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- 投稿日:2024/09/06

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要約
古銭や記念硬貨、切手の相続には「現物分割」「代償分割」「換価分割」の3つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、相続人の意向やコレクションの価値を考慮して最適な分割方法を選ぶことが重要です。メリット、デメリットを比較しながら解説していきます。
はじめに
司法書士事務所に勤務している経験から、様々な相続手続きを担当してきました。今回は「古銭や記念硬貨、切手の相続方法」というテーマについて解説します。
「祖父の遺した記念硬貨のコレクション、どう分ければいいの?」
「亡くなった母が大切にしていた切手アルバム、兄弟で公平に相続できるかしら?」
こんな悩みを抱えている方、いらっしゃいませんか?
これらを相続する際、金銭的価値だけでなく、故人の思い出も含まれた財産になるので、どのように分けていいかわからない方が多いと思います。
今回は、古銭や記念硬貨、切手を相続する際の3つの分割方法について、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。最適な解決策が見つかれば幸いです。それでは詳しくみていきましょう。
記念硬貨や切手は今でも使用できる!?
話の前提として、記念硬貨は「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」において、貨幣として定められているため、すべて通常の貨幣と同じように使用することが可能です。そのため、基本的には、額面通りの金額をもって相続税評価額とします。

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