- 投稿日:2024/05/30
- 更新日:2025/09/29

転職活動で必ず聞かれる「転職理由」
40代になってから3回転職した経験、現職で新卒や中途の面接官を担当している経験を踏まえてお伝えいたします。
転職活動で必ず聞かれる転職理由、会社や職場の悪口になっていませんか?
転職理由には、ホンネとタテマエ、どっちもあると思います。
何を伝えたらいいか、迷いますよね。
ホンネを言いすぎて面接官の評価が下がったらどうしよう、とか。
わかります。すごくよくわかります。
転職理由を問う狙い
面接官がこの質問を問う狙いは、次のように考えます。(筆者私見)
・転職は、本人起因か職場起因か(前進なのか、やむを得ない事情なのか)
・逃げているだけじゃないか
・どのような軸で物事を考えているのか
・ロジカルか(地頭は良いか)、ポジティブか
・面接の本気度はどの程度か(どれだけ準備してきたか)
注意)ブラックな職場からは逃げた方がいいので、
「逃げちゃダメだ」と申し上げたいわけではございません。
転職理由は、何を準備すればいいのか
極論、ホンネをベースに答えを準備すればよいと考えています。
その理由は
・面接で仮面をかぶる度合いが低くなり、精神的な負担が減る
・素の自分を出せる、知ってもらえる
・想定外の問いへの対応力が高まる(素でいいので)
です。
素の自分を見てもらって、合う合わないと判断してもらえばいい、と思うわけです。
めぐり合わせ。運。そういう要素が強いとも感じています。
ホンネをベースにした転職理由(サンプル)
とにかく、転職理由(サンプル)をお出ししますね。
転職理由の良し悪しは別として、ご覧になってください。
着目点は、
「ウソを言っているように見えるか」
「面接官が肚落ちする内容か」
です。
※内容はフィクションです。
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1社目 □□□□□□株式会社(特殊法人) 転職理由
コロナ禍をきっかけに今後のキャリアを考え直し、転職することを決意しました。理由は、自分たちの会社の方向性を自分たちで決めて行動する環境に身を置きたいと考えたためです。(国策を運営する会社の成り立ち上、自社単独で経営方針を決める環境ではありませんでした)
制度会計の実務経験を活かし、より経営に近い領域で挑戦したいと考えました。
2社目 〇〇〇〇〇〇株式会社(上場企業) 転職理由
財務セクションに所属し、制度会計の実務経験を活かして複数のプロジェクトを担当しました。
経営指標の導入、運転資金の効率化検討、子会社の財務改善などの参画プロジェクトが一段落したタイミングで転職を選択しました。
経営指標の導入を推進するための人材を探していた△△△△の紹介を受けて、新しい場所で企業価値の向上に貢献したいと考えたためです。
3社目 △△△△株式会社(上場企業) 転職理由
前職の経営指標の導入経験を評価いただいて入社したのですが、同社の経営指標導入プロジェクトにアサインされることなく、定型的な資料作成にアサインとなりました。
私の確認不足によるものですが、入社前に想定していた業務に携わる機会がないこと、今後数年間に亘って定型作業を担当することが判明しました。定型作業を数年間続けるべきか悩みましたが、私の強みを活かした組織への貢献が難しいと考えるに至り、転職することにしました。
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いかがでしたでしょうか。
ウソだと強く感じる箇所がありましたか?
あったとしたら、まだまだ未熟な整理内容ということです。
(面接本番ではボロが出て突破できないように思います。)
最後に)レビューでサンプルへダメ出しをしてください
気が付いたことを言語化して、ご自身の転職理由の検討の参考になさってみてください。
レビューでダメ出ししてください。
そうしていただくことで、このサンプルは成仏できるはずです。
皆さんの稼ぐ力の向上、転職活動の成功を祈っております。
一緒にがんばってまいりましょう🔥