- 投稿日:2024/04/22
- 更新日:2025/10/07

はじめに
皆さんは、
金利は払っていますか?
それとも、もらっていますか?
借金やローンの支払う側の金利や定期預金のもらう側の金利など、
日々の生活にもたくさんの金利があります🙂
ただ支払う方の金利はより慎重にならなければいけません。
自分が思っている以上に高い金利を払わされていることも。。。。
今回はそんな金利の話をしていこうと思います!
※以下の解説例に金融機関からの借入金の話がでてきますが、
個人を想定しているものでは無く、あくまでも中小企業や個人事業主の事業用の借入を想定しています。
学長の「借金なんかするんじゃねえ」の言葉通り、
借金がすでにある方はまず元本の返済を優先しましょう!
表面金利
表面金利とは、銀行が借入の際に提示する金利のことです。
例えば1,000万円を借入するときに、利息1.5%と表記されていたら、1.5%が表面金利というわけです。
分かりやすいですし、実際にこの金利分を支払うことになります。
例えば、元本返済が3年後から開始の場合は、
1,000万円×年利1.5%=年間15万円を利息として支払うことになります。
利息は元本にかかるので、元本が減っていけば払う金利も減っていきます。
実質金利
上記のように1,000万円を借り入れた場合、よく銀行は定期預金を勧めてきます。
「500万円を定期預金に入れれば、利息が付きますよ!」と言葉巧みに資金拘束してこようとします。
銀行によって差はありますが、定期預金の金利は0.05%ほどですから
500万円×年利0.05%=年間2500円ぐらいにしかなりません。
ただ話はここで終わりません!!
少しでも利息をもらえてラッキーと喜んでいてはダメなんです。
1,000万円の内、この500万円は定期預金で資金拘束されて自由に引き出せません。
つまり自由に引き出せるのは残りの500万円だけなんです。
そして支払う方の金利は元本1,000万円に対して金利がかかりますから年間15万円を支払うのは変わりません。
つまり、
「500万円に対して15万円の金利を払う」ことになるのです!!😬
計算してみると、
15万円÷500万円=3%の金利を払うことになるんです!
何と元の倍の金利!になってしまうというわけです。
これを「実質金利」と言い、目には見えない本当の金利です。
定期預金の金利なんて支払う金利に比べれば微々たるものなので、
資金拘束されることがいかに借り入れ側に不利にはたらくかがお分かりいただけたかと思います。
そして銀行は資金拘束した500万円を、また別のお客様に貸し出して、金利を稼ぐわけです!
最後に
いかがでしたでしょうか?
金利って本当によくできていますよね😁
一見、安く借入できていると思っても、
資金拘束されてしまうと、実際はより高い金利を支払わされていることも珍しくありません。そしてその金利差で金融機関は儲けているわけです。
私は借金していないから関係ないという方も、世の中はあらゆる手を使って利息を取りに来るということを分かっていただけたらと思います。
「しっかり生活防衛資金を貯めて、余剰資金は投資に回す」
これが出来ている方は、限りなく支払う金利は少ないように思います。
守る力、貯める力を高めて、金利はもらう側になりましょう!
=============================
この記事を最後まで読んでいただき
ありがとうござます!
この記事が少しでも参考になりましたら、
一言(例:参考になりました!)で構いませんので
レビュー💬いただけますと励みになります!
==============================