この記事は最終更新日から1年以上が経過しています
- 投稿日:2024/08/03

この記事は約5分で読めます
14.労務費
労務費とは、製造活動における労働用役の消費に
よって生ずる原価をいう。
材料費のような物的消費(購入した物の消費)
とは異なり、従業員の労働力を消費した後、
対価を後払いする形式になっていることが多い。
ここでの「従業員」には、製造活動の現場作業に
携わる工員だけでなく、工場長などの管理者、
工場事務員などの含まれる。
🟦支払と消費の会計処理
🔶労務費の支払(支給)
労務費の支払額(支給額)は労務費勘定の
借方記入として処理する。
ここでの支払額(支給額)は、所得税源泉徴収額
(所得税預り金)や社会保険料の従業員負担分
(社会保険料預り金)などを天引きする前の
総支給額を意味している。
🔶労務費の消費
労務費の消費額は労務費勘定の貸方記入として
処理するとともに、消費額のうち直接労務費は
仕掛品勘定、間接労務費、製造間接費勘定の
借方記入として処理する。
➡仕掛品勘定または製造間接費勘定に
振り替える
※「労務費」のみならず「賃金」「給料」など、
他の表現を用いることもある。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください