- 投稿日:2023/12/21
- 更新日:2025/09/30

Apple Careとは?
購入したアップル製品が、万が一故障した時に補償してくれるサービス。
つまり「保険」です。
最初の1年間は無償でAppleCareのサービスを受けることができます。
Apple Care+とは?
Apple Care+への加入料金を支払うことで、Apple Careの補償適用期間を、1年間延長してもらうサービスです。
また、延長込みの2年間を超えるとApple Care+解約の手続きをしない限りサービスは継続され、月額料金が発生します。
AppleCare+に加入した理由
私は初めてiPhone(XR)を購入した時にApple Care+に加入しました。
加入した理由は、
・今まで所有していたAndroid端末は、全て何かしら不具合が起き、キャリアの保険サービスを利用してリフレッシュ品と交換してもらっていた。
・iPhoneを「画面にヒビが入ったまま使っている」人が多い印象があったので、壊れやすいのだろうと思っていた。
・人生初のiPhoneなので、耐久性が分からなかった。
以上が主な理由です。
AppleCare+サービスを受けるまで
2018年10月29日に、
iPhoneXRを本体価格101,800円
と
AppleCare+加入料16,800円
合計118,600円を支払い購入しました。
購入後1年間は無料でAppleCare+のサービスを受けることができますが、その様な事態は起きませんでした。
2年目からは、予め加入していたAppleCare+が1年間適用され始めますが、その期間も不具合はありませんでした。
AppleCare+が適用されてから1年が経過すると、満期になりますのでサービスの効力を失いますが、解約の手続きをしない限り、自動的にAppleCareの"月払いプラン"に移行されます。
ここが、心理的に一つの罠となるポイントです。
罠とは、AppleCare+では「バッテリーの無料交換」を受けることができます。
2年も経つと、iphoneのバッテリー状態も劣化してきています。
しかし、この無料交換サービスを受けるには、
バッテリーの最大容量が80%未満になっていなければなりません。
そしてこう思います。
「もうすぐ80%切るだろうし、せっかくここまでAppleCare+に
加入し続けたのだから、せめて無料でバッテリー交換したい!」
すけべ心が出ました。
そうしてバッテリーの最大容量が80%切ることを待ち望みながら月払いプランを続けていました。
2023年2月にようやくAppleCare+のサービスを受けることができました。2023年です。購入から5年経っています。罠にかかり続けていました。
5年目にして80%切ったかと思いきや、
「TrueDepthカメラの問題」によるものでした。
これを理由にAppleCareのサービスを受けることとなりました。
(この時、バッテリーの最大容量は82%)
Apple Care+にかけた費用と実際費用
次の表が「AppleCare+に加入した事によってかかった費用」です。
現在の「保険料とAppleCareサービス料」を載せます。
二つの表から分かる通り、AppleCare+のサービスを受けるまでに
総額で約44,000円を支払いました。
また、加入している間に月払いプランの料金が値上げ改定されております。今後も値上げの可能性があるといえます。
そして、AppleCareの補償を受けつつ修理をして頂くには、
割安となった修理費をさらに払う必要があります。
AppleCare+に未加入で全額自己負担だとしても、私が心配していた画面のひび割れにおいては、これまで支払った保険料で賄うことができ、なんならお釣りがくるといえます。
幸い「TrueDepthカメラの問題」では追加費用なく新品交換いただけましたが、
支払った保険料分だけ実質的に修理費用がかかったといえます。
当初の目的であったバッテリー交換をしたとしても、
と、AppleCare+に加入し続けたことで30,000円余計に支払ったといえます。
Apple Careのサービスを体験して思うこと
あくまで私のケースでの結果論となりますが、
幸か不幸か、AppleCare+に加入する必要はなかったことになります。
加入していなかったとしたら、バッテリー寿命を迎えたり故障したりした時点で修理費を見積もり比較した上で、かけなかった保険料を頭金に、最新機種に買い替えていたと思います。
5年前の機種に高い費用を費やしてまで直すくらいなら、最新機種に買い替えればスペックアップになるからです。
44,000円費やして5年目以降も使えるようにしたことになります。
(今回は修理ついでにバッテリー寿命も100%に復活しましたので、まだ暫くこのiPhoneXRを使い続けるつもりですが)
Apple Careのサービス自体はストレスなく利用でき、素早く解決できたので満足しています。
結論
私は今後、Apple製品を購入する際はApple Care+は加入しません。
なぜなら、たしかに購入時は「壊れやすいだろう」と思っていましたが、
・5年以上もパフォーマンスの低下を感じることなく使い続けることができてiPhoneに対する信用が上がったからです。
・算出した実費用からわかるように、加入することは修理費の先払いをしているにすぎないからです。
・長期間使い続けるほど、Apple Care+をかけ続けるのは不利となります。
逆に言えば、短期間で頻繁に損傷する様であればApple Care+に加入すべきといえます。
ですが、そんなに壊れたり、壊してしまったりするでしょうか?
それに1年以内であれば、無償でAppleCareのサービスを受けれます。
私はスマホを落とさないよう気をつけているのと、生活環境的にも落としたり破損させたりするリスクも殆どありません。
いつどのタイミングでiPhoneを損傷させてしまうか、もしくは損傷してしまうかは分かりません。
よって、今回感じられたiPhone製品への信用から、大事に扱っていれば
「Apple Care+はかける必要はない」
という結論に至りました。
あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私自身、AppleCare+にかけ続けることは無駄だと、途中から気づいていましたが、長年続けてしまった故にAppleCareのサービスを体験してみたかったこともあり粘り続けていました。
結果、バッテリーの寿命という目論見が外れ自然故障し、補償サービスを受けることとなりました。
その代わり、5年前の機種を今後も使い続けるに至っています。
殆どの人は自分のものは大事に扱うと思います。ということは壊れることはないといえます。
ひょっとしたら、そうでない人や子供に買い与えた時など、扱いが良くない環境であれば壊れやすいと考えることもできます。
その時は保険をかけてもいいのかもしれません。
しかし、やはり大事に扱えば壊れることがないので、保険をかける必要はなくなり、それは無駄な支出を減らし、余計な出費を発生させないことは
貯める力 と 守る力 となります。
AppleCare+に限らず車両保険など、類似の保険の加入に迷われている方の参考になれば幸いです。