- 投稿日:2026/04/11
- 更新日:2026/04/11
はじめに
「2倍の利益が出るETFがある」と聞いたら、飛びつきたくなりますか?
SNSや投資系サイトで「レバレッジ型ETF」という言葉をよく目にするようになりました。でも実は、金融庁が公式に注意を呼びかけるほどリスクの高い商品です。新NISAでも購入できない商品として除外されており、国が「長期の資産形成には向かない」と明確に判断しています。
この記事では、レバレッジ型ETFがなぜ初心者にとって危険なのかを、できるだけわかりやすく解説します。
そもそもETFって何?
ETFとは、複数の株をまとめてパックにした商品のことです。
たとえば「日本の大手100社の株を少しずつ買える」ような商品で、1つ買うだけで自然と分散投資ができます。手軽に始められて管理コストも低く、初心者から上級者まで幅広く使われている、王道の投資商品のひとつです。
「レバレッジ型」は別次元のリスクがある
問題は「レバレッジ型」と名のついたものです。
「レバレッジ」とは「増幅」のこと。2倍レバレッジ型ETFであれば、株価が1%上がれば2%の利益になります。一見お得に聞こえますよね。
でも、逆に株価が1%下がれば、損失も2%になります。そして、これが毎日積み重なると、想定外の結果が起きます。
「上がって下がるだけ」でも損をする
たとえば、こんな状況を考えてみましょう。
月曜日に株価が10%上がり、火曜日に10%下がったとします。元の株価はほぼ元通りになりますが、2倍レバレッジ型ETFを持っていた場合はどうなるでしょうか。
通常のETFは99万円とほぼ元通りですが、2倍レバレッジ型ETFは96万円、つまり4万円の損失になっています。
上下を繰り返すだけで、じわじわと資産が削れていく。これがレバレッジ型ETFの怖い構造です。
金融庁も正式に「気をつけて!」と言っている
金融庁はレバレッジ型ETFについて、以下のように注意を呼びかけています。
「2日以上持ち続けると、値動きが指数の2倍にならない可能性がある」「中長期的に価値が目減りしやすいため、長期保有には向かない」
さらに、2024年からスタートした新NISA(国が用意した税金のかからない投資制度)でも、レバレッジ型ETFは投資対象から除外されています。
国が「これは長期の資産形成には使わないほうがいい」と判断している商品に、わざわざ手を出す必要はありません。
初心者にはシンプルな投資から始めよう
では、リベシティ流の「増やす力」を育てるために、何から始めればいいのでしょうか。
インデックス投資(おすすめ度 ★★★) 「全世界の株を少しずつ買う」イメージの投資信託です。難しい知識は不要で、毎月コツコツ積み立てるだけでOK。長期間続けることで資産が育ちやすく、初心者に最も向いている方法です。新NISAとの相性も抜群で、税金のメリットを最大限に活かしながら運用できます。
高配当株投資(おすすめ度 ★★☆) 配当金(企業からの利益の分配)を定期的にもらいながら、じっくり資産を育てるスタイルです。定期的にお金が入ってくる実感があるため、値動きに一喜一憂しにくく、長く続けやすいのが特徴です。
まとめ:レバレッジ型ETF vs インデックス投資
レバレッジ型ETFは、仕組みを深く理解したベテラン投資家が短期的な相場の動きを利用する目的で使う商品です。「増やしたい」という気持ちからついつい手を出したくなりますが、仕組みを知らずに使えば逆に資産を減らしてしまいます。
投資は「焦らず、シンプルに、長く続ける」ことが最大の武器です。まずはインデックス投資で土台をつくり、経験と知識を積み重ねていきましょう。
リベシティでは、こうした「増やす力」を身につけるための情報を継続的に発信しています。一緒にコツコツ学んでいきましょう!