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- 投稿日:2024/04/16
- 更新日:2024/04/18

まずはじめに、ICLとは?
ICL(Implantable Collamer Lens、眼内コンタクトレンズ)とは、水晶体を残したまま眼内にレンズを挿入して屈折異常(近視・遠視・乱視)を矯正する手術です。 レーシックとは異なり、角膜を削る必要がないので、強度近視の方、角膜の薄い方でも矯正が可能です。
一般的に言われるICLは、アメリカのSTAAR Surgical(スターサージカル)社製のICLレンズを指していることが多いです。現時点においては唯一、厚生労働省から認可が下りており、ICLの治療実績は200万眼以上と申し分ないと言えます。
※ICL(STAAR Surgical社製のレンズ)は、2014年に厚生労働省から認可が下りています。
このSTAAR Surgical社製のレンズは術後の成績が良好な一方で、近視、遠視、乱視のみの矯正のみで老眼には現在未対応です。ICLは、別名「有水晶体眼内レンズ」ともいい、水晶体を残したまま行う治療になります。老眼では水晶体自体に異常が起きる目の老化現象の1つであるため、ICLでは対応できないのです。通常のICLが、45歳くらいまでの治療が望ましいとされる理由は、これくらいの時期から老眼が始まることが想定されるからです。

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