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- 投稿日:2024/03/28
- 更新日:2024/03/28

1、花粉症は生活の質を下げる
1−1、花粉症の人はどれくらいいるの?
花粉症は日本人全体の40%ほどの方が症状に苦しんでいます。もはや国民病と言われています。花粉症の有病率(人口のうちどれだけの人数が病気にかかっているかの割合)は、1998年は20%ほどでしたが、ここ20年でおおよそ20%も有病率が上昇しています。
花粉にはいろいろな種類があります。一般的に花粉症というと、主にスギ花粉のことを指し、花粉症全体の有病率とスギ花粉症の有病率はほぼ同率で、スギ花粉症が花粉症の代表と言えます。
スギ花粉症の最近のトレンドとしては、お子さんの花粉症の発症率が高いことです。以前は、子供のアレルギー性鼻炎といえばダニアレルギーがメインと考えられていました。5歳以上10歳未満のお子さんの3人に1人が花粉症と言われています。
実際に耳鼻咽喉科として診察していて、鼻炎を主訴としていないお子さんの鼻を覗いてみると、鼻炎症状はなくても鼻は花粉症の所見を認めていることが多いです。

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