- 投稿日:2024/03/15
- 更新日:2025/10/12
1. お金と時間の余裕がないのはなぜ?
まずは簡単にお金と時間の問題を考えてみましょう。
1.1 中々減らない月々の固定費
家賃や光熱費などの固定費が高額だと、生活費の圧迫につながります。
例えば、家賃が高い地域に住んでいる場合、経済的な余裕が限られます。一方で家賃の安い地域に住むと、今度は通勤時間が掛かり、時間が減ると言う問題が発生します。
時間とお金はトレードオフの関係になっていることが多く、両方を解決するのは難しいと感じている方も多いでしょう。
1.2 気づくと一日が終わっている毎日
仕事や家事に追われ、十分な時間を持てないことはストレスの原因になりやすいです。病気になると余計にお金と時間も減ると言う悪循環。
突発的な買い物や家事などが発生することも多く、自分の時間がないと感じている方は多いのではないでしょうか。
2. どうすれば解決するか
これらの問題を解決するための一般的な方法を見てみましょう。
2.1 支出の見直し
無駄な支出を見直し、必要最低限のものに絞ることで、生活費を節約することはリベの皆さんなら既に取り組んでいることでしょう。
とは言え、最初の家計管理でつまづいている方も多いかと思います。
家計管理は数日で終わるものではなく、定期的に見直すことも多いため、効果が出るのには時間が掛かるのだと思います。
もし月々の食費を見直して外食を減らせれば、節約することができますが、楽しみがなくなるのも辛いものです。
そのため月の固定費を押さえ、意識しなくても支出が減っている状態を産み出せるのが一番です。
2.2 時間管理の改善
作業量を減らさなくても、効率的に時間を管理をすることで、ある程度時間を作ることはできます。タスクを整理し、優先順位をつけることで、無駄な時間を減らし、作業スピードを可能な限り早くする方法です。自分の時間は増えるでしょう。
しかし作業そのものを減らさない限り、脳のリソースは奪われ、短い時間で作業を行うことは余計にストレスを産み出すかもしれません。。
これではせっかく手に入れた自由な時間が回復のために消費することになり、トータルで見ると何も変わってない場合もあり得ます。
作業そのものをなくすことが一番の解決方法と言えると思います。
3. シェアハウス生活で一気に解決した話
これらの問題を一気に解決するために、私は2DKの賃貸マンションを出て、1ルームのシェアハウスでの生活を選始めました。
正確にはソーシャルアパートメント(※以下SA)と呼ばれる物件です。SAとはシェアハウスと賃貸マンションとビジネスホテルを足して3で割った感じの物件です。
SAやシェアハウスに引っ越すことで、固定費を劇的に削減することが可能です。後で書きますが、家事の時間も大幅に減らすことに成功しました。
自分の場合、約3万円の固定費削減と掃除や買い物の時間が劇的に減ったのです。
住むべきシェアハウス選びを間違えなければ、一人暮らしの方なら誰でも再現可能なスキームです。以下、メリットをまとめてみました。
3.1 固定費の削減
立川のSAへの引っ越しにより、家賃が1万5000円、水道光熱費、WIFI通信費の合計1万5000円くらいが削減されました。さらに、トイレットペーパー、キッチン洗剤、お風呂洗剤、トイレ洗剤などの生活必需品の購入も不要になったので、実際は3万円以上の節約につながっています。
3.2 家事の大幅な削減
まず、トイレ、キッチン、お風呂の掃除の手間がなくなりました。ハウスキーパーさんが毎日きれいにしてくれるからです。キッチンに至ってはきれいな布巾が山積みにされてますので、洗濯の手間も減っています。
ゴミ出しの作業時間も大幅に減り、万が一共用部の洗濯機やキッチンの設備にトラブルが発生しても何もしなくて良いのです。
これらは共用ではありますが、モダンな作りのお洒落な物件のため、快適に過ごせています。
またこれらの作業に必要な消耗品の購入の手間もなくなったため、ドラッグストアに行く回数が減りました。これに伴い支払いや割引用のスマホアプリを見せる手間もなくなりました。作業そのものが大幅に減ったことで、脳のリソースが一気に増え、精神的にもかなり楽になりました。
3.3 初期費用と更新料の削減
同じワンルームでも賃貸物件に引っ越す場合、礼金や敷金、仲介手数料、前家賃などの初期費用がかかります。大体家賃の5、6ヵ月分なので仮に家賃7万円の物件とすると、初期費用が35万円掛かることになります。
リベ大不動産を使わなかった場合、これに鍵交換費用、生活安心サポート(本当にいらない!)、消毒費用(これもいらない!)などの名目で更に数万円掛けて来ます。正直な賃貸業者を探したりするだけでも大変で、気軽に引越しするが難しいです。
しかしシェアハウスの場合、敷金礼金がなく、仲介手数料もない物件が多数存在します。仮にあっても1、2万円で済むこともあります。これにより、初期費用の負担を軽減し、生活のスタートがスムーズになります。
(立川のSAの場合、初期費用は約10万円行かないくらいでしたが、2ヵ月のフリーレントのお陰で実質無料でした)
また2年に一回の更新料も大きな違いがあります。シェアハウスによりますが、無料のところが存在します。賃貸のように1ヵ月取られることがないのです。
(立川のSAの場合は1万8千円でした)。
3.4 住む場所選びが柔軟になる
物件費を押さえることで、駅近などの便利な場所に引っ越すことも可能です。前より家賃を押さえて、通勤時間を減らすことも十分に狙えます。生活の利便性の向上が期待できるでしょう。
失敗した場合も引越しが楽なので簡単に次の物件を探すことが出来ます。特に家具付きの物件も多いので、荷物だけの場合だと引っ越し料金も安く済むでしょう。
3.5 交流機会の拡大
SAやシェアハウスでは、他の住人との交流の機会が増えます。新しい友人やつながりを作ることができ、人間関係の充実にもつながります。
今回残念ながら外国人が少ないハウスだったため、英会話の機会はありませんでしたが、ボードゲームマニアの友人が出来たお陰で毎週ゲーム会を楽しむことが出来ます。
立川のSAにはラウンジと呼ばれるテレビとソファのある交流スペースがあるのでそこでお酒を飲んだり交流を楽しむことが出来ます。
最近のシェアハウスにはビリヤード台や本格ミニシアターが付いている物件もありますので、色々見てみるといいでしょう。
3.6 安全性の向上
多くの場合、SAやシェアハウスは管理会社が運営しており、セキュリティ面での配慮が行き届いています。安心して生活できる環境が提供されます。
立川SAの場合、玄関が完全にオートロックになっており、住民が大体顔見知りなのでかなり安全です。また近くに知人が住んでいることで、緊急の場合の安全面にもつながっています。
4. シェアハウスとソーシャルアパートメントの違い
ここではシェアハウスとソーシャルアパートメントについて簡単に解説します。まずシャワー、トイレ、洗面所、洗濯機などは共有です。
洗濯機や乾燥機はハウスによっては有料のところもありますので、必ず確認しましょう。
共用部の掃除は管理人や清掃スタッフが行うことが多いですが、小さい物件だと住民が交代で行う場合もあります。要は物件次第と言うことになります。
シェアハウスの楽しみと言うと、住民との交流ですが、基本的に20代~30代後半までが多く、ある程度のコミュ力が必要となります。
一方で今回引っ越したSAの場合、7階建ての70部屋の大型物件のため、全ての住民との交流は不可能となります。
なので、仲のいい人同士でつるむゆるいつながりとなります。全く交流せずにマンションに住むような感覚でいることも可能です。
SAの場合、入り口近くにエレベーターがあるため、共用のラウンジを通らずに部屋に直行することが可能です。一人になりたい時は一人になれる環境です。リベのミニオフィス付きの物件と言った感じでしょうか(笑)
最後に年齢制限ですが、昔は35歳までと言う物件が多かったのですが、現在は49歳までの物件が増えたようです。
ちなみに私の住んでいる立川のSAは年齢制限がないので60くらいまでなら住むことは可能かもしれません。
5. リスクはあるが回避は可能
ここでは敢えてデメリットについても書いてみます。
5.1 プライバシーの欠如
シェアハウスでは個室を持つ場合でも、他の住人と共用スペースを使用するため、プライバシーが制限されることがあります。特に小さいハウスでありがちですが、家族のように干渉される場合もありますので注意が必要です。
5.2 共有スペースの清潔さ
住人全員が共用するため、キッチンやバスルームなどの共有スペースの清潔さが維持されない場合があり、衛生面での問題が発生する可能性があります。誰がどのくらい清掃するのか内見の時に必ず確認しましょう。
5.3 共同生活の適応:
特に世代や価値観が違う人との共同生活は却ってストレスや摩擦を引き起こすことがあります。苦手な人と毎日キッチンで顔を合わすのがストレスになる人には向かないかもしれません。
ただコミュ力向上の修行にはかなりもってこいの場所とも言えます。
5.4 物品の共有
物品や設備の共有が必要なため、使用したいタイミングが合わず不便を感じることがあります。立川SAの場合、ユニットバスもついているのですが、女性はかなり待たされているようです。
5.5 賃貸契約の制約
シェアハウスは期間付きの契約が多く、賃貸物件に住んだ場合に保証されている賃借人の権利が保障されていないケースがほとんどです。
普通に生活していれば追い出されることは稀とは考えますがゼロではありません。また家賃の値上げも拒否しづらい環境のため、その点にも注意が必要です。
とは言え、いい物件を見つけられた場合、メリットの方がデメリットを大きく上回っていると考えています。
6. シェアハウス探しの方法と内見時のチェックポイント
最後に実際に私がシェアハウスを探した際にお世話になったサイトの紹介と手順について説明します。
6.1 ひつじ不動産のウェブサイトを利用する
ひつじ不動産のサイトでは、地域や予算などの条件に合わせてシェアハウスを検索することができます。検索結果から気になる物件を選び、詳細情報を確認しましょう。以下具体的な使い方になります。
1)条件の絞り込み: 検索結果を絞り込むことで、自分の希望に合った物件を見つけやすくなります。家賃や家具の有無、禁煙可否など、重要な条件を指定しましょう。
2)写真や物件の特徴を確認: 各物件ページには写真や設備、共用スペースの情報が掲載されています。物件の雰囲気や設備が自分のニーズに合っているか確認しましょう。物件によってはバーベキュー施設やシェアカー、ビリヤード台、ジム、カラオケ、ミニシアター、コワーキングスペースなどがあります。
自分のライフスタイルに合わせて優先順位を決めて置きましょう。
3)運営会社のサイトを確認:最近は大手企業もシェアハウスビジネスに入ることが増えて来ました。大手の場合、複数の物件を持っていることが多く、フリーレントなどのキャンペーンなどの案内もあります。気に入った物件を見つけた場合は、必ずその会社のサイトもチェックしましょう。
4)内見の申し込み:物件の候補が5つ程度に絞れたら、ひつじ不動産か、運営会社のサイトから申し込んでみましょう。ここで返信が遅い物件は管理がずさんなことが多いため、避けた方が無難です。気になる方は年齢制限についても確認しておいた方が安心です。
6.2 内見時のチェックポイント
ここからは内見当日の注意事項です。
1)部屋の広さと設備: 自分が借りる部屋の広さや家具の有無、設備の充実度を確認しましょう。必要なものが揃っているか、部屋の収納スペースや窓の大きさなどもチェックします。行く前に必ずメジャーを持っていきましょう。キャンペーンの場合、その場での契約を求められ、内見も一回で終わることが多いからです。部屋の向きと日当たりも確認しておきましょう。夏が涼しく、冬が温かい南向きで前に建物がない部屋は人気が高いです。
2)共用スペースの清潔さ: 共用キッチンやバスルーム、トイレなどの清潔さを確認しましょう。清潔に保たれているかどうかは、共同生活の快適性に直結します。汚れが気になる場合は避けた方が無難です。
また洗濯機や乾燥機は有料のハウスもあるため、必ずチェックしておきましょう。自転車がある場合は駐輪場もチェックしましょう。
3)住人とのコミュニケーション: 内見時に他の住人と会う機会があれば、コミュニケーションを取ってみましょう。住人同士の関係や雰囲気が良いかどうかを感じることが大切です。また案内人に住民構成(年齢、国籍、職業)などを聞いておくと、住んだ時のイメージが湧きやすいでしょう。
4)周辺環境のチェック: シェアハウスの周辺環境も重要です。最寄り駅やスーパーマーケット、コンビニなどのアクセスや、治安の良さを確認しましょう。徒歩圏なのか、自転車が必要なのかもチェックしておくことをお勧めします。
5)契約条件の確認: 家賃や敷金・礼金、更新条件などの契約条件をよく確認し、納得のいく条件で契約するようにしましょう。また、共有スペースの利用ルールや退去時の条件も確認しておきましょう。
7. スキームが使えないケース
残念ながら今回のスキームは全ての人に適しているわけではありません。
以下の人は進む前にじっくり考えることをお勧めします。
7.1 絶対譲れない条件のある人
特定の地域や物件に絶対に譲れないこだわりや好みがある人にとっては、シェアハウスやSAへの引っ越しは適切な選択肢とは言えないかもしれません。一定レベルのコミュ力も必要なため、ある程度許容できる柔軟性が必要です。
それらはないけど敢えて修行したいと言う人にはもちろんお勧めです。引っ越ししやすいのでダメなら次に行くと言うのが簡単だからです。
7.2 お子さんのいる家庭
今回ご紹介したシェアハウスは子供が基本的に住めない環境のため、残念ながら使えないスキームかもしれません。
しかし2006年にはわずか2、3社しかなかったシェアハウスもSAのような亜種が生まれ、現在は大手デベロッパーも参入し始めた状況になっています。
そのためファミリー向けのシェアハウスも少数ながら生まれてきており、この流れは今後も増え続けていく可能性はございます。
今回使えなかったとしても、今後使える可能性があるスキームなので、ぜひ頭のどこかにとどめて置いてもらえればと思います。
8. 最後に
ここまでお読み頂きありがとうございます。
今回はソーシャルアパートメントとシェアハウスを使った固定費と家事の削減について書かせて頂きました。
これらのメリットを踏まえると、ソーシャルアパートメントやシェアハウスへの引っ越しは、固定費の削減だけでなく、生活の質の向上や交流の拡大など、様々な面でメリットがあります。ぜひ、あなたの新しい生活の選択肢の一つとして考えてみてください。
もしも固定費の削減や家事の削減に困っているようでしたら、今回のスキームがお役に立てるかもしれません。少しでも皆さんの生活が楽になる一助になれば大変嬉しいです。
感想やご質問、もっと知りたい内容があれば、レビューに残して頂けると大変ありがたいです。皆様から頂いているブックマークやレビューは大変励みになっています。
今後も魂を込めた記事を作成していきますので宜しくお願い致します。
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