- 投稿日:2026/04/19
- 更新日:2026/04/25
んにちは、れおなるど・ゆう(@leonardoyuu)です。
このノウハウは、こんな方のために書きました。
・「WordPressのサーバー代が地味につらい…」と感じている人
・「Cloudflare移行って気になるけど、なんか難しそう」と思っている人
・「AIに頼めばできるって言うけど、本当にゼロからいける?」が知りたい人
結論からいうと、Claude Codeを使えば、未経験でも半日で「動くサイト」を立ち上げられました。
サーバー代も、Cloudflare Pages単体なら実質ゼロ円、追加機能を使っても月数百円で運用できます(私の場合は月¥125構成でした)。
ただし、最後に大事な「追記(私の正直な体験談)」も書いています。
華やかな成功談だけでなく、移行後にバグを見つけて一旦戻した話まで読んでいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。
移行で得られるもの・失うもの(先に全体像)
「やる前に何が変わるか」を、超初心者目線でまとめました。
・サーバー代:月¥1,500〜¥2,000 → 実質無料〜月数百円(Cloudflare Pages単体なら無料)
・表示速度:普通 → CDN配信で大幅高速化(条件次第でPageSpeed90点台も可)
・SSL証明書:プランにより有料 or 自動 → 無料・自動(10〜15分目安/稀に数時間)
・管理画面で記事執筆:できる → そのままではできない(別途仕組みが必要)
・動的処理(コメント・問い合わせ等):プラグインで簡単 → 外部サービスに置き換え
・必要な技術理解:ほぼゼロ → 「最低限の理解」が必要
「サーバー代を激減させたい」「表示速度を上げたい」という方には大きなメリットがあります。
一方で「管理画面で楽に記事を書きたい」「コメント機能を残したい」という方には不向きです。
必要なもの(事前準備チェックリスト)
移行を始める前に、以下を準備してください。
・Mac または Windows のパソコン
・Claude Pro 契約(月$20、為替により約¥3,000前後)
・Cloudflareアカウント(無料)
・既存のWordPressブログ(ConoHa等のレンタルサーバー)
・Node.js と wrangler CLI(Claudeに「インストール手順を教えて」と聞けばOK)
・独自ドメイン(ConoHaやお名前.comで取得済みのもの)
Claudeを別の用途でも使うのであれば、移行作業のために新しく増える固定費はほぼゼロ円〜です。
※ ¥125は私の構成(Workers Paid+追加機能)の場合。Pages単体なら無料で運用可能です。
全体のステップ(5ステップ図解)
ここから本番です。Claude Codeに丸投げで進む5ステップを順に解説します。
【ステップ1|WordPressのバックアップ(10分目安)】
Claude Codeを起動して、こう頼みます。
「私のWordPressサイト(URLは https://example.com )の全記事と画像情報を、JSONで保存するスクリプトを書いて」
Claudeが自動で:
・全記事の本文・タイトル・カテゴリ・公開日を取得
・メディアライブラリの画像URLを一覧化
・ローカルにJSONファイルで保存
私の場合は、公開記事297本、下書き38本、メディア1,469ファイルを10分で取得できました(記事規模により変動します)。
何かエラーが出たら、エラー文をそのままClaudeに貼って「これ直して」と頼めばOKです。
【ステップ2|静的HTML化(30分〜1時間目安)】
WordPressは「アクセスのたびにDBから記事を組み立てる」仕組みです。
Cloudflare Pagesは「事前に用意したHTMLファイルを配信する」仕組みです。
つまり、WordPressの全ページをHTMLファイルとして書き出す作業が必要です。
これもClaudeに頼みます。
「全URLをクロールしてHTMLとして保存して。CSS・JS・画像も含めて、相対パスに変換しておいて」
私の場合は、3,580ファイル・合計299MB・80,547箇所のURL変換が自動で完了しました。
ここで「相対パス」が大事で、これをやらないと移行先で画像が表示されません。
【ステップ3|Cloudflare Pagesにデプロイ(5分目安)】
ターミナルでこのコマンド1本:
wrangler pages deploy ./dist --project-name=my-blog
Claudeに「デプロイのコマンド教えて」と聞けば、あなたのプロジェクトに合わせて教えてくれます。
私の場合は3,580ファイルが約24秒でCloudflareにアップロードされました(ファイル数・回線速度により変動)。
このとき発行されるURL(例:my-blog.pages.dev)にブラウザでアクセスすると、もうサイトが見られます。
【ステップ4|独自ドメインの設定(30分目安)】
pages.dev のURLでもアクセスはできますが、自分のドメイン(例:leonardoyuu.com)に切り替えます。
ここはブラウザ作業が中心になります。手順:
1. ConoHa(または現在のDNS管理元)でネームサーバーをCloudflareに切替
2. CloudflareのDNS設定で CNAMEレコードを追加(プロキシON)
3. Cloudflare Pages のカスタムドメイン設定で、自分のドメインを追加
4. SSL証明書(Universal SSL)が10〜15分目安で自動発行(稀に数時間かかる場合あり)
各画面のスクショを取りながらClaudeに「次は何すればいい?」と聞けば、迷子になりません。
【ステップ5|動作確認】
ブラウザで自分のドメインを開いてみてください。サイトが表示されればOKです。
さらにこんなチェックを:
・トップページが表示される
・記事ページが開く
・画像がちゃんと出る
・カテゴリページが見られる
・aguse.jp でドメインを調べて「Cloudflare」と出る
・PageSpeed Insights でスコアが上がっているか確認(記事サイズ・画像で結果は変動します)
ここまで来れば、「動くサイト」としては完成です。
よくあるつまずきポイント Q&A
Q. ネームサーバー切替後、サイトが見えなくなった
A. DNS伝播は最大24時間。落ち着いて2〜6時間待ってください。
Q. 画像が一部表示されない
A. ステップ2の「相対パス変換」が一部漏れている可能性。Claudeに「画像URLを全部チェックして直して」と頼めば対応してくれます。
Q. メールが受信できなくなった
A. ネームサーバー切替時に MXレコード(メール用設定)の手動コピーを忘れていませんか?元DNSのMX値をCloudflare DNSに同じ値で登録してください。
Q. SSL証明書が出ない
A. Cloudflareのプロキシ(オレンジ雲)が ON になっているか確認。OFFになっているとSSLが降ってきません。
【追記】私の正直な体験談——一旦 ConoHa に戻した話
ここからが、私が一番伝えたい部分です。
上の手順で移行は成功しました。表示は早くなり、URLも画像もちゃんと出て、サーバー代も激減しました。
ただ、運用していくうちに 些細なバグ が複数見つかりました。
・記事内の内部リンクをクリックすると、関係ない別の記事に飛ぶ
・カテゴリページの一部が古い情報で固まっている
・一部の画像が表示されない記事がある
どれも「絶対に直せない」不具合ではありません。
コードや構造を理解していれば、Claudeと一緒にひとつずつ直していけば、Cloudflare運用は問題なく続けられます。
でも私は——Web制作未経験です。
バグを見つけるたびに「どこを直すんだろう」「Claudeに何て頼めば直るんだろう」と考える時間と脳のリソースを、今この時期に使うべきではないと判断しました。
ブログ運営でいま大事なのは、「記事を書くこと」と「読まれる工夫」のはず。
そう思って、一旦 ConoHa WING の WordPress に戻して運用しています。
私が次に取る道(ローカル編集+Cloudflare配信)
「もう一生Cloudflareは使わない」というわけではありません。順番を入れ替えただけです。
私が次に試すのは、こういう構成です。
1. 自分のパソコンの中(ローカル)に WordPress を立てて、記事の編集環境として練習する
2. その記事を静的化したものを、Cloudflare Pages に配信する(=書く場所と公開する場所を分離)
3. バグも自分で直せるレベルになったら、本番ブログを再び Cloudflare へ移行する
つまりCloudflareで動かすのは「公開後の静的サイト」だけ。執筆体験はローカルのWordPressで担保する、という構成です。
これが今回の一番の学びでした。
超初心者の方へ、私からのお願い
技術系の記事を読むと「やれば誰でもできる」と書かれていることが多いです。
正直、私もこの記事の最初のバージョンではそう書きました。
でも、それだと嘘になってしまうので書き直しました。
もしあなたが私と同じく未経験なら、こうお伝えしたいです。
・いきなり本番ブログを移行するのではなく、まず練習用サイトで試す
・ConoHa WING のままでも、まったく恥ずかしいことではない(私もいま戻しています)
・月¥1,500〜¥2,000のサーバー代は「学びの時間を買う費用」と割り切ってOK
・バグを自分で直せる感覚が身についてから、本番を移行するでも遅くない
「Cloudflare移行は技術者向け」——これは時代遅れの考え方ではあります。
ただ、未経験のままでも100%完璧に運用できる——これも、まだ少し早い表現だと、今回の挑戦で学びました。
おわりに
今回の記事は「動かすところまでの完全マニュアル」と「運用してみたリアル」を両方詰め込みました。
「やってみたい」と思った方は、ぜひ手順通りに試してみてください。半日で「動くサイト」が立ち上がる体験は、それだけで人生の景色が変わります。
そして、もしバグが出てきて手が止まったら、私のように「一旦戻すのもアリ」と思い出してください。
背伸びせず、自分のフェーズに合わせて選んでいい——これが今回得た一番の教訓です。
私と同じように悩んでいる方の、参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
れおなるど・ゆう