- 投稿日:2023/12/25
- 更新日:2025/11/05
【中古車を買う前に診断】あなたにぴったりな車の選び方を7つの優先順位で解説
はじめに 自己紹介と概要
こんにちは!ピゴスです!
リベシティでは「車のことクルマ屋さんに聞きづらい人の質問チャット」の管理人をさせていただいております
おかげさまで、2022年7月からたくさんのご質問に答えさせていただき、車で損しないための活動をみなさまに支えられて楽しく続けさせていただいております
また、そういった経緯もあり、現在ではリベシティ公式の「中古車選び相談チャット」の講師を担当させていただくことになりました
今回は車選びのお話をノウハウ図書館に寄稿させていただきたいと思います
車を購入しようと考え始めた時に、「自分にとって間違いのない車を選びたい」、「お得な車で損したくない」などと悩んだことはありませんか?
世の中には中古車と新車、軽自動車やミニバンやSUVとたくさんの車があります
そんな中から自分にピッタリの車を探すのは、なかなか大変です
そもそもどんな車があるかもよく分からないですし…
そんな初めて車の購入を検討している方が、失敗しないための基本的な車の選び方をステップ方式で紹介していきます
この記事を読み終わるころには、こんなことが分かります
・自分にあった車を選ぶための手順
・自分の使用用途や価値観にあった車種
・自分が無理なく買うことができる車種
具体的な車種までは述べてはおりませんが、考え方と調べ方をお伝えしています
最初の方向性をしっかり考えられるようになることが、素敵なカーライフへの近道です
ぜひこの記事を参考に「本当に欲しい車」を、ぜひ探してみてください
それでは、車が好きな人もそうでない人も、素敵なカーライフにしていきましょう!!
※今はちょっと忙しい、あとで見返したいという方はブックマークしていただけると励みになります
自分にあった車を選んでいきましょう!
大前提として、自分にあった車と、自分が気に入った車は違います!
自分が気に入った車が自分にとってピッタリな車であれば言うことはないのですが、なかなか現実はそうはいきません
しかし、どうしても気に入った車があって、それが手が届く範囲なら、それを購入して幸せな気持ちになること間違いなしですので、オススメです
今回は、自分の買うべき車がよく分からないという方や気に入った車は現実的に厳しいといった方のために、「一から自分にあった車」を探していきます
そして、そんなあなたにピッタリな1台だからこそ、好きな車にもなり、気に入った相棒となることでしょう
では、自分にあった車とはどんな車でしょうか??
大きく分けて「合理的な要素」と「感覚的な要素」の2つの要素に分けて、優先順位をつけて考えていくことができます
合理的な要素として自分にあっているか考える優先順位
①車のサイズ…乗れる人数、長さ、幅、高さ、荷室の広さなど
②車のジャンル…軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、SUV、セダンなど
③車種と価格…それぞれの車種の購入費用や維持費
④車の売却価格…車を手放すときに価格(リセールバリュー)
感覚的な要素として自分にあっているか考える優先順位
①車のデザイン…外装や内装の見た目、ボディーカラーなど
②車の性能や機能…パワー、駆動方式(2WD、4WD)、快適装備など
③周りからの評判…周りからどんな風に思われるか?思われたいか?
このような2つの要素を順番に考えながら、自分にあった車を絞り込んでいきます
優先順位とはしているものの、人によって合理的な要素を先に考えてしまう方と感覚的な要素を先に考えてしまう方と2通りいらっしゃるかと思います
どちらから考えても正解ですが、上記で上げた要素を一つひとつ、じっくりと考えてみることが大事です
限られた予算の中ですべてを重視するのは難しい場合もありますが、自分自身のオリジナルな優先順位を大切にして選んでいきましょう!
それでは、自分にあった車選びを考えていく一例として、合理的な要素から考え始めて車の購入を検討していくイメージで順番にそれぞれの項目を説明していきます
また、比較したり、様々な情報を調べたり、お店などに行って直接展示車を見れたり、試乗したりしながら検討していく段取りです
① 車のサイズ(合理的な要素①)
車を選ぶ際に優先順位が高いものが、サイズ感を決めることです
まずは「何人で乗ることが多いでしょうか?」
初めて車を買う方の場合は、「一人か二人が基本で、たまに後ろの席も使います」という方が多いです
また、ご結婚などをされて、家族が増えたことをきっかけに車を買われる方もいらっしゃいます
その場合は夫婦とお子さんの3人という場合もよく聞きます
現状だけ考えるのであれば、軽自動車4人乗りでも十分なのですが、これから先も長く乗っていくかもしれないことを考慮しなければなりません
家族が増える可能性や子供の習い事や部活などで荷物が増える可能性、車をせっかく買ったなら旅行やアウトドアを趣味にしたいなど、購入した先のことも考えておく必要があります
ただし、注意しなけらばならないのは、いつそうなるか不明確なことやそうはならないかもしれないことまで心配して、あれもこれもできる無駄に大きな車を買ってしまうことです
車は買い替えることができるものなので、どうにも手狭になったら乗り換えるという手段があります
そのために、後述するリセールを考えるという要素も重要になってきます
次は、「使用環境はどんなところでしょうか?」
アパートの駐車場、マンションの立体駐車場、自宅の庭など、駐車場によって購入できる車の幅や長さや高さなどが決まってくる場合があります
物理的に大きすぎる車は入らない、ドアが開けられないなんて場合もあります
特にバックドアは開けるために後ろの広さを考えたり、ボディーの高さ以上に上側まで開くので、うっかり手を離してガツンと壁や天井にぶつけてしまったりするので注意が必要です
また、購入とあわせて一部の地域で登録する軽自動車やその他すべての普通車では管轄の警察署にて車庫証明というものを発行する必要があります
その際に、駐車スペースのサイズ以上の車は証明書が発行されないので注意が必要です
普通車の場合は申請後に駐車する場所を実際に調べにきますので、特にマンションの立体駐車場などは既定のサイズが駐車場に書いてあったり、自宅の庭だったとしても申請書の記載と差異があったりする場合は、申請が通らないことがあります
その他、自宅前の道路が狭い、職場の駐車場が狭い、運転に自信がないなど、日々の運転のストレスを軽減するために小さめの車を選んだり、自分や家族の体格に合わせたり、安全性を考慮して物理的に安全な大きめの車を選んだりします
このようなことからも実際に気になる車があれば、実車を見て確認し、試乗もして、試していただけるとベストです
次は、「どんな使い方をしますか?」
「通勤や近所の買い物だけで使います」この場合は、荷室の広さなどはあまり重要視しなくてもいいかもしれません
一方で、「休みの日は外出が多いです」という場合は、どんな使い方をするのか考えて車を選ぶ必要があります
釣りに行く、ウィンタースポーツに行く、アウトドアをするなど、人が乗れるだけではなくその趣味を楽しむための道具が詰める荷室の広さも考慮する必要があります
また、「病院への送迎もしくは子供の送迎が多いです」という方は、狭い駐車場でも乗り降りがさせやすい、後席スライドドアの車もオススメです
もし、お店に検討中の展示車などがあるのであれば許可をいただいて、荷室にいつも運ぶものを積ませてもらったり、シートアレンジを確認してみたりすると良いかと思います
そんな時に、あなたの趣味の話と絡めてその車の良さを伝えてくるスタッフがいらっしゃたら頼りなる方かもしれませんね
色々聞いて参考にしましょう
「シート背面には汚れにくいビニール加工がされていて、雨で濡れてしまったアウトドアグッズでも積みやすいですよ」などと、自分では気付かなかった想像力を掻き立ててくれるアドバイスは助かります
② 車のジャンル(合理的な要素②)
上記で説明をした車のサイズと密接に関わってきます
車のサイズ感や必要な広さなどが決まってきたら、どのジャンルの車にするかを落とし込んでいきましょう。今回は街中でよく見る形の車のジャンルを5つに絞って紹介します
①軽自動車…日本独自の規格(長さ3.4m、幅1.48m、高さ2.0m、排気量660㏄未満)の車です
小さいボディかつ小さなエンジンであるという制約がある反面、税金面などで優遇があります
・小さいことが最高のメリットです
狭い道でのすれ違い、狭い駐車場での小回り性能が運転の気楽さにつながります
また、比較的、維持費が安いです
点検費用、交換部品代、税金、ガソリン代などが小さくて軽いことから結果値段も安く済みます
・小さいことがデメリットにもなります
最大4人の乗車人数、荷室スペースの広さに限界があります
また、ボディサイズは大きいほど物理法則的にも安定感や乗り心地の良い車を作りやすかったり、安全性の高い車を作りやすかったりします
メーカーの努力でかなり改善されてきておりますが、大きい車はさらに良くなってきております
『ピゴスのワンポイント…通勤で一人で乗る機会が多い、近所の送迎が多いという人には、特におすすめです
最近は広々とした軽自動車もあり、かつ運転支援システムなども充実しているので、たくさん荷物を積む必要のない人は軽自動車で遠出をこなす人もいます
どうして載せきれない時は家族の車を借りたり、レンタカーを借りたりしてうまくやりくりするのも良い選択です!』
②コンパクトカー…軽自動車より大きいサイズ、エンジンを搭載する車です
厳密な規定はないですが、長さが4m前後で幅が1.7m前後、排気量は1000㏄~1500㏄ぐらいの車を指すことが多いです
・メリットはちょうどいいサイズとなることが多いです
軽自動車では小さすぎる、もうちょっと上り坂などでパワーは欲しいなど、軽自動車ではできないプラスアルファを叶えてくれます
コンパクトカーの中にもスライドドアの車やアウトドア向きの車など、様々なタイプがあるので用途に合わせた車や好みの車を選びやすいです
・デメリットは大きくなったことと引き換えに失うものが多いです
税金面の優遇がなくなってしまったり、維持費が高くなってしまったり、小回り性能が下がってしまったりします
ただし、軽自動車が特別優れている面なので、コンパクトカーが普通と捉えてみるのも良いでしょう
『ピゴスのワンポイント…通勤もするし、家族や友人と遠出をする機会の多い人などにオススメです
旅行の荷物や帰りのお土産を買ったりしても荷室には余裕が少しあるかもしれません
上手に選ぶことで1台で何でもこなせる無駄のないパートナーになることでしょう♪』
③ミニバン…3列シートを備えている、6人以上乗ることができる、後席スライドドア、といった特徴の車を指すことが多いです
コンパクトカーと比べると長さと高さが伸び、大きくなるので、その分重くなり、大きなエンジンを搭載しています
・メリットは広さが正義です
乗った時の解放感や広さから感じるワクワク感などはピカイチです
大人数での移動を快適にこなし、荷物も積めます。コンパクトカーの中にも5人以上乗れる車はありますが、実際の使用の中では緊急用といった感じになってしまいます
しかし、ミニバンなら常用として5人以上の乗車が可能になります
その分、大きくはなりますが、運転視点が高くかつ窓も大きく死角が少なく、スクエアな形状なので、意外と車幅感覚などはつかみやすく運転はしやすいです
・デメリットはここでも大きさになってしまいます
一人で通勤をするには、維持費が比較的高くなってしまうので、コスパが悪いです
物理的にも大きくなってしまうので、運転はしやすいのですが狭いところなどはやはり気を使います
また、長くて背も高いスクエアな形状なので、背の低い流線形の車よりも横風を受けたり、走行の安定感や乗り心地の面においては不利になる場合があります
『ピゴスのワンポイント…5人以上の家族で、週末などはみんなでお出かけする機会が多い人や、趣味でたくさん荷物を積む方などにオススメです
大は小を兼ねるという所や何でもできそうなワクワク感、迫力の見た目もあるので、そこに満足感を感じるというのはすごく分かりますし、購入の理由にはなります
しかし、本当に自分にとって必要なサイズかどうかはしっかりと吟味しましょう』
④SUV…スポーツユーティリティビークルの略です
「なんじゃそりゃ?」ですよね(笑)
簡単に言うと、タイヤが比較的大きくて地面からボディーの底までの隙間が大きい車です
悪路走行がしやすいなどのメリットもありますが、見た目がワイルドだったり、スタイリッシュだったりで、カッコいいというのが一番のポイントです
比較的、大きなサイズの車も多く、荷物を積むこともよく考えられております
・メリットは近年、最も人気で勢いのあるジャンルです
単純な広さや使い勝手では、同じサイズ比較ではミニバンの勝利なのですが、それでもSUVが多く選ばれるのは、カッコよさや走りの良さを評価している人が多いからなのだと思います
カッコいい車に乗るというのは、多少の便利さは失っても、自分らしさや満足感といったものも得られますので、価値があります
結果として、人気なのでリセールも期待できるという点もメリットになります
・デメリットはスタイリッシュでカッコいい見た目を作るために、大きく重くなりやすい特徴があります
結果的に維持費が高めになってしまします
また、大きめのサイズでかつ大きなタイヤを装着していることが多く、物理的に小回りがしにくくなります
狭い駐車場などでは切り返しの回数は増えてしまうことでしょう
さらに、ボディー形状もスクエアではないので、ミニバンよりは死角は増えてしまう傾向です
『ピゴスのワンポイント…おしゃれは我慢とは言いすぎかもしれませんが、このカッコよさに惹かれる人がオススメです
ミニバンと比べなければ十分に広いですし、使い勝手も良いです
しかし、ガソリン代がかかること、大きなタイヤは交換費用も高いなどの要素も忘れないようにしてくださいね
修理交換費用が必要になってくる前に高いリセールを活かして早期代替えをしながら乗り続けるというサイクルを検討できるのはメリットです』
⑤セダン…伝統的な車のスタイルです
エンジンルームと乗員スペースとトランクスペースと3つがしっかりと分かれています
教習車やタクシーなどが多く採用しているボディー形状です
軽自動車での採用例はほぼなく(ダイハツ2代目オプティはセダン)、長さは4.3m前後以上、排気量は1500㏄以上ぐらいから上のクラスに採用が多いです
・メリットは乗員のスペースと荷室がしっかりと区切られていることでメリットが生まれます
ボンネットとトランクは事故の際に潰れるゾーンとしてしっかりと乗員が生き残れる空間を残してくれます
また、高さは低く立体駐車場(155㎝以下)に適応している場合がほとんどです
それらの特徴のため、低重心で走りに安定感があり、乗員のスペースがコンパクトな構造上のおかげで遮音、防音対策がしやすく静かと言われています
さらに、そのおかげで冷暖房の効きも早いです(笑)
・デメリットは乗員のスペースと荷室の高さ方向が低く、解放感と広さが少なくなります
たくさんの荷物や人を乗せて旅行、趣味を何でもこなすといった使い方には向いておりません
そのため、近年は同じようなサイズで便利に使えるミニバンやスタイリッシュで乗り降りのしやすいSUVに市場を奪われております
結果、リセールが期待しにくいというのも残念ポイントです
『ピゴスのワンポイント…こちらは利便性で考えるとSUV以上に我慢が必要な車にはなります
しかし、伝統的なスタイリングにはカッコよさや気品があり魅力的です
また、いつまでもこのスタイルが高級車などに受け継がれているのは、やはり機能面で優れている形状だからです
そのあたりに価値を感じられる方にはおすすめできます
さらに、リセールの低さは中古車が程度のわりに安く買えるというメリットにもなりますので、中古車を狙うのもありです』
以上の5つのジャンルが一般的ではあります
乗用車ではその他にこのようなジャンルの車もあります
ステーションワゴン…セダンの乗員のスペースをそのまま後ろに伸ばして荷室空間にした車です
トランクがなくなり、広い荷室空間になったので荷物はたくさん積めるようになりました
SUVを低く薄くしたようなボディー形状です
クーペ…セダンからリアドアをなくし、広さや利便性を犠牲に、伸びやかなスタイリッシュさを手に入れています
スポーティな車というイメージもあります。リアドアのある4ドアクーペもあります
オープンカー…ルーフを開けることができます
日常使いの利便性はかなり犠牲になりますが、オープンにした時の圧倒的な解放感と独特のスタイリングが魅力のボディー形状です
クロスオーバー…上記で紹介した様々なジャンルの特徴を2つ取り入れたボディー形状です
コンパクトカーでありながらSUVの要素を取り入れているなど、SUVのエッセンスを取り入れている車が流行りです
③ 車のデザイン(感覚的な要素①)
ここまで合理的な要素として車のサイズ感やジャンルについて検討してきました。自分に合いそうなサイズ感や車のジャンルは決まってきたでしょうか?
もしかしたら、「こんなジャンルの車は考えてもいなかった」とか、「新しい発見があったので、考え直してみます」なんてこともあったかもしれません
そして、興味の出てきた車について調べてみましょう
私が普段、新型車の基本情報を調べているのはこちらになります
グーネット新車カタログ一覧
こちらのグーネットさんのサイトでは自分の気になるサイズやジャンルや価格帯に絞り込んで車を検索出来たり、その車の特徴や写真だけでなく、動画での紹介もある場合があります
また、販売が終了してしまった車(中古車)などを調べるときはこちらです
グーネットカタログで簡単車探し
まずはここで気になる車種を絞り込んでいきましょう
たくさんの車を見ていく中で、自分は「どんな外装の車が好きなのか?内装はどんな雰囲気が好きなのか?」などの好みが見えてきます
車は魅力的なので、さほど興味がなかった人も自分事として、車を探しているうちに「どんな車が家にあったらワクワクするか?」なんてことを考えて、楽しくなってくることもあります
せっかくの車選びなので、楽しむのは良いですが、浪費にならないように注意しましょう
一方、ワクワクしない人は車についてしっかりと割り切ることができ、損しない車選びをしやすい性格とも言えますので、ご安心ください
合理的な要素を重視して、そのジャンルでお求めやすく、自分に必要な装備が付いている車を選んでいけば大丈夫です
そして気に入る車が見つかったら、メーカーのホームページなどで、その車の詳細やボディーカラーなどを調べて、気に入った車を深堀りしていき、「これだ!」と思える車を絞り込んでいきましょう
④ 車の性能や機能(感覚的な要素②)
車の性能や機能というと一部、合理的な要素を含みます
しかし、現在販売されている車であれば、走る曲がる止まるはしっかりとできて、車内では冷暖房が効き、音楽を楽しめます
そして、それは当たり前として、「もっと気持ちの良い加速感が欲しい」とか、「室内のおしゃれ感や快適性が欲しい」とか、そういった部分は人それぞれの好みによるものなので、感覚的な要素として考えています
また、駆動方式も実用的な面もありますが、同じ降雪地域でも2WDで十分という人もいれば、4WDでなければ心配という方もいるように感覚的な要素に分類されます
さらに、趣味の領域で後輪駆動が好きなどという人もいますので、そういうことです
駆動方式とは??…エンジンの搭載位置とそのエンジンで作りだした運動エネルギーをどのタイヤに伝えるかという車の仕組みの基本
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)…前輪駆動と言えば、この方式を指すことが多いです。運転席の前(エンジンルーム)にエンジンがあり、前輪を動かします
FR(フロントエンジン・リアドライブ)…後輪駆動と言えば、この方式を指すことが多いです。運転席の前にエンジンがあり、ボディーの下をシャフトが通り、後輪を動かします
4WD(フォーホイール・ドライブ)…四輪駆動、四駆、AWD(オールホイールドライブ)などとも呼ばれ、エンジンは基本的に運転席の前にあり、4つのタイヤに駆動力を分配して動かします
このように自分にとって車に求めるものは何かを調べながら考えていきます
同じ車の中でもグレードによってエンジンが違っていたり、装備が違ったりするので、必要なものをピックアップしてお気に入りのグレードや自分の求める性能や機能を持っている車を探していきましょう
でも、初めて車を探している方からはこんな声が聞こえてきそうです…
「そんなこと言われても、何から調べたらよいか、よく分からないですよ!!」
「カタログを読んでも何を言ってるんだか、これはどんな装備なのかよく分かりません!」
確かに文字や数値ではイメージしづらいこともありますよね
車が好きではないと、なかなか、スムーズにいかないこともあるかと思います
そんなときはYouTubeなどの映像を見て参考にしてみるのもオススメです
同じ車に対しても何本も動画が上がっていると思いますので、いくつか見たり、分かりやすいYouTuberさんの動画を見れたりすると次のようなことが分かります
運転感覚…力強さやブレーキの扱いやすさ、安定感や振動や音など、ライバルの車と比べてどのように違うのか?ということやそういった性能から得られるメリットや体験などが分かります
機能面…快適装備や安全装備、収納やシートアレンジなど、どんなものが付いていたり、どんな操作ができたりなどが分かります
知らなかった新たな機能を発見できたり、自分にとっての新たな価値を見つけることにつながったりします
燃費性能…カタログの数値と比べて、実際の走行ではどのぐらいの燃費が出たかが分かります
詳しい計測環境などは分からなくても、一つの目安になり、知っておいて損はないです
これらが分かってくると、その気になる車の中でどのグレードが自分にあっているかなども絞り込まれてきます
そして、このようなことを知るために私がいつも参考にさせていただいているYouTubeチャンネルはいくつかあります
中でも、幅広いジャンルの車のレビューを取り扱ってくださっていたり、、オーナー目線やユーザー目線で、その車の良し悪しを分かりやすく紹介してくれるチャンネルなどは重宝しております
ただ注意していただきたいのは、車系のチャンネルはたくさんありますが、動画再生を狙って過激なことを言ったり、車の悪い所にフォーカスをあて過ぎたり、と視聴者の気になる心をくすぐるような動画も多々あります
興味本位で見るのは良いのですが、不安をあおられて自分の欲しい車選びが楽しくなくなることもありますので、要注意です
ただし、そうやって不満要素を理解し納得しておくのも大事なので、難しい所ですね
サイトやYouTubeなどで車を調べ、いよいよ絞り込まれてきたらメーカーのホームページなどで詳細を調べたり(現在販売中の車に限る)、新車や中古車の展示車を確認、実車があるのであれば、できれば試乗させてもらえたら参考になります
しかし、「そこまで車に興味がないよ」、「すぐに車屋さんに行くのはハードルが高いよ」という方は、リベシティの公式「中古車選び相談チャット」がありますので、ご相談くださいませ
⑤ 周りからの評判(感覚的な要素③)
車選びを進めていき車種が絞り込まれてきたときに、誰しもが多かれ少なかれ周りからの評判みたいなことを気にしてしまうものだと思います。これは、人間として普通のことです
周りからの評判を気にするといっても、大きく2つのパターンがあります
1つ目は「自分がどう見られたいか?」と2つ目は「他人にどう見られるか?」です
結論から言うと、車を選びという観点においては、どちらも全然気にする必要がありません
しかし、冒頭で述べたようにやっぱり気になっちゃうんですよね(笑)
そんな時に大事なのは他人を主人公にする考え方よりも自分を主人公にする考え方です
つまり、「自分がどう見られたいか」を主軸にどうしても気にしてしまうなら、意識を持って気にしましょう!
「自分がどう見られたいか?」という気持ちにはポジティブな意味合いを付けることができます
例えば、車で目立つのは嫌な人は、無難なカラーで多くの人が乗っている車に価値を感じると思います
そんな時は、人気なカラーで人気な車を選んでおくと、心穏やかなカーライフが過ごせると思います
他人に何か言われたりするのが嫌だから選ぶのではなく、自分が目立ちたくないから選ぶのいうので、同じことの様でニュアンスが違う積極的な選択だと思います
また、「カッコいい車に乗って、自分がカッコよく見られたい」と思えば、それに見合う自分になっていくという第一歩になるとも考えられます
カッコいい車には素敵な人が乗ってると、ますます素敵に見えたりしますよね!
そんな自分がイメージする人を目標に立ち振る舞いを真似していくなんて言うのも良いかもしれません
もし、「このイケてる車乗れば、他の人にカッコよく思われるだろう」なんて、思っている人は、
車がカッコいいだけで終わると思います…残念ッ!
こんな風に自分自身が車の購入の主人公な訳ですから、自分がどう思われたく、どのようにしていけばよいのか考えてみましょう
一方で、自分自身が他人の車について、ずっと考えているなんてことはないと思います
最初は、「変わった車を乗ってるな?」とか「金持ちそうだな?」とか、逆に「古い車乗ってるな?」ちょっとは思うかもしれませんが、少し時間が経てば「そんなもんか」とあまり気にしないません
そんなふうに、良くも悪くも他人はあなたに興味がないものです
そんなことで好きな車や自分にとって必要な車を選ばないよりも、「本当に選ぶべき車」を選んだことで広がっていく人生の方に目を向けた方がとても楽しくなります♪
⑥ 車種と価格(合理的な要素③)
どんな車が欲しいか、かなり絞られてきましたね!!
ここまでお疲れ様です!
「自分の欲しいジャンルの車にはどんな車があって、どんなデザインや機能を持っているのか?」を知っていただき、欲しい車が何台か見つかりましたでしょうか?
次はそんな車の価格を調べていきましょう!
まずは気になる車のグレード別の本体価格はグーネットさんのサイトなどから調べることができます
そして中古車を選ぶ際は、その新車のときの価格からどれぐらい安いか知っておく必要があります
その際は、グーネットやカーセンサーなどで、中古車を絞り込み検索してみてみます
300万円の車が同じ3年落ちだったとしても、値段の違いがあることに気付くと思います
また購入時にはその他、必要になってくる費用がありますので、大まかに把握しておくことがおすすめです
「本気で買うぞ」と決まってきた1台が見つかった方は、必要になってくる諸費用をプラスすることで車が総額でいくらぐらいになるか見えてきます
とりあえず、プラス10万円、多めに見積もって20万円ぐらいは見ておきましょう(いずれ需要があれば、諸費用にどんなものがあるか、記事を書きます)
そして、それを「現金一括で購入するのか?それともローンで買うのか?」というのも大事な選択になってきます
ローンで購入を検討する場合は、金利3~6%ぐらいと仮定して、銀行のサイトなどで支払い期間を決めて、ローンの計算をするのもオススメです
もちろん、現金一括払いだとしても、例えば10年乗ろうと考えている場合には120ヶ月で購入金額を割って、「月々いくらぐらいで乗れる車なのか?」という所も把握しておくこともオススメです
リセールまで考慮するのは難しいので、10年なら0円としておきます
もし長く乗ることになった時に、月々の家計の支出をして無理のない支払いかどうか検討する材料になります
少し話はそれてしまいましたが、このように欲しい車の価格やオプション費用や購入諸費用などを把握し、購入後の維持費をイメージしておくと、買った後に後悔してしまうようなことも少なくなります
完璧に予想を立てて計算することはできないですが、ここまで考えていくと、欲しい車があるカーライフが「月々いくら」ぐらいで手に入るものなのか、分かってきたかと思います
ここで「予算オーバー、ちょっと無理があるかな?」という場合は、車種の選定のやり直しをしたり、他の中古車を調べてみたりして、無理なく無駄のない選択肢を再検討していく必要があります
そんな時は、どうしたら買えるかをもう一度考えてみましょう
月々の費用に落とし込んで考えてみたのだとすると、あといくら月額で安くなったら無理がないか見当がつきます
そこで1つ目の手段は、月々の出費の中で減らせるものを考えてみます
例えば…
・スマホなどの通信料を見直せない?
・払いすぎている生命保険などはないか?
・お酒やたばこやコンビニの衝動買いなどついつい多めに払ってしまっていたものはないか?
などです
もし、削減できそうなものがあれば、欲しい車に一歩近づけ、家計も見直しできて、一石二鳥です
2つ目の手段は、「月々の収入を増やせないか?」ということです
購入から始まり、購入後の維持費においても、の一番の壁は金銭面です
今後も同じ悩みや我慢を強いられてしまうのであれば、副業や転職などで収入を増やしていくことも大事です
自由と選択肢の幅が一気に広がることでしょう
1つ目と2つ目を考えて、何とか買えそうだとなったのならば、その自分が欲しいと思った車を糧に仕事を頑張ったり、新たな挑戦をしたりというきっかけにできたら素晴らしいです
⑦ 車の売却価格(合理的な要素④)
欲しい車が決まってきた時に、その車の予想される売却価格も把握しておきましょう
大事なポイントは、「値下がりがしにくい車なのか?それともしやすい車なのか?」これを把握して車選びができたら、もうあなたは上級者です
極端な例ですが、同じ200万円の車を買うにしても、5年後に100万円で売れる車と、50万円で売れる車では、トータルの値段が全然違います
そして、この車の売却価格をリセールと呼んでいます
すなわち、リセールが良い車は長く乗ってもよし、ライフスタイル合わせて乗り換えしてもよし、と選択肢の幅を増やしてくれます
そこで、損しない車選びのために、初心者の方でも自分の欲しい車の候補だけでも、どのぐらいのリセールが期待できるのか把握してみましょう
1番簡単な方法は、お店の人に聞いてしまうことです
例えば、迷ってる車種を2つ伝えて、どっちがリセール面で有利か聞いてみます
すると、「こっちがよい」、「同じぐらいだ」などと教えてくれます
同じぐらい気に入っている車なのであれば、判断基準としてリセールの期待しやすい車を選んだ方が間違いありません
それ以外の方法は、中古車サイトなどを見て、数年前の年式の自分の欲しい車やその車種の先代モデルの相場などを確認することです
調べた中古車の車両本体価格から、ざっくり2~30万円、場合によっては40万ぐらいは売却価格は低いと考えてください
例えば、欲しいと思っているトヨタ車の5年前の年式の中古車を探して、100万円の本体価格で販売しているとすると、下取りや買取の価格は60~80万円ぐらいだろうと予想が立てられます
「リセールとか、もうめんどくさい…勘弁して」というあなたは、15年間、同じ車に乗り続けましょう(笑)
そうすることでほとんどの車は価値は10万円以下になってきますので、もうリセールなどを気にしなくて大丈夫です
大きな修理費と事故さえなければ、大損はしません
あくまで予想ですので、リセールが将来そうなるとは限りません
しかし、いざという時に自分の車がこれぐらいで売ることができるだろうという意識を持つことはとても大事なことです
そんなこともあって、上級者は自分好みの車があったら、まずは車の価値が下がりにくいかどうかを考えてから、購入検討する場合もあります(笑)
また、逆に価値が下がりやすい車だったとしたら、中古車が程度のわりに安く買えたりもするので、そっちを狙いに行ったりもします
そんな車マニアにすぐになってくれと言うつもりがなかったので、今回の記事では1番最後に売却価格を説明しました
大事なのは間違いないですが、今回のテーマでは自分にとって無駄なく必要な車を選ぶという所を大事に、車選びを考えています
これができるということは、リセール以上に価値がある行為とも言えます
その理由は、リセールは需要と供給の兼ね合いで、読み違えてしまう場合があったり、事故などで自分自身で車の価値を下げてしまう場合があったりする不確定な要素です
しかし、それに対して、無駄のない車選びは「確実に結果の出る要素」だからです
まとめ
私の考える自分にピッタリな車を選ぶための優先順位はこちらになります
合理的な要素として自分にあっているか考える優先順位
①車のサイズ…乗れる人数、長さ、幅、高さ、荷室の広さなど
②車のジャンル…軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、SUV、セダンなど
③車種と価格…それぞれの車種の購入費用や維持費
④車の売却価格…車を手放すときに価格(リセールバリュー)
感覚的な要素として自分にあっているか考える優先順位
①車のデザイン…外装や内装の見た目、ボディーカラーなど
②車の性能や機能…パワー、駆動方式(2WD、4WD)、快適装備など
③周りからの評判…周りからどんな風に思われるか?思われたいか?
この優先順位に基づいた選び方を順を追って説明しましたが、実際にはあっちにこっちに色んなことを考えながら選んでいくことになると思います
それぞれの人にそれぞれの価値観やポイントがありますので、あちらを立てるとこちらが立たず、など悩んでしまうこともあるでしょう
だからといって適当に思いつくままに買ってしまってはいけません
どんな車を選ぶにしても、自分の生活に本当にあっている車やたとえ浪費の要素が入っていたとしても本当に好きな車、を購入することをオススメしています
そうすることで、適当に買ってしまった場合と同じ値段で同じ車を結果的に買ったとしても、それだけ考えて車を買った行為はより価値のある選択ができたということになると思います
そして、知識を得ながら考えたことは今後ずっと続く車の乗り換えやカーライフに活きていくはずです!
車選び、まずは楽しんでいきましょう!
ノウハウ図書館への寄稿は、これからも様々な損しないカーライフをテーマに続けていきます
また、冒頭の「車の質問チャット」にもぜひ遊びにきてください
個別ケースでのご質問もお待ちしております
最後に、大変今回の記事はながくなってしまいましたが、もし参考になった方は、「いいね」や「レビュー」いただけますと、たいへん励みになります
それでは、損しないカーライフをお過ごしください!! ピゴス
※「記事のサムネ原案(文字配置はピゴス)」提供のご協力:みいすけさん
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