この記事は最終更新日から1年以上が経過しています
- 投稿日:2023/12/13
- 更新日:2024/01/13

1.漢方薬とは?
漢方薬の歴史と基本原理
漢方は、5~6世紀に中国から日本へ伝わった中国伝統医学を基にしています。日本の特有の気候や風土、そして日本人の体質に適応させる形で独自に発展し、「漢方」として知られるようになりました。漢方薬は、その長い歴史を通じて、多様な効能を持つ植物、動物、鉱物などの天然素材を組み合わせて作られてきました。これらの薬は、身体のバランスを整えたり、体内のエネルギーの流れを改善することを目的としています。
西洋医学との違い
漢方薬と西洋医学の薬は、その成り立ち、病気の捉え方、作用の仕方、治療法など、いくつかの点で異なります。
1.薬の成り立ち
・西洋薬は化学合成による人工的な単一成分で構成されています。
・漢方薬は天然の生薬を基に複数の生薬を組み合わせて作られています。
2.病気の捉え方
・西洋医学では「病気そのもの」が治療のターゲットです。
・漢方医学では「病気を持つ人」を治療対象と考えます。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください