- 投稿日:2024/05/02
- 更新日:2025/10/02

家の掃除をしないことによるリスク
掃除は、食事や洗濯に比べると優先度が下がりがちな家事です。その理由は、やらなくてもすぐ困ることがないからです。
食料の買い出しや料理は、食べないと死んでしまうので必須です。
洗濯も、服を洗わないと着るものに困るし、清潔感の無さは周りからの印象を悪くするので、毎日とは言わなくても一定の頻度で必要です。
対して掃除は、許容範囲は人によるものの「まだやらなくても大丈夫だろう」と目をそらし続けられる家事です。
しかし、家の掃除をしないことも、将来的には困ることになります。
例えば、以下のようなリスクがあります。
・ホコリやカビ、ダニが増えることで、アレルギーや喘息などになり健康を損なう
・たまったホコリが原因の火事が発生する
・手入れされない家具や家電は壊れやすくなり、最悪買い替えが必要になる
・害虫が集まり、「アレ」を見る機会が増えてしまう(個人的にはこれが一番イヤです😱)
このリスクを回避するには、年1回の大掃除では足りません。そもそも、家中をたった1日できれいにするなんて無理です。
掃除は「いつ、どこを、どのくらいの頻度で掃除するか」が重要
掃除をしないリスクはわかっていても、優先度が低くなるのが現実です。
汚れた場所を見つけても、掃除するかしないか悩んだ末、他の優先度の高いタスクに追われて後回し…。これでは悩む時間がもったいなく、掃除しなかった場合は「やれなかった」という思いも残ります。
これを解決するのに効果的なのは、「いつ、どこを、どのくらいの頻度で掃除するか」を決めることです。
汚れた場所を見つけても、掃除するかしないかで悩む必要がなくなり、今掃除をしないことに対する罪悪感もなくなります。
そのために、掃除リストの作成をオススメします。
掃除リストを作成するメリット
初めにお伝えしておきます。掃除リストの作成は、とても大変です。
しかし、一度作ってしまえば以下のようなメリットがありますので、是非チャレンジしていただきたいです。
・掃除場所と実施時期が明確になるので、いつどこを掃除しようか考える必要がなくなる
・リストにしておくことで家の掃除場所を網羅でき、掃除されず放置される場所がなくなる
・リスト内の掃除場所がすべて掃除できた時の達成感を味わえる
・普段から様々な場所をお手入れできるので、大掃除が不要になる
さらに、各タスクに担当者をつければ、家族の家事分担が明確になります。
掃除リストの作り方
掃除リストを作成する方法をご紹介します。まずは完成形の写真をご覧ください。
こちらは我が家用の、2024年5月実施分のリストです。家の設備が察せてしまうため、具体的な内容は非公開です🙇
Excelで作成したものを出力し、すぐ取り出せる場所に保管しています。
掃除をしたら実施日を書いておき、全ての場所を掃除できたら完了です。
作成の流れは、下記の通りです。
1.掃除場所の洗い出しをする
家の中および外を順番に見てまわり、掃除が必要な場所をすべて書き出します。
家電のお手入れについては、各説明書の「お手入れ」に関するページを参照します。
具体的な掃除内容を書く際は、「寝室」「子供部屋」「庭」などあいまいな書き方を避けましょう。
例えば「ドアを拭く」「床の水拭き」「タンスを整理する」「窓ガラスを拭く」など、具体的にどのような掃除をすれば良いかわかるように書きます。
2.掃除の頻度とやるタイミングを決める
洗い出した場所ごとに、実施頻度を設定します。
頻度は、高い順に「毎日」「毎週」「隔週」「毎月」「隔月」「4ヶ月」「半年」「年1回」に分けます。
頻度分けができたら、具体的な実施時期を決めます。
「毎日」「毎月」は、そのままの意味です。それ以外の頻度については、以下のように実施時期を決めます。
3.掃除リストに反映する(Excelを使用)
①シート名:毎月
頻度が「毎日」「隔週」に該当する掃除場所を曜日ごとにまとめます。
②シート名:1月から12月(12シート)
頻度が「毎月」に該当する掃除場所を入力します。
このシートを「シート名:奇数月」「シート名:偶数月」に複製します。
頻度が「隔月」に該当する掃除場所を、奇数月・偶数月のシートにそれぞれ入力します。
このシートを更に複製し、奇数月は「シート名:1月、3月、5月、7月、9月、11月」、偶数月は「シート名:2月、4月、6月、8月、10月、12月」にします。
頻度が「四半期」「半年」「年1回」に該当する掃除場所を、各実施月に入力します。
最終的に「毎月」と「1月〜12月」全13種類のシートが完成します。
これらは一覧でぱっと見られるように、各シートA4用紙1ページに収まるのが理想です。どうしても1ページで収まらない場合は、両面印刷で1枚に収まるようにしましょう。
4.掃除リストを出力して運用する
「シート名:毎月」は、毎月使うので12枚出力します。
「シート名:1月〜12月」は、1枚ずつ出力します。
掃除をしながら、リストに入っていなかった場所や頻度を変える場所の確認を行い、来年の掃除リストに反映します。
掃除場所の例:頻度別
掃除場所の例として、頻度別に一覧にしました。
記載されている掃除場所および頻度は、あくまで目安となります。実際の運用につきましては、各家庭に応じて調整ください。
掃除の「見える化」で家中きれいにしよう
細かく説明すると大ボリュームになるため、だいぶ割愛して大まかな流れのみ説明させていただきました。
掃除リストの作成は大変ですが、一度作ってしまえば「いつ、どこを、どのくらいの頻度で掃除するか」を見える化でき、手入れのいきわたった家になります。
自力(+家族の協力)で家をきれいにする手段の一つとして、参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!