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- 投稿日:2024/05/01

精神科・心療内科を受診することは、どの人にとってもハードルが高いものだと思います。また、こころの病気が自分にあるということは、なかなかに認めづらいことだと思います。そして、受診に踏み切れた人を私は尊敬しています。明るい未来を掴み取ろうと努力している人です。そんな中、良くなりたいと思って通院しているのに、主治医との関係がうまく築けないという話を聞くことが多い。主治医に伝えたいことを言えず、診察時間が終わってしまうという体験が積み重なる。そこで、カウンセラーから見た診察の受け方(コツ)をお伝えしようと思います。
先に結論をお話しておきます。≪今の状態を紙に書いて、受付スタッフから主治医に渡してもらう≫ これが最善の方法だと私は思います。書き方については、①状態(食欲、睡眠時間、どれだけ身体が動けるか、気分の浮き沈みなど)、②生活(自宅や仕事などの日々の過ごし方)、③希望(薬を増減したい、通院頻度を変えたい、診断書が欲しい、福祉サービスを受けたいなど)、④不要(飲んでいない薬がある、薬が合わなかったなど)の4領域を箇条書きで紙に書き出す。メンタルがしんどい時には、紙に書き出すこと自体がとてもしんどい作業に感じることもあるので、家族の協力があると作りやすいかもしれない。大変な作業だと思った人もいるかと思うけど、騙されたと思って何回か試してほしい。

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