- 投稿日:2024/07/12
- 更新日:2025/11/05
職場での人間関係、とりわけ上司や先輩との関係に悩むことがおおいのではないでしょうか?そんな方々へのヒントになれば幸いです。
前半は困った上司の特徴とその対処法を軽くご紹介し、後半はそもそもの心構え・考え方のご提案になります。
よくいる困った上司・先輩

1.聞いたら怒られる、聞かなくても怒られる
「わからなかったら聞いてね」と言われたから聞いたのに、聞いたら「それくらい自分で調べろよ」と言われる。
聞かずにアウトプットを持っていくと「なんで質問しないの?」と言われる。どないしたらええねん!とつい言いたくなりますよね。
こういう人は、これは聞くべき事。これは自分で調べるべき事。というのを持ってしまっている人なので、とりあえず聞くが正解です。ただし、必ず自分が調べた内容を添えるようにしましょう
2.逃げ道を塞いでいって詰めてくる
「どう思う?」と聞かれたから答えたのに、「それだとこの場合うまくいかないよね?」などと、こちらの意見を否定し続けて、結局上司の持っている答えを言わされる・・・みたいな経験ありませんか??
これキツイですよねぇ・・・特に正解がわからない場合w
こういう人は、コーチングを知らないけどコーチングしているつもりのかわいい奴だ、くらいに受け止めて上司の正解のあるクイズゲームにつきあってあげてください
3.任せると言ったのに、口出ししてくる
「任せるよ!」と言われたので、自分でいろいろ考えてやっていたら「どうなってるんだ!?ちゃんと報告しろ」と言われたり
「ココはそうじゃない、こうやった方がいい!」と結局上司の意見を採用せざるを得ないみたいな感じですね。
任せると言われたのに、任されてる感がまったくなくなっちゃいますね。
人にやらせるというのは、結構勇気のあることだったりします。任せた方は不安だらけなんです。せめて定期報告はするようにしましょう。
「任せられる」というのは好き勝手やって良いということでもないので。
4.前言っていたのと違う
「Aプロジェクトが最重要だ!」と言われたから、別担当の自分が遅れ気味のAプロジェクトを手伝っていたら、後になって「Bプロジェクトも重要だろ!」と言い始めるなど、「あれ?前言っているのと違くね?」と感じることありますよね??
結局どっちなのよ??と現場が混乱するやつですね。
残念なことに結局全部大事なんです。あくまで自分の担当範囲を最優先にしましょう。
5.俺がお前くらいの時は・・が口癖
そんなこと言われても・・・・ってやつですね。
まだ武勇伝を楽しそうに話しているだけなら我慢(?)できますが、「俺もやってたんだから、お前もやれよ!」というニュアンスで来られると
時代も違うし、そもそも自分はあなたじゃないんで!と思ってしまいますよね。
「俺がお前くらいの時は大変だったんだよ~」といった武勇伝くらいなら、そこは許してあげて欲しいですw
ただし、「俺はこれくらいできたんだから、お前も同じようにやれるべき」みたいに来る人なら逃げの一手です。会社が対応してくれないなら転職も視野に入れるべきかと思います。
嫌いな上司への心構え
さて、こんなやる気をなくしてくる人たちへの対応、どうしたらいいでしょうか??
1.心のマウントを取ろう!
日常的に他人に嫌な想いをさせる、ということは仕事力が低い人・稼ぐ力の低い人なわけです。
「仕事力」という概念を知っているみなさんは、もうその人たちより上なんです!(知らない人は一番下のリンクから飛んでね)
そんなかわいそうな人たちの言動に怒りや悲しみを覚える必要はありません!
日常的に自分に対して嫌な想いをさせてくる人には「ああ、かわいそうな人なんだな」と憐れみを持つくらいの気持ちで接しましょう!
2.上司・先輩への期待値を下げよう!
そもそも、みなさんの上司はそんなにすごい人たちではないんです。
会社ではマネジメントなんて誰も教えてくれません。研修とかあるかもしれませんが、せいぜい1日(8時間)くらいのもんです。上司の上司も何も教えてはくれません。(文句は言うけどw)
Youtubeとかにもマネジメント系の登録者数の多いチャンネルがいくつかありますが、「ホントにそうかな??」と感じるものもあるくらいです。
「上司なんだからこれくらいやってよ!」
と、あなたが思っているとしたらそれは、「俺がお前くらいの時はこれくらいやってた、だからお前もやれ」と言っている上司となんら変わりません。
「自分がされて嫌なことを相手にしない」というコミュニケーション力の基本に立ち返りましょう!
3.判断を上司に委ねないようにしよう
ご飯何がいい?なんでもいいよ、の法則と僕は呼んでいます。
いきなり何言ってんだ!?と思ったかもしれませんが、ちょっと想像してみてください。恋人・パートナー・友達、何でもいいですが、二人で歩いているとしましょう。
あなた「そろそろ晩御飯だね。ご飯何にする?」
相手「何でもいいよ」
あなた「じゃあパスタにしよう!」
相手「えー、昨日パスタ食べたからイタリアンはないなぁ」
さて、どうでしょうか?少なからず相手にイラっとしませんか??
このやりとりのイラっとする理由は判断を委ねたくせにその内容に対して文句を言うからですね。
みなさんは上司に判断させているにもかかわらず、その内容に文句を言っていませんか??
「逆らったら面倒だから上司の判断に従う」という判断も自分の判断であり、上司に判断をさせていることになります。
「どうしたらいいですか?」「どっちがいいですか?」という質問も同様です。判断を他人に委ねている行為です。
判断を他人に委ねたのであれば、それに対して文句を言う資格はありません。それが嫌なら自分で判断する、面倒でも自分の意見をぶつける、結果の責任を取る、という覚悟を持ちましょう。
4.上司の意見・価値観を、それはそれで認めよう!
多様性を認める社会を目指そう!なんてよく言われていますが、みなさんは本当に自分と違う価値観の人を認めているでしょうか?
テレビのインタビューとかで若い人たちがおじさんたちに感じることとして「古い考えからアップデートできてない」みたいな話が良く出てきますよね??
その若い人たちも「古い考えを認めて、良いところは取り入れる」ができていない、つまり自分の考えをアップデートできてないんですよね。
僕は20年後・30年後もこの世代間のやりとりは続いていると思っています。多様性を認める社会が良いのではなく、結局自分の考えを認めてほしいだけの人がほとんどだからです。
おじさんたちの考えを認められない(古い考えと吐き捨てる)としたら、恐らく20年後、若い人たちの考えも認められないのでは??と僕は思っています。
そんなおじさん・おばさんにならないためにも、意見そのものではなくなぜこの人はそういう考えに行きつくのかというところに視点を当てる癖を持つと良いと思います。
最後に
なんだよ!結局、管理職の人間が同業者をかばってるだけじゃねーか!と思われたでしょうか??
仕事力の柱の一つであるコミュニケーション力。
コミュニケーションは「歩み寄り」が大事です。向こうが歩み寄ってこないからと言って、自分が歩み寄らなければ何も変わりません。
「人は変えられない」という人が多いですが、解釈を間違っている人が多い気がしています。
価値観を変えるとかは相当な影響力を持っていないとできませんが、自分に対する態度は変えられます。
もしそれさえ不可能なのであれば、恋バナとか成り立たなくないですか?
恋愛相談された時「いや、お前に惚れるかどうかは運ゲーだから何もしなくていいよ」とは答えませんよね?
相談者さんの行動を変えるアドバイスをするのではないでしょうか??
もちろん、それをやったからと言って、必ず振り向いてくれるとは限りません。
相手により良い態度を求めるのであれば、まずは自分から行動すると良い方向に行く可能性があります。
そしてその努力はあなたのコミュニケーション力を高め、コミュニケーション力の高い人たちが集まってくるようになると僕は思っています。