「WSL2を入れましょう」「Ubuntu環境を構築して…」と書かれた記事がたくさん出てきます。WSL、Ubuntu、Linux——知らない単語が3つ並んだ時点で、ここで9割の人が閉じます。
結論から言います。2025年7月以降、WSLは不要になりました。
Claude CodeはWindowsにネイティブ対応しています。必要なのはGit for Windowsという無料ソフトだけ。あとはいつものPowerShellでコマンドを1行打てばインストールできます。
この記事では、Claude Proプラン(月額$20)の契約済みを前提に、VS Codeのインストールから実際にClaude Codeが動くところまでを、迷いそうなところだけ丁寧に、迷わないところはサクッと進めます。
なぜ「WSL不要」と言い切れるのか
「本当に要らないの?」と不安な方のために、根拠を3つだけ示します。
1つ目。 Claude Code公式ドキュメント(code.claude.com/docs/en/setup)のWindowsセットアップ手順で、
最初に案内されているのが「Option 1: Native Windows with Git Bash」 です。WSLは「Option 2」に格下げされています。
2つ目。 公式のインストールコマンドに、PowerShell用が用意されています。WSLの中で実行するLinuxコマンドではなく、Windowsの普通のPowerShellで動くコマンドです。
3つ目。 Claude Codeは内部で「Git Bash」というシェルを使います。これはGit for Windowsをインストールすれば自動的に付いてきます。WSLのような大がかりな仕組みは必要ありません。
たとえるなら、以前は「海外の映画を観るために、わざわざ海外のDVDプレイヤーを買わないといけなかった」のが、「日本のプレイヤーでそのまま再生できるようになった」ようなものです。映画(Claude Code)は同じ。対応プレイヤー(Windows)が増えただけです。
全体の地図を先に見せます
やることは5ステップです。所要時間はネット環境にもよりますが、20〜30分あれば終わります。
1つずつ進めます。「ここは読み飛ばしていいよ」というところは明記するので、分かる人はスキップしてください。
ステップ1:Git for Windows をインストールする
なぜこれが必要なの?
Claude Codeは内部でGit Bashというプログラムを使って動いています。Git for Windowsをインストールすると、このGit Bashが自動的に一緒に入ります。「Claude Codeの裏方を準備する」 くらいの理解で十分です。
やること
1. ブラウザで以下のURLを開きます。
https://git-scm.com/downloads/win
2. 「Click here to download」のリンクをクリックします。「64-bit Git for Windows Setup」と書かれたものを選べばOKです。

3. ダウンロードされた .exe ファイルをダブルクリックして実行します。
4. インストール画面が出ますが、すべて「Next」を押し続けるだけで大丈夫です。 途中で「エディタを選べ」「PATHの設定をどうする」と聞かれますが、デフォルトのまま進めて問題ありません。
5. 最後に「Install」→「Finish」で完了です。
入ったか確認する
キーボードの Windowsキー を押して「PowerShell」と入力し、「Windows PowerShell」を開きます。以下を打って Enter。
git --version
git version 2.xx.x のように表示されれば成功です。
ステップ2:VS Code をインストールする
やること
1. ブラウザで以下のURLを開きます。
https://code.visualstudio.com/
2. 画面の大きな青いボタン「Download for Windows」をクリックします。

3. ダウンロードされた .exe をダブルクリックして実行します。
4. 「使用許諾契約書に同意する」にチェックを入れて「次へ」。
5. インストール先はそのまま「次へ」。
6. ここだけ注意。 「追加タスクの選択」画面で、「PATHへの追加(推奨)」にチェックが入っていることを確認してください。入っていなければチェックを入れます。これを忘れると、あとでClaude Codeがうまく連携できない場合があります。
7. 「インストール」→「完了」。
8. VS Codeが起動します。画面が英語でも慌てないでください。右下に「日本語の言語パックをインストールしますか?」と出たら、「インストールして再起動」を押せば日本語になります。
ステップ3:Claude Code 本体をインストールする
「本体」と「拡張機能」の関係
ここは少しだけ構造を理解しておくと、あとで混乱しません。
Claude Codeには「本体(CLI)」と「VS Code拡張機能」の2つがあります。拡張機能は「本体を便利に操作するためのリモコン」のようなものです。リモコンだけあってもテレビ本体がなければ動かないのと同じで、先に本体を入れる必要があります。
やること
1. PowerShellを開きます(ステップ1で使ったものがまだ開いていれば、そのままでOKです)。
2. 以下のコマンドをコピーして、PowerShellに貼り付けて Enter を押します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
これだけです。自動的にダウンロードとインストールが進みます。
3. インストールが終わったら、以下を打って確認します。
claude --version
バージョン番号が出れば成功です。
ステップ4:VS Code に Claude Code 拡張機能を入れる
やること
1. VS Code を開きます。
2. 画面左側のアイコンの中から、パズルのピースが4つ並んだようなアイコン(拡張機能)をクリックします。ショートカットは Ctrl + Shift + X です。
3. 上部の検索ボックスに「Claude Code」と入力します。
4. ここが最大の注意ポイント。 似た名前の非公式拡張機能が存在します。必ず発行者名が 「Anthropic」 であるものを選んでください。Anthropic以外のものは別物です。
5. 「インストール」をクリックします。
6. インストールが完了すると、VS Codeの画面右上あたりにキラキラしたスパーク(✦)アイコンが表示されます。画面右下のステータスバーにも「Claude Code」と出ます。
ステップ5:ログインして使い始める
Proプランの契約がまだの方へ
Claude Codeを使うには Pro プラン(月額$20)以上 が必要です。無料プランでは使えません。まだの方は先に https://claude.ai/upgrade から契約してください。クレジットカードが必要です。
ProプランではClaude(Web/アプリ)とClaude Codeで使用枠を共有しています。たくさん使うと5時間ごとの上限に達する場合がありますが、時間が経てば回復します。
やること
1. VS Code のスパークアイコン(✦)をクリックするか、ステータスバーの「Claude Code」をクリックして、パネルを開きます。
2. 初回は「Sign in」を求められます。クリックするとブラウザが自動で開きます。
3. ブラウザで Proプランを契約しているアカウント でログインします。
4. 「Allow(許可する)」ボタンをクリックします。
5. VS Code に戻ると、チャットパネルが使えるようになっています。
動作確認:実際にClaude Codeに仕事をさせてみる
ここまで来たら、あとは試すだけです。
1. VS Code のメニュー「ファイル」→「フォルダーを開く」で、適当なフォルダを選びます(デスクトップに「test」フォルダを作ってそれを選ぶのが簡単です)。
2. Claude Code パネルのテキストボックスに、以下のように入力して Enter を押します。
このフォルダに hello.py というファイルを作って、Hello World と表示するPythonプログラムを書いてください
テストプロンプト
3. Claude がファイルを作成する許可を求めてきます。内容を確認して「Accept」をクリックします。
4. VS Code の左側にファイル hello.py が出現し、中にコードが書かれていれば成功です。
おめでとうございます。これで環境構築は完了です✨️
うまくいかないときの処方箋
ここでは「初心者がつまずきやすいポイントだけ」に絞ります。
「Git Bashが見つからない」と言われた場合
Claude CodeがGit Bashの場所を自動検出できていません。PowerShellを開いて以下を実行し、設定ファイルをメモ帳で開きます。
Copynotepad $env:USERPROFILE\.claude\settings.json
ファイルの中身を以下に書き換えて保存してください。
Copy{
"env": {
"CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH": "C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"
}
}
スパークアイコンが見えない場合
VS Code のバージョンが 1.98.0以上 である必要があります。メニューの「ヘルプ」→「バージョン情報」で確認し、古ければVS Codeを最新版に更新してください。また、何かしらのファイルを開いていないとアイコンが出ない仕様です。フォルダだけ開いた状態ではなく、ファイルを1つ開いてみてください。
ログイン画面が出てこない場合
VS Code のターミナル(Ctrl + @ で開けます)に claude と直接入力してみてください。ブラウザが開いて認証画面が表示されるはずです。
「できた」の先に知っておいてほしいこと
ここまでで環境は整いました。ですが、1つだけ伝えておきたいことがあります。
Claude Codeは非常に強力で、「こういうツールを作って」とお願いすれば、大抵のものは動く形で出てきます。ウェブサイトを定期的にチェックするスクリプト、データを自動で集めてくるプログラム、SNSに自動投稿する仕組み——技術的には「作れてしまう」ものがたくさんあります。
ただ、「作れること」と「やっていいこと」は別物です。
たとえば、あるウェブサイトを1日1回チェックするのは、人間がブラウザで開くのと変わりません。しかし1分に1回チェックするスクリプトを回せば、それは相手のサーバーに1,440倍の負荷をかける行為です。自分は便利にしたいだけでも、相手から見れば迷惑なアクセスに見えます。
ファミレスのドリンクバーを1杯頼んで24時間居座ることは、ルール上はできるかもしれません。でも、大抵の人は「それはやらない」と判断します。自動化スクリプトも同じです。技術的にできることと、やっていいことの間には、常識という名の境界線があります。
Claude Codeで何かを作る前に、一度だけ立ち止まって考えてみてください。「これを相手の運営者に見せたとき、迷惑そうな顔をされないか?」 この1つの問いが、あなたのセーフティネットになります。
まとめ
この記事でやったことを振り返ります。
WSLが不要になった理由: 2025年7月にClaude CodeがWindowsネイティブ対応したため。Git for Windowsさえあれば、PowerShellからそのまま使えます。
セットアップの5ステップ:
Git for Windows をインストール →
VS Code をインストール →
PowerShellで irm https://claude.ai/install.ps1 | iex を実行 →
VS Codeの拡張機能で「Claude Code」(Anthropic公式)をインストール →
Proプランのアカウントでログイン。
所要時間は20〜30分。特別な知識は不要です。
ここから先は、Claude Codeに色々なことをお願いしてみてください。「こういうの作れる?」と聞くだけで、驚くほど多くのことが形になります。ただし、その力を使う方向だけは、自分で選んでくださいね!
VScodeでは各フォルダを行き来することが出来ます。
ファイルをまとめたり、レポートのためのデータを集めたり、小説まで書けてしまいます!
今度は「一体AIでどんなことをしようか」から「こういう使い方や業務フローならAIが活用できるかも!」と視座を上げてどんどん業務効率化を図っていきましょう😻