- 投稿日:2024/07/17
- 更新日:2025/09/30

1. はじめに
口座集約を進めていましたが、落とし穴に落ちてしまい再度の銀行口座の開設に追い込まれました。
リベの皆さんが同じ落とし穴に落ちないように体験を共有します。
2. 落とし穴
私の落ちた 落とし穴は「経費等の精算用口座」
そして「経費等の精算用口座」は会社指定の銀行口座のみ対応であったということです。
<経費等>
・出張時の交通宿泊費
・業務物品の立替金
・その他、給与以外の入金
2-1. 会社から振込先の口座について
会社は従業員へ振込を行う場合、振込用途に応じて口座を使い分けていることを今回の件で知りました。
1. 給料の振込をする口座
2. 経費の精算をする口座
会社指定の銀行口座で給与等の振込を受けている場合、この1と2の口座は同じになっていることが多いです。
そのため会社の指定口座で給与を受けていると、経費の精算も給与の一部のように見えていて、まず気づくことはありません。(私も気づかなかったです。)
2-2. 私の場合
1の給与口座はネット銀行へ変更することができました。
しかしながら、経費の精算用口座を変更しなければならない事を知りませんでした。
口座解約後に会社から「経費等の精算の振り込みができない」との連絡を受けて今回の事が発覚しました。
その時に合わせて知った事実は、経費の精算用口座は会社が指定する銀行口座のみということでした。
2-3. 経費の精算用口座を従業員が指定できるのか?
結論:難しそう
私が調べた範囲の情報になります。(専門家ではないので注意してください。)
1の給与口座に関しては原則として従業員が口座の決定権を持っているという根拠を見つけることができました。(労働基準法第24条)
しかし、
2の経費の精算用口座に関して従業員が口座の指定権を有するという根拠や資料を見つけることができませんでした。
むしろ、会社側が経費の精算用口座の指定権を有するとの記事もありました。(手間削減と手数料削減の為)
上記から分かること、経費の精算用口座には注意を払う必要があるということです。
経費の精算用口座の変更ができない場合のB案を準備して対応しましょう。
3. 対策
3-1. 確認しよう!
給与の振込み先の口座を解約する前に下記2点を確認しましょう。
・経費の清算用口座が指定されていないか?
・精算用口座は任意の口座に変更できるのか?
3-2. ダメだった場合
口座はそのまま残して、下記の方法を使ってお金を移動させましょう。
・SBIネット銀行 「定額自動入金サービス」
・楽天銀行 「指定銀行 → 楽天キャッシュ → 楽天銀行」
詳しい方法については他の方のノウハウ図書館の記事に譲ります。
4. さいごに
今回の件で、再び会社が指定する銀行で口座開設を行うことになりました。
手間のかかる失敗でしたが、この失敗の経験が誰かの役に立てば幸いに思います。
「やってダメなら戻せばいい」
「やらない後悔よりも、やって後悔」
お読みいただき、ありがとうございました。
<おまけ> 実体験から感じたこと・・・
「給与口座の切り替えで会社から難色を示された・・・」という話をライブ等でも多く耳にします。
今回の件を経験して、「給与口座」と「経費の精算用口座」の話がミックスされているのではないかと思いました。
「2-3.経費精算用の口座を従業員が指定できるのか?」の話もあり意外と根の深い話だと感じています。
状況に応じて形を変える「水」のように柔軟に対応していきましょう。